上の娘用に長財布を緑のロロマで作ったら
色が気に入らないと言うので解いて
L字ファスナー型の財布を作りました

ロロマは少し使うと柔らかくなりすぎて
貧弱になるから裏に当て革をして形を整えたのです
更にそれだけでは心もとなくて
口を開いた時に持つ部分は内にあんこを入れて
持ちやすく同革で当てを付けたのです
これは以前からやっているスタイルで
型崩れしないし滑らずに持ちやすいのです
注意しなくてはならないのは
あんこを多くすると内側に出っ張り
使い勝手を損なうからそこそこが良いのですが
これは外側の二倍厚です

内側はコントラストを付けて黄色の内張りです
小銭入れは外と同様のロロマで作ってあります
小銭入れの縁は折り返して剛性を持たせて型崩れを防いであります
小銭入れ部分は汚れが目立つところでトコノールで磨いてありますが
いずれ汚れます緑色はその点有利ですが
そしたら付け替えです
ファスナーの縫い付けはロロマのリボンをボンドで張り付けて
始末してありいつものやり方です

小銭入れの外側の札入れ部分は
ベロを縫い付けてあってこれもいつものやり方ですが
種類分けが出来て便利なのです
このタイプの財布は開口が小さいので
ものが取り出しにくいのですが
ベロの外側は一万札内側は千円札や五千札と
分けて入れると使いやすくなる
そんな理由でベロを付け足したのです

反対側の部分はカード入れに利用します
二つ折りや長財布でカードを一枚一枚ポケットに入れるのは
財布の形を悪くする要因で重なりが山形になって
形が壊れるのです
だからポケットは作らずに重ね入れが出来るようにして有る訳です

写真のアングルが良くないけれど
緑のロロマと内革の色の対比は
ファスナー部分も含めて気に入っているのです
自分で作って自分で使う場合
こういう些細なところに拘るのは
お仕着せでなくて良いなーと思うのです
子の財布の修理のために10デシほど
素材を残してあります
そういう意味でこれも一生ものです