
近所の高校の北側の林縁にコゴメウツギが咲いていた。
ウツギの仲間ではなくてバラ科の木だ。
ウツギ(空木)の名前がついているが、完全な空芯ではなく中心に髄が詰まっている。
これはミツバウツギなどと同様だ。

小米の名前の通り小さな花が集まって花序を作っている。

花弁が10枚あるように見えるが、ちょっと長いのが花弁で花弁と花弁の間に見える短めのは萼だ。
雄しべは10本で葯が黄色い。花の盛りは少し過ぎたようだ。

初夏に向かい花の種類が多くなるとともに花のまわりにいろんな虫を見ることも多くなった。
チョウやハチやアブの仲間なども多いが、ここにはハリカメムシがいた。

さらに別の種類のカメムシもいた。ホオズキカメムシのようだ。

名前はホオズキを食害するからだろうか。
一説によるとカメムシの古語が「ほほ」で、「ほほ付き、ほほ好き」の植物ということでホオズキの名前になったとか。

近くには、こんな虫もいた。アカサシガメだ。
仲間のヨコヅナサシガメは脱皮したばかりの時に体が赤いが、
このアカサシガメは一部を除いて全身がいつまでも赤い。
左右の目を結ぶ黒い線がお洒落だ。

虫を捕まえて体液を吸うので、口吻が長く先が鋭い。
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