キュルキュルおじいちゃんの大冒険

晴れて愛車の走行距離が大台

200,000km

に到達した。
来るか来るかと固唾を飲んで待っていた。カウントダウンが始まった残り10kmからはほぼ前を見ずにメーター9割前方1割の視野で運転していた。

そんな事故る危険も乗り越え、遂にその記念碑まで到達した瞬間には大きなバス停による路肩にゆっくり停まる事ができた。

残念ながら楽しい旅路の途中ではなく、日常の通勤時間にその瞬間が訪れてしまったのだ。それもまた、それだ。

遊びも死ぬ程駆け抜けた相棒。日常の勤務も連れ添って来た。ある意味バディだ。

雪の日に松の林に突っ込んだ事もあった。対向車も来ず無事に柔らかく突っ込んだ。

思えば何度も命を救ってくれていた。
ある日エンジンの不調を訴えて力尽きたのが自宅前だった時は、安全と気遣いを見せた。

当然、歴戦の遊び団体「いちプロ」の企画の大半がジーノ君ありきの企画が多かった。

カントリーサインも4日間死ぬ程走った。お遍路も。富士山下見も。

遊びも仕事も、ズーッと一緒。ある意味スターウォーズのC3POやR2-D2が見てきたサーガのようだ。

今はパール塗装に高圧洗浄機をぶち当てても黒く汚れがこびりついている。たわしなんぞジャ取れない位。

おじいちゃんのシワシワの手の黒ずみのようだ。

たまに4500R/M位でキュルキュル悲鳴をあげるがそれ以外はスムーズな動きを見せる。

オイル交換も終えてキュルキュルは減ったが、ヤッパリちょいキュる。

200,000も走ればあのボルトもＱちゃんもキュルキュル言うぜ。

最近はキュルキュルにも慣れ、もう少し頑張れ～っと応援している。

目指すは250,000kmだ。キュる。