本日の収穫物。
ちょっと多すぎたかも
『分別のある』とか『大人の』みたいなことを書いてきたけど、結局、欲タガリの本性は隠せないようですね。
手前から、アイコ、赤コゴミ、コゴミ、ウルイ、フキノトウの5種類。本日は、長時間に及ぶ山業(+神経をすり減らす採取)だったので、かなりくたびれているんだけど、何とか調理しなければなるまい。それぞれが、『初物』だったり『高品質』だったりと魅力たっぷりなんだけど、とにもかくにも、食卓に上るところまでは責任を果たさねばならない。気合いを入れて収穫物との戦いが始まる。
そして、この中で一番やってみたかったのが、赤コゴミの食べ比べなんです。
赤コゴミという山菜、ゼンマイほどメジャーではないけれど、一度食べたら山菜の王様に格上げされてしまうほどに美味しい野草です。ただ、個体毎の個性のせいなのか、育つ環境のせいなのか、場所によって見た目が大きく変わってしまいます。
これが、普通の赤コゴミ(茎が茶色っぽい)
でも、場所によっては、
青(黄緑)っぽい色になります
学名としては、どちらも『キヨタキシダ』です。それなのに、山菜採りの人々は、『赤』だけを採るみたいです。マタギとしては、「どちらも同じ種なんだから、公平に収穫して公平に楽しみたい。」と思うんですよ。
そこで、今回は、両方を同じように調理して、味に違いがあるのか、青い方に問題があるのか無いのか確かめてみたいと思ったんです。
それでは始めます。
≪赤コゴミ料理≫(食べ比べ)
下ごしらえと調理の部
・収穫物を『赤』と『青』とに分けました(中間色は『青』の方へ)
・大半の『赤』コゴミは、茹でて干しました(二鍋分あった)
・残りの『青』と『赤』の赤コゴミを茹でます(各4分)
※『青コゴミ』(クサソテツ)ではありません。『青っぽい赤コゴミ』(キヨタキシダ)です。くれぐれもお間違いのないように。
おひたし状態になりました
ちょっと食べてみたけど、違いはなし(従って、結論は出てます)。それでも、念のために、味付けをして食べ比べてみます。
画像の右上になります
ゴマ和え・出汁醤油とマヨのブレンド・醤油味と試してみたけど、どちらも、こってりとした独特の味わいを楽しむことができました。
間違いありませんね。
赤くたって青くたって赤コゴミは美味しい。
従って、今後も選り好みせずに収穫して楽しむことにします。
山の神様、今後ともよろしくお願いいたします。
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