収穫してきたハナビラタケについては、今日やれることは全てやった。次のキノコは、チチタケだ。
実はこのキノコ、毎年この時期に出会っているんだけど、連れ帰ったことがない。理由の一番は、あんまり沢山は採れないから。このキノコ、栃木県民から、こよなく愛されていると聞いているんですけど、山形県民のマタギが食べてみてもいいキノコです。山の中に泊まって遊んでいた頃には、見つけたら味噌汁に入れて楽しんでいました。すごく美味しいキノコです。今回は、たまたま、まとまった収穫になったので連れてきたのであります。
とりあえず適当な大きさに切って虫だし
どうやって戴こうかな。採ってるときには、『味噌汁の具』と考えていたんだけど、ちょっと多いですね。
ポクポクポクポク チ~ン
≪チチタケとナスの炒め煮≫
頭で考えただけでは思いつかないので、キノコ料理の本とかネットとかを調べていったら、『ナス炒め』という食べ方に出会った。
おおっ、これだ!本来は、トビタケを収穫して『ナス炒め』にするはずだったんだから、丁度いいじゃないか。トビタケをチチタケに切り替えて調理してみることにした。
下ごしらえの部
・上の写真のように食べやすい大きさに切って、虫出しと汚れ落としをしました
※本体から出てくる乳液に汚れが付きやすいので、丁寧に洗います
※小さい個体でも、半分ぐらいに分けた方が味が馴染みやすいかも
・ナスも食べやすい大きさに乱切り。水にさらしておきます
調理の部
・中華鍋にゴマ油とサラダ油を適量敷いて熱します
・準備しておいたナスとチチタケを投入。高温で炒めます
・油が回ったらだし汁1カップを加えて
・酒醤油みりん各大さじ2も回しかけて
強火で煮詰めたけど、火加減には自信なし
・チチタケが硬そうに見えたので、蓋をして数分、蒸し煮のようにしてみました
・その後、蓋を開けて混ぜながら水分を飛ばしていくと
味が染み込んだ感じ
器に盛り付けて常備菜の出来上がり
摘まみ食いをしてみての感想。味は、トビタケよりもずっと豊かだと思います。ただ、歯切れというか食感は、トビタケの方が上。
そもそも、チチタケはボソボソした食感のキノコなんですが、炒めて煮詰めることで締まりが出てきます。でも、そこにも限界がありますね。まあ、このぐらいの差は、キノコの個性というところでしょうか。美味しく出来たんだからOKですね。
山の神様に感謝を込めて、いただきます。これからしばらくの間お世話になりますね。
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