2018年12月、「ザ・フナイ」に不思議の会の横田代表の記事が掲載されているのを見つけ、読んで
みました。その中で、業謝(ごうしゃ)について書かれていました。指先で皮膚を軽
くさすると、潜在意識がクリーニングされるということでした。
不思議の会のホームページを見てみると、業謝について詳しく説明されていました。
自分の業を浄化することができれば、面白い展開が待っているのではないかと感じ、
業謝を受けてみたいと思いました。そこで不思議の会のホームページから、業謝に
ついて問い合わせてみました。後日メールでご連絡をいただき、東京で業謝をして
いただけることになりました。
2019年1月21日の午後3時から、横田代表より業謝をしていただきました。痛いとは
聞いていましたが、かなりの痛さで、うなりました。軽く指先で皮膚をさするだけ
なのですが、とにかく痛いのです。特に、太ももの外側とお腹が強烈でした。自分
の中にある業が出されるのを拒んで、痛さを捏造しているのだそうです。
なんとか業謝が終わり、別の部屋で体を見てみると、真っ赤な業謝の跡が出ていました。
物理的に皮膚が傷ついているわけではないので、お風呂に入ってもしみることはあり
ませんでした。業の跡は一週間ほどでほとんど消えました。
その後も定期的に業謝を受けています。
以下、不思議の会のホームページから、業謝行について引用させていただきます。
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業謝とは、皮膚を指先で軽擦するだけで皮膚を通して、人間の潜在意識をクリー
ニングする技法です。横田和典師が、業捨師・谷原弘倫先生とのご縁によって
伝授された「業捨行」を基に、生理学、心理学、整体学、経絡理論などの観点
を取り入れながら、自己の真諦(真実の姿)に気づく身体技法として「業謝行」
を創始するに至りました。
【業捨とは】
業捨行は、弘法大師・空海が中国から持ち帰った、密教の法力を源とする行法。弘法大師・空海は仏門に帰依する修行者に対して、心身に付着して
しまっている業を、密教の法力を以て捨て去らせ、修行者の仏門修行を
滞りなく成就させる為の行として、その法力を発揮されました。
その空海による密教の技法を独自の観点で現代に復元させた、谷原
弘倫先生が「業を捨てさせる技法」である為「業捨(ごうしゃ)」
と名付けられました。
■参考図書:
●「空海の法力で治す」(すばる書房刊)
●「業捨」(すばる書房刊)
業謝の誕生した経緯
ー業捨師・谷原弘倫師との出会い
業謝のルーツは谷原弘倫師が昭和56年に創始された「業捨(ごうしゃ)」に
あります。以下、横田師の経験談です。
『私は、業捨行をご自身のご著書でも紹介されている、世界的物理学者
である保江邦夫先生にご縁を頂き、武道の恩師である山﨑博通先生のご
紹介を経て、谷原弘倫先生から直接拝受させて頂きました。
●保江邦夫先生のご著書であり、業捨についてのエピソードやご考察
などがつづられている書籍は下記の通り
初めて谷原先生にお会いした時、谷原先生は睨み付ける様な目で、
「あんた余り業が無いようやけど何しに来たの?」と聞かれました。
そのタイミングでご丁寧に山崎博通先生が私の素性を説明して下さ
いました。すると谷原先生は快く業捨をして下さりました。
業捨の時間は1時間半ほど続き、有り難い事に、その間に業捨に
関するあらゆるお話しをして下さいました。今思えば有り難いと
同時に、何故あそこまで深いお話しをされたのか不思議です。
そして、業捨が終わった時に私の目を見つめ「横田さんあなた
業捨が出来る様になっているからやってみなさい。最初は真似
ごとで良いからやりなさい。」と言われ、ご自身の腕を差し
出され私に業捨の真似ごとをさせて下さいました。
その時に「そうそう。やっぱり出来てる。ドンドンやりなさい。」
と仰り、帰り際には「また遊びに来て下さい。」と言われました。
谷原先生のお話しで特に印象的だったのは、「業捨は霊能力や
不思議なものじゃない。血管の掃除をしているだけ。血管の掃除
だけで某大学病院の下請けもやってるの(笑)。どれだけ、医療が
発展しても、身体の中の「流れ」が詰まっとったら何にも
なりゃせん。私は有名なお医者にも『不思議な力を手に入れるには
どうすれば良いですか?』って聞かれるけど、そんなもん無いし、
あってもそんなもんに手を出したらいかんって言うんや」と言われ
たことです。
谷原先生は霊能者や不可思議現象を起こす方々を余り良く思って
おられず、医師にも多く頼られる為か、経験的なものだけでは無く
医学的知識も豊富で、業捨を冷静に考察されていました。
業捨をさせていただくことに―そして業捨から、業謝へ
谷原先生のお言葉を頂いても、暫くは業捨をしなかったのですが、
様々な不思議現象が起こり、自然な流れで業捨をしなくてはいけ
ない状況になりました。
業捨をすると本当に不思議な事が起こります。
保江邦夫先生がご著書で紹介されている通り、病気が快方に向かう
だけではなく、その人の運命が変わり、周りの人達が変わるのです。
また受けたその人の病気が治ったり、トラブルが解消されるだけ
ではなく、受けた方にご縁のある人達にも変化の流れが起きはじめ
ました。
身体内の氣、血液の流れの変化が、身体外(日常生活)に転写される
のです。 あらゆる精神世界で言われる事を、クライアントさん達が
体験を通して教えて下さるのです。
谷原先生もご自身の著書にも書かれているのですが「業とは個人
のもの」とあり、私も最初はそう考えていましたが、現実の現象を
丁寧にみてみると、業は仏教の「諸法無我」の教えの通り、全て
の業は繋がっています。
そういった観点を基に、東洋医学における経絡理論や解剖学、
生理学、免疫学の観点から皮膚について研究し、また皮膚と意識
との繋がりを追及するために、集合的無意識における深層心理学や、
仏教における唯識論、また野口整体などの各種身体技法からも業捨
を見直しました。その結果、皮膚と潜在意識の関係性に気付き、
更に古神道の秘儀に触れる機会をいただく中で、私は「業」に対する
考察を深め、ある考えに至りました。
それは、業捨では、業を悪いものと捉え、「捨てるべきもの」 とする
が、業は捨てるべき不要なものではなく、今までの人生で自分を影から
支え、守ってくれた存在であるということです。
それを気付かせてくれたのが、ある武の達人と、古神道の秘技を極めら
れた神官の共通した、業捨中の反応でした。普通、業捨を受けると業覚
による痛みから痛みを訴えるか、黙って耐えられるかの反応ですが、
お二人は違いました。
業捨の最初から最後まで、業覚(業が認識される、痛みの体感覚)を
感じられる度に「有り難うございます。」を唱えられていたのです。
お二人にお聞きすると、業に感謝して有り難うございますと唱えると、
苦痛は軽減され何も考えられなくなると言われました。
今まで自分を生かしてくれた業の真意を理解し、業と対立し排除する
時代から、業に対して感謝する時代へとすでに移行したことを感じた
私は、谷原先生より拝受した「業捨」に敬意を表し、同じ音(コト
ダマ)の「業謝」へと、謹んで改名するに至りました。
負を正のエネルギーリサイクルするのが、「業謝行」なのです。
なぜ“奇跡的治癒”があるのか?
ー手を当てて、「症状を作ってくれて有り難う」と思う
これまで数多くのクライアントさんと治療現場で向き合っていくうちに、
気付かせていただいたことがあります。それは、「なぜ人は病気になる
のか?人にはなぜ奇跡的治癒があるのか?」ということです。
私もかつて、それまでの治療の方向性に迷い、壁にぶつかっていた時が
ありました。というのも、治療家である自分自身が身体を壊してしまっ
たからです。そんな時、私の武の恩師が講師を務められる講習会に参加
しました。その時、檀上で師はこうおっしゃいました。
「道を極め天地一体となれば、理論や技術を越えた、自然治癒力を引き出
す事の出来る『手』は自然と養われるのではないか?」と。
その言葉を受け、私はこれまでの考え方を大きく方向転換をすることに
なりました。私は、 テクニックを追い求め続け自分自身の身体を壊して
しまっていました。しかしそれは、病気が悪いという意識が自分の中に
あるからだということに思い至ったのです。
病気は、「悪い」ものではありません。整体・療術の大家である故・
野口晴哉師は「病を経過させる」との金言を残されました。すなわち、
病を排除、根絶するのではなく、うまく経過させることが本来のある
べき病に対するアプローチだということに気が付いたのです。
テクニックではなく、症状をデザインしてくれた、大いなる存在に
感謝する。クライアントさんの体に手を当てて「症状を作ってくれ
て有り難うございます。○○さん(クライアントさん)に代わって、
今まで労らなくてごめんなさい。」と相手の肉体意識(潜在意識)に
感謝するのです。そうすると、自ずと病はうまく経過していきます。
また何よりもクライアントさんが感謝の気持ちに観応して安心感を感じ、
そのことによりクライアントさんの周りで起こるべきこと(必然の流れ)
が起こり、結果として短時間で病は経過します。これが、「奇跡的治癒」
と呼ばれる由縁です。クライアントさんがそうした病の経過経験を積み
重ねていくことで、受け入れる心が養われます。すると、自ずとクライ
アントさん自身の人生観が変わり、運が開けていくようになりました。