アメとムチ

2011-10-19 14:10:54 | Autobiography
おいらには3つ年上の姉貴がいて、おいらが小学校の4年生になった 1980 年の春には中学進学。
中学校の制服が、手提げの学生カバンが、何ともオトナの匂いを醸し出すわけで…。

そんな姉貴、小6の時から NHK ラジオ第 2 でやっている『基礎英語』を聞いていた。
真新しい『ラジカセ』を買ってもらい、エアチェックしていたのを覚えている。

おいらもラジカセが欲しい…。
『英語やったらラジカセ買ってくれるの?』…と、お袋にそんなことを聞いた。

住んでいた地域に、英語教育に熱心な幼稚園があった。
幼稚園から英語を学び、小学校に行っているうちはスクール生として英語を学び、中1の夏休みにアメリカへ研修旅行に出かける。
仲間の内も、そこに行っているヤツが何人かいた…自宅隣の家の子もそうだった。
おいらは転校生だし、その幼稚園の出身でもないのでそこには行けなかったが、子ども心に英語・アメリカを『間近』に感じたのは事実だ。

毎日、朝6時に起きて、基礎英語を聞く。

念願のラジカセ。
英語。
アメリカに対する漠然としたあこがれ。

ちょっと(かなり?)背伸びをした小4の春。
『勉強する』という口実で、ラジカセを入手。

まさかこいつと、高1の冬まで過ごすと思わなかった。
深夜番組の笑いネタに、声を殺して笑った相棒との出会いだった。

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