所有するということ

2011-10-30 06:55:52 | Bicycle
長女は中3…あれやこれやと身の回りのモノを『自分色』に染めたくてしょうがない。
自分が思い描く理想の世界…身に付けるものや持ち物も自分の好みで選びたい。
誰もが思っている事だが、このくらいの時期からの『女子』は特にその傾向が強いと思われるワケで…。

良い天気の土曜日、長女が出がけに『数日前から自分の自転車がパンクしている』と言う。

長女の自転車は miyata Le Viane



典型的な通学用自転車…。
中学入学時に通学用として購入したのだが、新潟に引越してきて自転車通学ができなくなり、殆ど乗らなくなっていたもの。
たまに遊びに行くときとかは使っているが、利用頻度は月に3・4回。
でも、それが気に入らない…。

遊びに行く…という使い道である以上、長女の服装は制服ではなく私服。
折角『バッチリ』服を選んでみても、自分の自転車がこれ…では…と思っているのだろう。
何しろ、比較の対象が連合いの Bianchi PRIMAVERA L だ…。



『街をカッコ良く!』という使用目的では…勝負にならない。
連合いに『この自転車が欲しい、交換して。』と言い出す始末。

だが…しかし。
パンクしていてもホッタラカシ。
自分で掃除もしない。
そんな長女の自転車と、キチンと整備してある連合いの自転車と、交換しようってか?

長女の自転車…実は連合いの自転車よりも高価なものだ。
通学用だから、雨風の中の酷使が大前提…錆に強いステンレスパーツがふんだんに使われている。
その分重たいが、頑丈さに掛けては『折り紙つき』だ。

そんな価値は長女の今の基準には存在しないんだろうが、自分が所有しているものを『粗末』に扱って他が欲しい…だって?
丁寧に乗って、パンクの修理が出来なくたって、せめて『パンクしているし、直して』って、お願いするべきだろう。

長女の自転車のタイヤに空気を入れてみる。
パンク…ではない。
エアがやや抜け気味なだけ…。

『パンクしていないし、自分ので行きな!』
長女は Bianchi に乗る口実を作りたかったと見える…シブシブ自分の自転車で出かけて行った。

所有するということ。
どんな理由であれ、使っているうちは最低限の整備はしなければならない。

お互いに使用目的に応じて自転車を融通すれば良い。
通学するなら…買い物に行くなら…オシャレして街に行くなら…。
使う目的が違えば、最適な自転車も変わる…トーゼン。

そうするためにも自分の自転車を直ぐに乗れる状態にキープしておかなければならない。
そして清々堂々と『お洒落したいから Bianchi 貸して。』と言えば良い。

『これ』がイヤだから放り投げて『こっち』…ではなくてさ、share するという方向で考えられないかなぁ。
ねぇ、お洒落な長女さん!

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