散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

なぜか長野(11)力尽きた

2023-09-25 20:43:36 | 飲み歩き・日本国内
2軒目は事前に場所を確認しておいたバー「G」へ。道に迷わずにスムースに到着。本日のフルーツなどの中に「大葉」というのがあったので、それを使ってと注文してみると、大葉のジントニックが出てきた。なるほど、これは割と香りが合うね。



2杯目は珍しくウニクムが置いてあるのが見えたので、苦いカクテルを相談して、ウニクム+ピコン+オレンジジュース+トニックウォーターのカクテル。ある程度苦いが、全体的にはさっぱりした軽い味だ。

マスターもそれに気がついたらしく「苦いリキュールがお好きなんですか。あまりウチには種類が無くて」などと会話になった。いきなり来た客に苦さマックスのカクテルを出すわけにはいかないので、多少軽めだったのはやむを得ないところだろう。

最後に「少し珍しいがあまり値段の張らないオーソドックスなウイスキーを」と相談してみると、ダルモア15年が出てきた。



ホワイト&マッカイの原酒とあって、穏やかな何だか懐かしい味がする。

いいウイスキーを飲んで満足したところで、勘定をしてもらうとなかなか高かった(銀座くらい)。この記事を書きながら調べて見ると、どうもダルモア15年って、結構よい値段がするみたいだ(バカ高くはない)。もう少し控えめの値段が希望でした…。



いろんな意味で撃沈。今日は18,186歩。
コメント

なぜか長野(10)企業系ね

2023-09-25 19:21:40 | 飲み歩き・日本国内
さて、夜になり長野の繁華街がどのあたりなのかよく分かっていないが、とりあえず駅前のホテルの裏側はかなりの飲食店街になっているようだ。その辺をぶらついて、行くところを決めよう(もちろん、事前調査はある程度してある)。

何だか店構えを見て「そうじゃない」感が強くなってきた「SNS」へ。疲れたので判断力が無くなっていたのかもしれない。店は派手で目立つが、入口はわざと狭く、昔のくぐり戸を模した作りになっている。



囲炉裏端のようなところに座り、ビールを注文すると一瞬のすきもなく「通しです」と言われて陶板焼きのようなものが2つも出てくる。1つは湯豆腐(う~ん)。もう一つは豚すき。何だかかなり貧相だが、ネット上で昔の訪問記を見ると、陶板が1つだった時代もあるようなので、かさ増しして値段が高くなったのかもしれない。





豚すきには玉子を付けて食べるのだが、玉子が大幅に余るよな(鍋の具が少なすぎて)。



さて、ビールを飲みつつ、メニューを検討するが、なかなかの強気値段だね。



まずは郷土料理コーナーからなす煎餅というのを頼んでみたのだが、出てきたのを見るとナスお好み焼きじゃない。マヨネーズとソースを使っているけど、本当に郷土料理なのかね(見た目の通りの味がするだけで、不味くはない)。



日本酒は県内全銘柄を押えているらしいが、私が今日、上田で見かけた亀齢は品切れだそうで、オバステ政宗を注文。酒は美味い。



次の料理は信州黄金軍鶏のクワ焼き。これは粒胡椒の辛味が強すぎることを除けば、しっかりした鶏の味わいがあって美味かった。ボリュームもなかなかある。



そして北海道ではなかなか食べられないぬか漬け。ま、こんなものだろう。



珍味、味噌チーズ。予想通りの味である。



酒をもう一杯、中野市の勢正宗を注文。県内の酒をこれだけそろえているのは良いことだと思う。飲んでみてもちゃんとした状態を保っているようだ(少なくとも今日飲んだ2種類は)。



後はバイトの兄ちゃんかな。何となく素人丸出しというか、店側のやりたいことだけに注力するのが精一杯という感じが辛い。料理の注文も忘れ去られているやつが一つあったし…。



やっぱり飲み屋を探す時はネットの情報に頼らず(なぜか褒めちぎる評価が多い)、店構えをちゃんと見て総合的に判断すべきだと思い知った夜であった。大体「○○○○酒場」と名付けて最近できたレトロ調の店って、私は普通入らないよな。
コメント (2)

なぜか長野(9)長野市へ

2023-09-25 15:55:35 | 旅日記
上田の街を少し散策してから、しなの鉄道で長野市に向かう。前回、長野県に来た時は松本市にずっと滞在していたので、上田市とともに長野市も初訪問となる。

上田は何だか楽しかったな。



ということで、長野へ。



列車はガラガラなので、今度はクロスシートに座ってみた。



車窓に農村風景や千曲川を眺めながら移動。



そして長野へ。駅舎にはオリンピックのマークがある。



やはり新幹線が止まる駅だけあって、松本よりもちょっと立派かも。



駅前にはドーンとホテルやデパートがある。



駅前すぐのホテルにチェックイン。夕方までしばし休憩だ。

コメント

なぜか長野(8)美味だれ美味し

2023-09-25 13:20:50 | 飲み歩き・日本国内
さあ、昼をまわったところで上田駅前で気になっていた店に行き、昼食だ。いや、一杯だ。



酒場兼食堂である「NG」へ。店内は半分強の客入りかな。カウンターで定食を食べているサラリーマンから、早くも一杯始めた観光客まで、客層はまちまちである。私は途中から水分を控えめにしていたので(←健康には注意されたし)、まずはガツンと生ビールでスタート。



豊富な酒のつまみから美味だれ串おまかせ5本を注文。まずはキャベツと辛味噌の通しが来た。



しばらくキャベツを食べていたが、焼物には時間がかかることに気がついて、信州馬刺しを注文。よし、こっちの方が早く出てきた。



馬刺しはゴマ油+塩と生姜、ニンニクで食べるようだ。一切れ目をゴマ油で食べたが、どっちかというと醤油+薬味の方が好みなんだよね。あまり醤油をかけすぎないように気を付けて、それに生姜を乗せて食べる。うーむ、美味い。

そして焼物が到着。部位が良く分からないが、豚と鶏ハツ、鶏せせりあたりかな。しかしながら、ここで特筆すべきは右上に見えるタレである。これは上田の名物で「美味だれ」(おいだれと読む)なのである。従って、この記事のタイトル「美味だれ美味し」は「おいだれうまし」と読むのである。



さあ、早速食べてみよう。味はというと、さっきのキャベツについてきた辛味噌を大根おろしで割ったような感じがしていたのだが、今ネットで検索してみると、醤油と味醂にニンニク、玉ねぎ、生姜などを入れ、さらにリンゴやナシなどのフルーツを入れたものらしい。味オンチがバレバレである。

で、このタレがメチャクチャ美味い。タレをちょっとだけ付けるなどという加減は全く不要で、焼物の全面に隅から隅まで付けたい。さらにはもしここにご飯や豆腐や野菜があったら、それにも付けたい。いやいや、淡泊な魚や肉にも付けたい(肉には今付けてるか)。そのくらいの味だと思う。

酒は上田の地酒、福無量を冷やでもらう。



いやもう最高だな。焼物は1本単位で追加できるので、何か食べたい気にもなったが、次に行くところもあるし、これくらいにしておくか。勘定をして貰った際、店のお姉さんに「このタレは美味いですね」と絶賛しておいた。



いや、満足したよ。

コメント

なぜか長野(7)上田城址

2023-09-25 12:32:04 | 美術・アート
上田市立美術館から歩いて、上田城址公園へ。



早速、真田幸村と真田十勇士がお出迎え。この辺は史実が入り乱れているところだな。



まず見上げるのは上田城南櫓である。



そして石垣の向こうに見える上田城西櫓。



結構急な階段を登らされるのだ。



で、上がって見るとそこはあくまでも城「址」なので、ものすごく沢山の石碑はあれども城はない。石碑をなるべく全部見ながら、眞田神社へ。真田家のメンバーが知恵の神として祭られているため、絵馬には「○○合格」といった願いが多いようだ。



「青年眞田幸村(信繁)公之像」。どっちかっていうと、幸村というよりは信繁が本来だろうなあ。



私は一応大河ドラマの「真田丸」も見てはいるのだが、そもそも池波正太郎の「真田太平記」を大変面白く読んだ(2回は読んでる)のがここに来るきっかけなのである。結末はとっくに定まった話なのに、それを感じさせない面白さがあるのだ。



上田城址から下を見る。



そういえば、上田市立博物館は今日は臨時休館なのであった。どうも考えるに、9月23日(土)が祝日だったために振り替え休館になったのではなかろうか。あれは土曜日なんだから、別に振替で休まなくてもと思うが、労働者の権利は守られなくてはなりません。



上田城二の丸跡の方に抜けるて、少し市内を散歩していこう。



非常に地味な道へ入ったが、ここは旧北国街道という昔のルートらしい。





さらに道を曲がると、これは北海道ではありえないような、雰囲気あふれる通りに出た。





こりゃ、観光地としてこういう方面では全く勝てんな。そこから少し大きな通りに出て、池波正太郎真田太平記館へ。



こちらはもちろん知っていて来たのだが、今日はそもそも休館日なのである。浅草の池波正太郎記念文庫に行ったときもたまたま休館日だったので、実は私は池波先生に嫌われているのかもしれない。わたしゃ、鬼平犯科帳を9回読んでるんですがねえ、先生。





この後は、いわゆる現代の商店街を駅に向かって歩くのだが、またこの通りの風情が素晴らしい。この景色を眺めながら、私は何杯も酒が飲めるね。途中の上田プラザホテルエントランス・まちながギャラリーで「上田電鉄別所線写真展」をやっていたので、ちょっとだけ眺める。





そして上田駅に到着。上田の街並みはいずれこのブログで紹介したい。



駅前にも「真田幸村公騎馬像」があった。

コメント

なぜか長野(6)上田市立美術館は良いところ

2023-09-25 11:05:05 | 美術・アート
上田駅前から、歩いて上田市立美術館目指す。



美術館は「サントミューゼ」という音楽などに使うホールと美術館などが合体した施設に入っている。





■上田市立美術館「第23回共同巡回展 福岡アジア美術館所蔵作品展 うるおう アジア ―近代アジアの芸術、その多様性―」。福岡に行ったときには残念ながら行けなかった、福岡アジア美術館の所蔵品が見られるということで、非常に楽しみにしてきたのである。



展示物はありがたいことに、すべて撮影可能であった。

ラジ・クマール・ダス(絵)、ガッファール工房(車体制作)(バングラデシュ)「リキシャ」:いかにもアジアらしい色彩の作品がお出迎え。



作者不詳(中国)「中国人家族のいる雪景色」:この展覧会ではアジア各国が西洋美術を受容していく様子が感じられる。それは日本でも起こったことの、ある種パラレルワールド的変化のように思える。



作者不詳(中国)「貴婦人像」:見た感じは中国の雰囲気そのものなのだが、西洋の技法も入っているということなんだろう。



ラージャー・ラヴィ・ヴァルマー(インド)「シヴァとパールヴァティーとガネーシャ」:やけに仲良く3人が座っているが、何となく民主主義や、現代にもつながる家族の在り方が反映されているようにも思える。



リュウ・カン(シンガポール)「スリッパ」:これ、マティスとかボナールとか、もろに西洋画の影響がある(悪いわけではない)。



ムン・キョンウォン(韓国)「Stop it !」:福岡の商店街で撮影した実写+アニメの映像作品。



ライン・シン・バンデル(ネパール)「昔を思う」:ピカソの「青の時代」はネパールまで届いていた。



ジョージ・キート(スリランカ)「レモンのある静物」:キュビスムもスリランカまで届いていた。



ヘリ・ドノ(インドネシア)「うわさ話のガムラン」:電気仕掛けでランダムに音を出すガムラン。どこか、音楽から魂が失われているように聞こえる。そしてそれは西洋のせいだけではなくて、道具に振り回されてしまったことによるものかもしれない。



ヘリ・ドノ(インドネシア)「バッドマン」:ヒーロー同士の、またはヒーローと同じ形をした悪との対決。むなしさも感じるが、壁に写った影がユーモラスでもある。



ブーペン・カッカル(インド)「天気予報士」:かなり現代的な作風。



ハン・ジーイン(中国)「中国大東南たばこ会社ポスター」:かたやオリエンタルイメージの強調もいろいろな場面で使われたであろう。



さすがに展示数には限界があるため、各国ごとの絵画にもっと着目して、その歴史を一度味わってみたい気持ちになる展覧会であった。

■上田市立美術館「コレクション展Ⅱ 新収蔵作品より 米津福祐-讃・雷電-」。
米津福佑「復興ライデン力」:現・長野県東御市で生まれた雷電をモチーフにした大作である。2011年作ということで、タイトルは震災や原子力発電所の事故からの復興を期待したものかもしれない。



米津福佑「水浴のスザンナ」:雷電モチーフに取り組む前は、いろいろな作品を描いていたようだ。



■上田市立美術館「山本鼎展」。自分で絵画や版画を作成しつつも、「自動自由画教育運動」「農民美術運動」を提唱し、世に美術を広める活動をした人らしい。なかなかご本人、ダンディである。



山本鼎「熱海にて」:西洋画の教育をしっかり受けている作品。



山本鼎「蚊帳」:日本的なモチーフも描いていた模様。



山本鼎(摺り・鉄井孝之)「漁夫」:やはり日本の伝統的なものに重きを置いていたのだろうか。



彼が提唱した「農民美術研究所」では工芸品の作成からスタートしたようだ。ロシアの工芸品の影響があるらしいが、私には何となくアイヌ工芸の雰囲気が漂っている様にも感じられる。



ということで、なかなか見ごたえのある美術館だった。平日午前中とあって美術館はガラガラだったのだが、小学校低学年の生徒が見学に来ていたのはなかなか良いことである。誰か一人くらいの心には「美術館に行って画を見た」という記憶が残るであろう。
コメント

なぜか長野(5)ホテル朝食

2023-09-25 09:50:59 | 食べ歩き
昨日は少し抑えめにしていたので、調子よく6時に目が覚めた。割と早めに出発するので、6時半にさっさと朝食会場に行ったところ、20人くらいの行列ができている。むむむと思いながら列に並ぶとまあまあ円滑に入ることができた。

朝食はバイキング形式で、まず第一弾はこんな感じで取ってきた。



ご飯、わさび味噌、海苔に加えて、おかずは山賊焼、海鮮ボール、豚角煮、鮭、出汁巻き、鶏肉のトマト煮、漬物各種。量は少しづつだが、ご飯をゴリゴリ進ませるおかずである。



後は味噌汁とオレンジジュース。



旅行中の朝食はつい食べ過ぎになるのだが、もうちょっと行けるだろうということでカレーを持ってきた。これはスモーキーなソーセージの入ったカレーで、ちょっと子供には食べづらそうな辛さとコクがある。



8時ちょっと前にホテルを出て、松本駅へ。



長野に来て一番驚いたのが、いわゆる交通系カードがほとんど使えないことだ。松本ですら東京方面に向かう塩尻・岡谷方面しか使うことができず、それ以外の路線は全く使えないのだ。松本・長野間で交通系カードが使えないって、信じられる?



ということで、松本から篠ノ井に行き、そこで乗り換え。9:18分の軽井沢行きで上田に向かう。



篠ノ井駅は名古屋行きの特急が行ってしまった後は、超ローカルな風景なのである。どこからかカッコウの声が聞こえてくる。



さあ、しなの鉄道線の列車がやってきた。



路線図を見ると、目的地は上田なのだが、小諸とか行ってみたくなるよね(軽井沢には興味なし)。



10時前に到着した上田駅では、いわゆる観光方面ではない出口から出て、サントミューズ(上田市立美術館)を目指す。
コメント