散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

20230108最近読んだ本

2023-01-08 22:49:51 | 読書
■「旅は道づれツタンカーメン」高峰秀子、松山善三

■「自転車お宝ラーメン紀行」石田ゆうすけ
この人はあまり「町中華」という言葉を良く思っていないらしい(再読)。

■「シャッフル航法」円城塔

■「いつか中華屋でチャーハンを」増田薫
再読。

■「大盛り! さだおの丸かじり」東海林さだお
セレクションなので一度読んでいるものばかりなのだが、それでも良し。

■「レモンハート37」古谷三敏
作者が亡くなって、ついに最終巻となってしまった。さよならマスター、メガネさん、まっちゃん。

■「プロテウスの啓示」チャールズ・シェフィールド
再読。

■「小樽あんかけ焼きそば事典2022」小樽商科大学第22期江頭ゼミ
私はあまりあんかけ焼きそばを食べないのだが、古くからある小樽の中華料理店の資料になるかと思って購入した。

■「ずばり池波正太郎」里中哲彦
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最後は琴似のバー

2023-01-08 20:30:28 | 飲み歩き・琴似界隈
なかなか小樽で締めのバーに行くことができていない。今日も琴似に戻って来てから、いつものバー「D」へ。

1杯目はYASOスピリッツ80(新潟県・越後薬草)。一般的に蒸留酒に薬草を使う場合は、薬草を漬け込んでエキスを浸出させるのだが、これは野草類を発酵させ、酵素を作る過程で生じるアルコールを蒸留して作られた酒なのだそうだ。

 

植物由来のせいか、青臭い香りが強く感じられるが、健康食品っぽくて悪くない。

2杯目はドウロクルーズ10年ポート&バーボンカスク(SMWS)。甘く、木材の香りが強く感じられる。ポートワインというよりは、バーボンカスクの方を感じる気がするね。



そして3杯目はスタンダードカクテルのアレキサンダーにしよう。いつも私は謎の奇怪なカクテルばかり頼んでいるのだろうか、マスターに「(注文が)珍しいですね」と言われてしまった。



甘くピリッとした味わいを楽しんで、帰宅することにしよう。今日はまずまずの一日だった。
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新春小樽(5)

2023-01-08 19:00:01 | 飲み歩き・北海道内
17時前になり、ゆるゆると繁華街へ。気温は0℃と表示があったのだが、やはり札幌よりは寒いような気がする。


→新しく建ったホテル。

前回は昼に訪問した居酒屋「O」に久しぶりの夜訪問である。今日は1階カウンター席は終始私一人だったので良かった。2階には家族連れ、身内関係の宴会が多かったようである(海外の観光客も1組)。

外は寒かったが、千歳鶴生酒でスタート。



いつもの刺身盛り合わせを注文。今日は赤貝、カンパチ、平目?、海老、ホタテ、イカ、ゲソ、ホッキ、マグロという安定した品ぞろえと味である。



これを食べながら、早めに焼物を発注。銀鱈かま焼きは無いとのことだったので、鰤か鮭かと悩んで、鮭かま塩焼きを発注。



2階が賑わっているせいか、思ったより時間がかかった。パリパリに焼けた皮と程よい仕上がりの身がともに美味い。

待ち時間の間に徐々に満腹感が増してきて、〆は鉄火巻きと味噌汁(豆腐、なめこ、エノキ、舞茸)で軽めに仕上げることにした。


→赤身と少し脂の入ったところが入っている。



後で何か食べたくなるような気もするが、とりあえずこれで満足。「また伺います」と挨拶をして外に出た。



今日は次の関係もあるので、高速バスではなく、JRで移動しようと小樽駅に向かう。



ちょうど良いタイミングでエアポートに乗ることができた。駅舎に近い方は混雑していたが、先頭車両はスカスカで嬉しい。



あっという間に琴似到着。
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新春小樽(4)

2023-01-08 16:45:19 | 美術・アート
続いて、小樽文学館へ。美術館の展示は年末に見たのと変わりがないので、久々に文学館だけの入場券を買った。

少し前から復活している喫茶コーナーでコーヒー休憩。まだ夜までかなり時間があるので、のんびり読書をしながらくつろぐ。



■市立小樽文学館「小栗虫太郎展」「中井英夫 中城ふみ子展」。通称「三大奇書」と呼ばれる小説のうち、「黒死館殺人事件」(小栗虫太郎)、「虚無への供物」(中井英夫)を書いた作家が取り上げられた展覧会。ちなみに三大奇書のもう一つは、夢野久作「ドグラ・マグラ」である。

いわゆる三大奇書は推理小説ジャンル(の近傍)に位置するのだが、正直に言うと私は「虚無への供物」(一番正統派ミステリっぽい)しか読んだことがない。だっておどろおどろしい、ゴシック寄りの作品ってあまり好みではないのだ。

と言いつつ、展示解説は一通り読んだ(文学館には珍しく展示物撮影不可だった)。



この後、しばし読書をして、夜の店の開店を待つ。
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新春小樽(3)

2023-01-08 14:30:47 | 美術・アート
博物館の本館から、帰りは歩いて小樽の中心部に戻る。

小樽市指定建造物である「旧右近倉庫」。明治27年建築の巨大な倉庫である。



小樽運河もこのあたりには人影が少なく、まだ正月の静けさが残っているかのようだ。







北海道でここまで立派な「うだつ」を見ることはなかなかない。



田中酒造本店に立ち寄り、試飲をさせてもらい、酒を購入。今回は日本酒ではなく、珍しいゆり根焼酎を買ってみた。



■小樽市総合博物館運河館「小樽港-海図を見比べる」。
「平成22年(2010)の海図」:埠頭が大型化してきた。現在もまだ大規模化は続いているとのこと。



「明治の海図」:埠頭も防波堤もない、ほぼ自然なままの小樽港。



あまり期待せずに見に行ったのだが、興味深い展示だった。

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新春小樽(2)

2023-01-08 13:47:54 | 美術・アート
昼食を終え、小樽市総合博物館へと向かうのだが、まずまずすぐの時間にバスがあるのでそれに乗っていこう。冬場なので足元が悪いのと、冬期間は手宮口から入ることができないので、バスに乗った方が良さそうに思える。

バスを降りて博物館入口へ。そこそこ車が駐車してあり、家族連れが来ていたようだ。



館内ロビーでは「海獣ランド」と称して、トド、オットセイ、ハシジロアビ(右下の鳥)、ラッコなどのはく製が展示されている。



■小樽市総合博物館「令和4年度アイヌ工芸品展 2022 小樽市制100周年記念事業「アトゥイ-海と奏でるアイヌ文化」」。事前の情報があまりなかったのだが、実は気合の入った企画展で、普段の倍くらいの広さで展示がなされていた。展示物も北海道博物館、国立アイヌ民族博物館、北海道立北方民族博物館、北海道立文学館、北大博物館、函館・釧路・苫小牧の博物館、早稲田大学會津八一記念博物館、石川県立歴史博物館など、かなりのものが集められている。

「鍋」:国後島で採取された、直径20cmはあろうかというホタテ貝。ちょっと見たことのないサイズだ。
「弁慶」:魚などを刺して囲炉裏の周りでいぶすための道具。金具が体に矢を射られたように見えることから「弁慶」という名が付いたとのこと。
「レプン・カムイ(沖を司る神)」:床ヌブリ作のシャチの木像。

「人間を守護するカムイ(ハリセンボン)」:まれに海流に流されて北海道まで到着し、お守りとされたらしい。
「クジラ神の頭骨」:1938年に祭祀に使われた、ミンククジラと思われる頭骨。
「イクニシ」:木のへら状のものに、魚を追う船が浮き彫りにされている。例外的に船を追う魚の順番になっているものもあった。

「イクスパイ/イクニシ」:これは4本脚のイカが浮き彫りになっており、市立函館博物館から来たもの。
「昆布絵馬」:両手に昆布と白桃を持つ、徐福伝説をもとにした老人像。富山県射水市に伝わるものである。
「民家検労図 上巻」:北海道から北陸(さらには関西~沖縄にかけて)のつながりは強く、松前のニシンが肥料に使われた記録が残っている。

「杯」「天目台」:その反対に、輪島塗が北海道に伝わったもの。
「アイヌ風俗図屏風」:六曲一隻の立派な屏風。
「衣服」:いわゆるアイヌ民族衣装だが、蝦夷土産として加賀市に伝わり、船乗りの仕事着としても使われたもの。

「日鑑誌」:ニシンの腹、背の身などがどう使われるかという図解が入っている。
「アイヌ絵巻」:これは博物館運河館で一部を見たことがあるが、21図からなる数メートルの大作。井上貫流左衛門が2か月間タカシマに滞在し、アイヌと交流して描いたもの。
「龍門錦七條袈裟」:山丹交易でアムール川流域から樺太経由で北海道に渡り、さらに石川県へと伝来した立派な衣服である。

これだけ幅広く展示物を集めたのも珍しく、またアイヌが生み出した産物が北陸との交易に使われていた(そこには搾取の香りもするが)ことを、クロースアップしたのもこれまであまり見た記憶がない。相当以上に見ごたえのある展示であった。



展示物はすべて撮影不可なのが残念だった。資料がいろいろなところからきているので権利関係が面倒なのと、古い資料が傷むのを恐れてであろうから、そこは仕方がない。

あとは、もっとアピールを上手くやればと思った。せっかくの立派な展覧会なのに、私は普段の企画展と同じ程度の展示だと思い込んでおり、見に行かない可能性もあったのだ。これは勿体無いと言うしかない。
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新春小樽(1)

2023-01-08 12:20:12 | 食べ歩き
今週末は3連休とあって、少々どこかに出かけたい。そんな時、気軽に行けるのが小樽である。実は苫小牧と小樽の両方に行こうと思っていたのだが、まだ一日散歩きっぷが冬休み期間中で販売されていないので、苫小牧の方は諦めることにした。

いつものバス停からスタート。天気はまずまずである。



冬は交通状況が気になるが、札樽道も空いていた。お正月疲れで人出が少なかったのだろうか。



小樽市内も観光客はところどころにいたものの、全体的に外に出ている人は少ないように思えた。



小樽駅前に到着し、紀伊国屋書店を見てから昼食へ。日曜日だし開いていない店もあるだろうと、無難に長崎屋の地下にある蕎麦屋さん「RB」へ。ここは本日のおすすめが100円引きくらいになるので、その中から「とじ蕎麦」を注文。もう一種類は月見蕎麦で同じ玉子入りであるが、何となくお店の技術を楽しめる方にしてみた。



「一杯飲む?」ということも頭に思い浮かんだが、飲み物メニューは一切なくなってしまったようである。



ほどなく、とじ蕎麦が到着。海苔が一枚、ネギが別添えになっている。



ふわふわに仕上がった玉子がなかなかよろしい。具は寂しいが、海苔とネギのアクセントも効いている。途中から一味を投入して蕎麦を食べ終えて、客が数名来たところで勘定をしてもらった。

店頭の見本ショーケースも懐かしい「RB」であった。



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