
2週間ほど前に見た近所のミズキ。
花が終わったところだが、葉が無残なことになっている。

犯人はこの子。無数のキアシドクガの幼虫により葉が食べられてしまったのだ。
この頃、幼虫はミズキだけでなく、道路際のフェンスなどあちこちで見かけた。

そして所構わず蛹がぶら下がっていた。

1週間もすれば羽化し成虫として活動する。ちょうど今ごろだ。

キアシドクガはドクガ科に属すが、幼虫から成虫までいずれも毒はない。
毒以外の何かの特徴でドクガ科に分類されたのだろう。

キアシは黄脚。つまり脚が黄色いことによる。

今の時期、成虫が大発生しミズキばかりでなく、いろんな木のあたりを飛び回っている。
林以外でも我が家の周りにも飛んでくる。なんのため飛び回っているのかな?
お母さんと通りがかった子が目に留めて「きれいな蝶が飛んでいるよ」と言っていた。

ところどころでカップルが誕生していた。

この後、雌はミズキ、クマノミズキ、エゴノキなどの幹に産卵するそうだ。