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「民主党の暗黙の了解:ポスト菅総理に前原氏を選出しない」 新ベンチャー革命

2011-09-02 21:31:55 | 政治・社会

<新ベンチャー革命より記事転載>

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民主党の暗黙の了解:ポスト菅総理に前原氏を選出しない 
 
1.民主党代表選におけるNHKの大暴走への批判高まる
 
 本ブログ前号(注1)にて、2011829日の民主党代表選挙におけるNHK政治部報道の大暴走について取り上げました。
 
 本件に関するNHK批判はネットで拡がる一方です。筆者もこのNHK生中継を観ていましたが、決選投票に入ってからのNHKの動きは尋常ではありませんでした。NHKのナレーションを聴いていると、決選投票が始まる前に、野田氏で決まりであるかのような印象を持ちました。
 
 そういえば、選挙の行われた日の朝、民放の番組で、民主代表選は決選投票になる見通しであり、決選投票となったら初回投票の1位より2位の方が有利になる見通しだと報じていました。この報道も、民主議員に一定の影響を与えています。選挙当日朝の時点で、民主党最多数の小沢・鳩山グループが海江田氏に投票することはわかっており、1位が海江田氏であることはほぼ確定していました。ただ、1回目の投票にて海江田氏が単独過半数を取るのは難しいこともわかっていました。そこで、選挙直前の焦点は、誰が2位となるかであり、野田氏か前原氏が2位になると予想されていたわけです。そして1位ではなく、2位になった人物が次期総理になるということもわかっていました。 
 
2.同じ穴のムジナである野田氏と前原氏はなぜ、事前調整しなかったのか
 
 菅総理の辞任が決まった後、マスコミは野田氏ヨイショのキャンペーンを張っていました。ところが、野田氏では世論の関心が高まらず、誰かの指示なのか、当初、出馬を見送っていた前原氏が急遽、出馬表明しました。すると、マスコミはとたんに、前原ヨイショに鞍替え、早速、次期総理の国民人気調査を頻発、国民人気は前原にありと盛んに報じ始めました。
 
 この段階で、野田氏と前原氏が調整して、野田氏が降りる可能性もあり、マスコミはその方向でキャンペーンを張っていましたが、結局、野田氏は降りなかったわけですが、この事実は極めて重要です。
 
3.もし、野田氏が事前に降りていれば前原氏が総理になったか?
 
 今回の代表選では、決選投票になることは、事前に読めていたわけで、次期総理になる2位を野田氏にするか、前原氏にするかが、民主党にとって重大問題だったのです。そして、党内にて密かに内部調整が行われ、結局、党として、野田氏を2位するとほぼ決めていたことになります。
 
 3位以下の候補者に投票した議員は、決選投票になったら、誰に入れるか、予めほぼ決めていたと思われます。その意味で、今回の代表選にて浮動票は極めて少なかったと思われます。
 
 そして、野田氏も前原氏も事前に、上記の党の暗黙の大方針はわかっていたはずです。
 
4.民主党の大方針:ポスト菅総理に前原氏を選出しない
 
 今回の民主党の暗黙の大方針、それは、野田氏を次期総理にするというより、むしろ、“前原氏を次期総理にしない”というものだったのではないでしょうか。
 
 海江田vs野田の決選投票の結果(45vs 55)(注1)から、民主党内の親小沢議員は派閥単位では最大ですが、過半数に達しないことは選挙前から、党内ではほぼ読めていたはずです。そこで、小沢・鳩山コンビは、ポスト菅に親小沢以外の総理就任を甘受する代わり、前原総理シナリオ拒否を条件に出したのではないでしょうか。そのことは、選挙前、前原氏出馬に接して、小沢氏が『前原総理となったら日本が潰れる!』とつぶやいた事実(注1、注2)から裏付けできます。
 
5.米国戦争屋の極東戦略を読めているのはやはり小沢氏のみ
 
 上記の小沢氏の短いつぶやきから、小沢氏の情勢判断が的確であることが手に取るようによくわかります。小沢氏は、前原氏が総理になったら、近未来の日本に何が起きるかがクリヤーに想像できているということです。
 
 小沢氏は独自ルートから、3.11事件の真相を知っていると思われます、だから、上記のつぶやきが出たわけで、小沢氏関係者から、国民にそれとなくリークされたのでしょう。
 
 ただし、大手マスコミのみから情報を取る国民多数派は、上記、小沢氏のつぶやきの意味するところはチンプンカンプンでしょう。
 
 この小沢氏の重大なつぶやきにもかかわらず、悪徳ペンタゴン・マスコミは、選挙前、連日、前原ヨイショ・キャンペーンを展開していたのです。
 
 悪徳ペンタゴン・マスコミの雄・フジテレビの世論調査にて、次期総理に前原氏という回答が53%、海江田氏6.2%、野田氏5.0%と出ていました。
 
 この結果は、フジテレビの捏造というより、2009年の政権交代以降から続く悪徳マスコミの長期的な前原ヒーロー化キャンペーンのプロパガンダ効果とみなせます。
 
 いずれにしても、大手マスコミのプロパガンダに依然、国民多数派が易々と引っ掛かるということです、ほんとうに情けない日本です。
 
なお、上記、悪徳ペンタゴン日本人および彼らを動かす米国戦争屋の定義は、本ブログのNo.225の注記をご覧ください。
 
 ちなみに、野田氏が代表に選出されたら真っ先に中国・温家宝首相から祝電が届いたそうですが、中国政府は前原氏が選出されなかったのでホッと胸を撫で下ろしているのでしょう。
 
6.米戦争屋は配下の日本の大手マスコミにどのような指令をだしているのか
 
 米戦争屋は、ポスト菅を前原総理にして、極東戦争に持ち込むシナリオを前々からもっていると思われます。このシナリオは政権交代直後から計画されているものです。だから、悪徳マスコミは盛んに前原ヒーロー化のプロパガンダを続けてきたのです。この意味で、日本の大手マスコミはNHKも含めて、日本の報道機関というより、事実上、米戦争屋所有の報道機関と思った方が間違いありません。
 
 今回の選挙にて前原総理シナリオ阻止に動いた主役は小沢氏でしょうから、大手マスコミにとって、小沢氏は天敵になります。上記、NHKの大暴走は小沢氏を敵視していることから起きたものです。
 
 前原総理シナリオを潰された米戦争屋が今後、小沢氏にどのような反撃もしくは仕返しをしてくるか、小沢氏はそれを十分覚悟しているでしょう。ただ、米戦争屋は米国内でも窮地に追い込まれているので、対・小沢陥穽工作に関して、2009年の政権交代時ほどの勢いは今なさそうに見えます。それより、3.11事件の真相が日本国民にばれる方を心配しているかもしれません。
 
<転載終わり>
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 新ベンチャー革命さんの見方が正しいかとうかは分かりませんが、少なくともアメリカは親米の前原氏に総理になって欲しかったでしょうし、中国は前原氏にだけはなって欲しくなかったと思います。野田氏ということで、とりあえず、中国はホッとしているように思います。野田氏も親米ですので、アメリカも、まあいいだろうと思っているように思います。丁度いい落とし処となったようです。
 
 
 
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