横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

クヌギのピンク

2023-03-22 16:44:22 | 日記



久しぶりに瀬谷市民の森を歩いた。
まだ草花や虫たちの姿は多くなかった。






それでもキタテハが動き出しハナブたちも見られた。







梅林のそばのクヌギの木。冬芽から葉が出て花が咲くのは4月から5月になってのことだろう。







なんとなく見ていると冬芽のほかに何か実のようなものが付いている。
こういうのは「虫こぶ」だろうと推測するが初見だ。







これはクヌギハナカイメンフシという虫こぶらしい。

虫こぶの多くは、タマバチの仲間が植物に産卵し幼虫や蛹に成長するにつれ膨れ上がるものだ。
調べたら、クヌギハナカイメンフシはクヌギやコナラにできる虫こぶだが、ちょっと特異な点があるらしい。






まずクヌギハケタマバチが初夏にクヌギの葉裏に産卵し、クヌギハケタマフシという虫こぶを作る。
虫こぶは秋になるとクヌギハナカイメンタマバチが羽化し成虫で越冬する。
クヌギハナカイメンタマバチはすべて雌だそうで、早春にクヌギの雄花に産卵しクヌギハナカイメンフシを作る。
そこから羽化する成虫は雌雄がありクヌギハケタマバチと呼ばれる。

生き物たちはいろんな生態があって面白いものだ。




コメント
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