せっかく連れ帰った孟宗ちゃん
職場の竹林からせっかくいただいてきたタケノコなんです。だけど、調理が終わらないうちに『聖地巡礼』に出かけてしまったものだから、台所というか、マタギの調理計画は、素材過多でパニックに近い状態。このピンチをどう乗り切ったかを記録しておきます。
孟宗ちゃんを持ち帰った時点で、翌日の日程が決まっていたので、やれる限りのことをやっておくことにしました。残念ながら、孟宗竹の料理の場合、その日のうちには完結しないんです。
そうして、なんだかんだといろいろあって、最終的に出来上がった料理は、
≪タケノコの土佐煮≫
タケノコは、収穫してから時間を経るにしたがってエグ味が増してしまうらしい(これは普段採ってるネマガリタケと同じ)ので、アク抜きだけは、やっておくべきだろう。
下ごしらえの部
・外側の皮を3枚ほど剥きます
すると、根元から張り出そうとしている新しい根っこのボツボツが姿を現します。
・このボツボツを削ぎ落とします
こんな感じ
・今度は逆に先端部を切り落として、縦に切れ込みを入れます
こんな感じ(米ぬか汁が染み込めば良い)
・鍋に並べてヒタヒタ以上の水を汲みます
ここに水を汲んだら
・茶碗1杯分くらいの米ぬかを入れて加熱開始
・沸騰したら火を弱めて落とし蓋。そのまま40分待ちました。
・火を止めたら固そうな場所を狙って竹串をグサリ
・念のため別のやつでも試してみました
※すんなり刺さったので、加熱は終了。一夜待ちます。
一夜ということは、その頃には、I川に出かけて不在になるということなんです。ま、この辺はどうしようもないって言うか、この過程に長い時間をかけても、よりアクが抜けてくれるから問題ないんじゃないかなと前向きに判断。
そうして翌日は、山遊びと持ち帰った収穫物の調理でいっぱい一杯。孟宗ちゃんには、手が出せませんでした(ゴメン)。
さらに次の日は、午前中、競技会の運営手伝いがあったので、冷水に移しかえて冷蔵庫で待機してもらいました(妻よありがとう!)。そうして、お待たせしました。ようやく調理に入ります。
調理の部
・タケノコは皮を剥いたら、根元と先端とに分けて、根元は5ミリ幅の銀杏切り、先端は食べやすい幅のくし切りにしました
・調味料の分量は、タケノコ550gに対して、みりん80g醤油60g砂糖40g。更に顆粒出汁を小さじ1加えて煮込んでみました
・混ぜながら沸騰するのを待ちました
・沸騰したら火を弱めて落とし蓋をして6分
・蓋を外して、かつお節10gを追加。更に5分ほど煮ました。
味が良く染み込むように、冷めるまでじっくり待ちます。夕食時に試食。
なかなか美味しく仕上がりました
これなら、職場の皆さんも喜んで食べてくれるんじゃないかな。半分ほど持って行くことにしましょう。
みんなも味わって下さいネ
皮を使ってメンマも作ったんだけど、ここまでの説明が、かなり長くなってしまいました。ここから先については、今後機会があったら紹介させて戴きます。悪しからず。
タケノコの土佐煮は、職場でも大好評でした。喜んで貰えてよかった。
職場の竹林の神様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
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