2日後に計画していたS川への山菜採りが、諸般の事情により4日後に延期になってしまった。ポッカリと空いてしまった1日をどう過ごすか。色々考えたんだけど、辿り着いた結論は、『採れる山菜を採れるうちに採る』ということになった。
今年の体調だと、これから本格シーズンを迎える湯殿山でのタケノコ採りは難しそうだ。だったら、今、採れる場所で採れるだけ採っておくべきだ。こう考えたのだ。
で、4日後にスライドした採り場には手を付けずに、そっとしておきたいから別の場所を考えなければならない。どうする?
ポクポクポクポク チ~ン
≪S川と同じ山域のN川≫
あんまり詳しく語りたくないが、同じ山域ならば、『自然環境も近い = 同じ山菜を狙える』から。そして、N川でめざすポイントは、S川よりも***だから。ここまで、地図を読み解きながら辿り着いた結論である(これを、人は妄想と呼ぶ)。
同じく時間が空いたA氏と連絡を取り、一緒に遊びに出掛けてみた。当日は、
イタドリ、タラノメと下弦の月と
スペシャルな好天に恵まれた。しかし、
道路が決壊
そんなに古くないから、これも去年の集中豪雨によるものかな。最新の地図には、この先に数軒の建物が記載されていたけれど、これで生活できるのかなあ。少々の不安を抱きながら、我々も車を降りて歩きに切り替える。
残っていた建物
道の先には、建物が2つ。周辺の下草刈りを終えた気配はあるが、定住している人間はいないようだ。
下枝がきちんと刈り込まれた杉林
おそらく、特定の季節だけここにやって来て生業を営んでいるのだろう。
道路の決壊によるものか、それ以前からなのか分からないが、地図に載っていた集落は消滅してしまっているようだ。一抹の感傷。
先に進むと、ワラビ畑。これも、育てているわけね。もちろん、我々は手を出しません。大体の状況が把握できたので、引き返す。この地の人々の迷惑にならないように、沢筋のタケノコを中心に少しだけ戴いて帰りましょう。
・・と思ったんだけど、意外といいのが出ていたんですよ。
あっちにも
こっちにも
そっちにも
出ていたんで、喜んで貰ってきてしまいました。最初に書いた『妄想』は、ほぼ当たりだったみたいで、結構な収穫になりました。
ちょっとだけ言い訳しておきます。山菜は、採りすぎるとやせ細ったり出なくなったりするものです。だけど、全く手を出さないでいると、新芽が密になりすぎたり他の植物に侵食されたりして、これまた出なくなります。その辺のバランスを意識しながら採らないと、自然からの恩恵を長く受け取ることが出来ないのです。
初めて入ったこの地は、人が住まなくなったことによって、バランスの取れなくなりつつある場所が増えてきているように感じました。
人が戻ってくることを求めるのは無理ですが、この地を忘れずに通い、豊かな自然がバランス良く保たれることを願います。
タニウツギ
花盛りになりつつあるタニウツギに見送られて廃村をあとにしました。
ここでも見守って下さっていた山の神様、ありがとうございました。どうか、末永く豊かな土地であり続けますように。
今年の体調だと、これから本格シーズンを迎える湯殿山でのタケノコ採りは難しそうだ。だったら、今、採れる場所で採れるだけ採っておくべきだ。こう考えたのだ。
で、4日後にスライドした採り場には手を付けずに、そっとしておきたいから別の場所を考えなければならない。どうする?
ポクポクポクポク チ~ン
≪S川と同じ山域のN川≫
あんまり詳しく語りたくないが、同じ山域ならば、『自然環境も近い = 同じ山菜を狙える』から。そして、N川でめざすポイントは、S川よりも***だから。ここまで、地図を読み解きながら辿り着いた結論である(これを、人は妄想と呼ぶ)。
同じく時間が空いたA氏と連絡を取り、一緒に遊びに出掛けてみた。当日は、
イタドリ、タラノメと下弦の月と
スペシャルな好天に恵まれた。しかし、
道路が決壊
そんなに古くないから、これも去年の集中豪雨によるものかな。最新の地図には、この先に数軒の建物が記載されていたけれど、これで生活できるのかなあ。少々の不安を抱きながら、我々も車を降りて歩きに切り替える。
残っていた建物
道の先には、建物が2つ。周辺の下草刈りを終えた気配はあるが、定住している人間はいないようだ。
下枝がきちんと刈り込まれた杉林
おそらく、特定の季節だけここにやって来て生業を営んでいるのだろう。
道路の決壊によるものか、それ以前からなのか分からないが、地図に載っていた集落は消滅してしまっているようだ。一抹の感傷。
先に進むと、ワラビ畑。これも、育てているわけね。もちろん、我々は手を出しません。大体の状況が把握できたので、引き返す。この地の人々の迷惑にならないように、沢筋のタケノコを中心に少しだけ戴いて帰りましょう。
・・と思ったんだけど、意外といいのが出ていたんですよ。
あっちにも
こっちにも
そっちにも
出ていたんで、喜んで貰ってきてしまいました。最初に書いた『妄想』は、ほぼ当たりだったみたいで、結構な収穫になりました。
ちょっとだけ言い訳しておきます。山菜は、採りすぎるとやせ細ったり出なくなったりするものです。だけど、全く手を出さないでいると、新芽が密になりすぎたり他の植物に侵食されたりして、これまた出なくなります。その辺のバランスを意識しながら採らないと、自然からの恩恵を長く受け取ることが出来ないのです。
初めて入ったこの地は、人が住まなくなったことによって、バランスの取れなくなりつつある場所が増えてきているように感じました。
人が戻ってくることを求めるのは無理ですが、この地を忘れずに通い、豊かな自然がバランス良く保たれることを願います。
タニウツギ
花盛りになりつつあるタニウツギに見送られて廃村をあとにしました。
ここでも見守って下さっていた山の神様、ありがとうございました。どうか、末永く豊かな土地であり続けますように。
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