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多くの人に共通する悩み、それは「誰とも戦わずに好きなことで効率的に結果を出す方法があるなら教えてほしい」ということだろう。この悩みの解決法をいま話題のプロデューサー佐久間宣行が指南する本『佐久間宣行のずるい仕事術』がまもなく刊行される。「限られた時間」と「自分の得意」で付加価値を生み、ムダなことはやらずにコスパよく、戦わずしてラクして速く成果を出すための、佐久間流、力の入れ方、力の抜き方とは? 本連載ではこの新刊から内容の一部を先出しで紹介する。
※記事の最後に刊行記念イベントのお知らせがございます。 ● 「運」をばかにしてはいけない 運をバカにしてはいけない。 究極的に仕事はすべて「運」で決まる。 徹底した現実主義で、占いも予言もまったく信じず、30代になるまで初詣にも行ったことがなかった僕がそう言うのだから、間違いない。 それに、いろんな分野でトップに立った人たちのインタビューを読んでみても、異口同音に「自分は運がいい」と書かれている。 僕は運とは、信用の積み重ねだと思っている。 「やりたい仕事に欠員が出て、アサインされた」 「SNSでつながった人が仕事を発注してくれた」 「ダメ元で依頼したら、色よい返事をくれた」 こうした仕事上のラッキーは、じつはただのラッキーじゃない。 「あいつなら」と思われていたり、思い出してもらえたり、ときには恩を感じてくれていたりするから、ラッキーが起こるのだ。 だから「運」と「縁」は、とても近い。 ● 運がいい人の特徴①「愛想がいい」 運は、基本的には自分でコントロールすることができない。 ただし、不意に訪れる運を「落とさない」ようにすることならできる。 運は愛想と誠実さによって架けられた「信用」という名の橋を渡ってやってくる。 だから愛想の悪い人は信用を得られないし、運も来ない。 ちなみにここで言う愛想とは、ヘラヘラすることではない。いついかなるときも機嫌よくフラットでいようとする態度と、それを貫く意志のことだ。 ドラマや漫画で見る「仕事ができる人」は、ツンツンしていて嫌なヤツが多いけど、現実世界の超一流にああいうタイプはほぼいない。 機嫌のムラがあったり横柄だったり不機嫌を露わにする人は、人に信用されないから運が逃げてしまうのだ。 自分の機嫌は自分でとる。これができる人の元に運は来る。
● 運がいい人の特徴②「雑な仕事をしない」 雑な仕事をしないことも運につながる。 万全を期すつもりで、準備を怠らない。不誠実に取り組まない。 「自分は運が悪い」と思って、最悪の事態を想定し、ていねいな準備を怠らないこと。 僕の仕事でいえば、ロケの際は「雨は降るもの」と思って、どんな天候でも100%の番組づくりができるよう、常に、入念に準備してきた。そうした積み重ねが信用となり、運につながっていくのだと思う。 運は、いつどのようにやってくるかわからない。 運が通るための「信用の橋」をコツコツと架けておけば、忘れたころに、「こんなところからやってきたのか!」とおどろくような運の来訪があるだろう。
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<転載終わり>
この記事には「仕事は運で決まる」とありますが、確かにそれは言えると思います。
運を良くする秘訣をまとめてみたいと思います。
1.運とは信用の積み重ね
2.愛想が良い
3.自分の機嫌を自分でとれる
4.雑な仕事をしない
信用を得る基礎としては、「身口意」の一致が必要だと思います。
言ってることと、やってることが違っていては、信用されませんね。
また、運は他力とも言えると思います。
上司に信頼されて仕事を任せられたり、昇進したりもします。それはある意味他力ですね。
ネットで商品を販売するときでも、注文はお客さんから来ます。これも他力です。
普段から会社や家族など、自分の近くにいる人を大事にすることにより、他力が働くように思います。
そういう意味で人は生かされているのですね。
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