雨に誘われて寝込む。

本格的な病人

咳は連続で出る。
熱は計らないから分からない。
身体のだるさ。

寝込む。
それしかできない。
「どうして寝込むの？」と王子さまが聞いてくる。僕は「しんどいからさ」と答えると、つまらなそうに遠くに行ってしまった。

そう。僕だって休日を寝込む事に使いたくはない。でも疲れはひょっとして自分の中に蓄積されていたのかもしれない。免疫力が下がって風邪などに侵されてしまう。

葛根湯をかっこんだ。
まずい。言っていることが不味い。
しょーもないことを言っている暇があるなら少しでも目を閉じて休養しろ！

でも学校に行かなくていい少年のようにゲームを取り出して1日やりまくり、とか。

「なんでゲームなんかするの？」
「面白いからさ」
「花の匂いを嗅いだり、羊の世話をするよりも？」
「そんなこと全然面白くないよ」
また悲しそうに王子さまは遠くへ行ってしまった。

ゲームは暇つぶしさ。
花の匂いを嗅いだり、羊の世話をする方が楽しいんだ。だけど風邪をひいているから匂いもわからないし、羊の世話をするほどの元気がないのさ。

風邪が治ったら美しい花の匂いでも嗅ぎに出かけたり、羊に草をあげたりしに行くさ。

その時は一緒に行こう！
楽しいことはみんなで。

「星の王子さま」を読んだ。
面白かった。宮崎駿がアニメ化して欲しいくらい。子供向けじゃなく作って欲しい。