ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

あの記憶、こんな日は特に蘇る

2013-12-29 | 雑念
今朝は薩摩の国道沿いの田んぼにはうっすら白い雪が降りかかっている。

1度体験したことは人間忘れないもので、それが恐怖である場合はなおさらだ。

恐怖と言っても幽霊や雪男などではなく、リアルな手応えのある

G

だ。グラビティである。
そう僕のゼロ・グラビティ。

ある雪の降る日。
積雪は10cm以上になり、
薩摩では珍しく銀世界になっていた。
そして、

滑った

このブログでも何度も書いてきた。
その詳細は割愛するが、
まぁー奇跡のようなフィギュアスケートである。真央ちゃんのようにトリプルアクセルまでは程遠い、回転不足であった。

無回転のまま森に突っ込んだ。

その恐怖。
それは瞬間には感じない。
滑って行く時は

気持ちいい~

とまで感じていた。
そう、脳からドーパミンが出たのだろう。死を覚悟するザワッという感じ。

そしてその記憶はメモリーに刻み込まれる。
違う道路を走っていても。

アスファルトが一瞬キラッと凍っているような錯覚が幻像となって脳裏をよぎる。

道路は濡れていて、
道路脇にうっすら白い雪がまぶされるあの気候でも感覚が蘇る。

ザワッ

タイヤがスタッドレスだろうが、
装着用チェーンを常備していようが関係ない。

ザワッ、はいつでも忍び寄る。
空調の隙間から手足にまとわりついてくる。

黒い煙が身体中に巻きついて、
体全体を締め付ける。
そしてありもしない嫌なイメージをまぶたの裏に映し出す。

年末は寒い。
2014年は寒い新年を迎えそうだ。