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懸案だったシュークリームは、ひとまず決着。さあ、次です。3日前に作った中華麺を食するときがやってきたのです。
情報通りであれば、本日辺りが熟成して最もおいしく食べられるころ。
使うのは、これ。
平打ち縮れ細麺
麺を打った後で、中華麺の分類を調べてみたら、すごく多種多様な打ち方と使い方があることが分かったんです。そのうちの一つが、麺の形状。『平打ち』は一目見ればわかりますね。それに加えて太いか細いかで、食感や最適な用途が色々変わってくるらしいんです。
そして、今回は『縮れ麺』。この辺も、『ストレート』と区別されていて、スープの絡み具合が違ってくるようです。
ここだけは、マタギの経験から、ある程度認識していました。
次の要素が、『加水率』と言うらしいんですけど、これが、麺の伸びやすさや汁の吸い込みやすさを左右するらしいんです。今回は、小麦粉500gに対して『かん水』190g程だから、190/500=0.38 したがって、加水率38%と計算するらしいです。これを、業界の人たちは、『若干の多加水』と呼ぶようです。正直言って、これで多加水なら、低加水の麺なんて打てません。マタギの力量では、生地に整えるのが不可能と思われます。多分、よっぽどの達人か機械でないと難しいんじゃないかなあ。
そんで、今回使うのは、平打ちの縮れ細麺。
これね
多加水だから、汁はそんなに吸わないはず。たっぷりの汁や具に絡めて楽しむラーメンに仕上げましょう!ということで作るのは、
≪あんかけ醤油ラーメン≫
なんとなくだけど、『平打ち』になった時点で、こういうイメージが浮かんでいました。今回、『中華麺の種類』について調べてみると、「間違いではないな」という感触を得たのでやってみます。
下ごしらえ・調理の部
※下ごしらえは、ほとんど済んでいるので、スープと言うか具の準備がメインとなります。
・水1.2リットルに、鶏がらスープの素とオイスターソース各20g、醤油60g、片栗粉40gにニンニク小さじ2と塩コショウでスープを準備(まだ温めません)
・ごま油を敷いた中華鍋でタマネギ・ニンジンを炒め、火が通ってきたら豚肉とキャベツを加えます
※タマネギはくし切りで1/2個、ニンジンとキャベツは適量、豚肉は200g使いました
・肉の色が変わったら、モヤシ2/3袋を加えて軽く炒め、用意しておいたスープを加えます
・かき混ぜていくと、沸騰するにつれてトロミが出てきます
・用意しておいた麺を一気に熱湯に入れます
・麺の量が多くて冷たかったので、今回は1分30秒の茹で時間に変更
お湯を切って器に盛り付けたら、
・たっぷりの具を乗せて、後からスープを注ぎます
さあ、出来ましたよ!
麺にはスープがよく絡みました
超熱々で、一気に食べることができなかったんだけど、麺が伸びた感じはありませんでした。
家族一同、大満足でした。
それにしても、初めて打ってみた中華麺、かなり奥が深そうですね。これは、『沼』と言っていいかもしれません。
マタギとしては、そこそこに付き合っていくつもりだけど、一歩踏み外すとハマってしまいそうな気がします。
クワバラ クワバラ
・・・と言いつつ、怖いもの見たさがマタギを呼ぶ・・・
加水率は「本物の水」と「小麦粉」の比率で計算します。
かん水との比率ではないのです。
かん水は小麦粉の粒子の結着力を強化する添加物で、主成分は炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸塩です。
中国では古来、草木や根も燃やした灰を溶かした水、または塩湖のアルカリ塩水をかん水と呼んでいました。
現在も内モンゴルの塩湖から抽出したかん水は最高級品と言われています。
失礼いたしました。参考まで。
試作品の塩に続いての本チャンラーメン、
熟成平打ち縮れ細麺!、写真を見るだけでよだれが出てきました!😆
それにしましても、製麺機を買われたのは大正解でしたね。。。
山の雪が溶け始めるまで、どっぷりと沼に嵌まって下さいませ!😆
コメントありがとうございます。
正確な計算の仕方や由来まで教えてくださり有難いです。
さすが、本当にラーメンは奥が深そうですね。その計算の仕方だと、マタギのラーメンの加水率は、36.8%になりますね。
これからも、いろいろ教えてください。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りで、面白くて、どっぷりと嵌まりそうな気がしています。
それにしても、面白い買い物をしたと、喜んでおります。