今回、常備菜として砂肝料理を作ったのと並行して一部山菜を戻すことにした。
一つ目は、冷凍保存しておいたコゴミ。これは、春が近づいてきたから少しずつ料理して、次の収穫に備えるため。
もう一つは、塩漬けしておいたミズコブ。こちらの収穫は秋なので、まだ早いと言えば早いのだが、初めて試した保存方法がうまくいっているかどうか気になって仕方がなかったので戻すことにした。
秋の山菜なんですけど・・・
ミズコブについては、忘れられない出会いがあった。マタギの地元に『出羽屋』という山菜料理の老舗がある。そこでミズコブ料理というものを初めて食べた。そして、その美味しさに感動したのが、今から30年以上前。
いろいろ学ばせてもらった老舗(画像はお借りしました)
その後、渓流釣りでミズコブを見つけると、帰りに少しもらってくるようになった。その最初の時、調理方法が分からず、『出羽屋』に電話をかけて聞いたところ、主人が電話に出てくれて、調理の仕方や保存の仕方を丁寧に教えてくれたのだ。人気があるし、老舗の山菜料理店だから、忙しかったのではないかと思うのだが、どこの馬の骨ともしれないマタギに、ご主人直々の対応。いたく感激したことが忘れられずにいる(その節には、本当にありがとうございました)。
その時、調理方法と一緒に教えていただいた保存方法が塩漬けで、今回、30数年ぶりに初挑戦したのだった。
さて、ちゃんと保存できているかな?
・袋に小分けして保存しておいたうちの一つを開けてみました
※秋に塩漬けした時に浮き出てきた水分は、だいたい抜いて、本漬けしてあります
・軽く洗って、塩を流し落とすと
・沸騰させた銅鍋のお湯に投入
・再沸騰させて1分ぐらいしたら火から下ろして完全に冷めるのを待ちます
・冷めたら一度水を取り替えて、食べやすい長さに切って
・これから2~3日で食べる分(左)ともう少し後から食べる分とに分けました
・本日以降分には、策を弄さず出汁醤油だけかけて浅漬けにしてみました
そして、夕食時。
やっぱり旨い!
カリッ、トロッ、ウマッ
家族も大喜びで食べておりました。
これは、大成功ですね。あの、収穫時の感動が、ほぼ完全に蘇った感じです。
ああ、これは、間違いなく『出羽屋』のご主人に感謝ですね。
ありがとうございました。
ところで、一緒に戻したコゴミなんだけど、
胡麻あえにしました(基本、食べる直前に和える)
これも大変美味しく戴いているんですよ。
お弁当のおかずも豊かになりました(手前、コゴミと砂肝)
君も、マタギ家の大切な食材だね。これからもよろしく!
ということで、常備菜(というよりもおひたし?)大会は、成功裏に遂行することができました。
食材の皆さん、ありがとうございました。これから、たっぷりと楽しませていただきますね。
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