
2週間以上前に上瀬谷の原っぱで空に向かって茎を伸ばしている花があった。

ヘラオオバコ(オオバコ科)だ。2週間たった今、あちこちで咲き始めた。
13年前ちょうど今頃、ブログというものを始めたばかりの時に、この花を初めて見た。
花の名前は全く知らなかったが、勝手に出世花と名付けた。
下の方から咲き始めた花が次第に頭の先の方に向かうので、若手が地位を上げて行くのにたとえた。
このころは、どの花を見ても名前が分からないものばかりだったが、
いろいろ調べたり自然観察のグループに入ったりして少しずつ覚えた。
ヘラオオバコは思い出の花のひとつだ。

ヘラオオバコは多数の花が集まって花序を作っている。
一つ一つの花は雌性先熟で、花序の下の方の花たちから雌しべが出る。

その後、それぞれの花から4本の雄しべが出る。葯がきれいだ。
そのころ雄しべたちの少し上の花には雌しべが出ている。
下の方の雌しべは受粉済み、上の方の雌しべはこれからだ。
このようにして次第に頂上まで花(雄しべ)が上がっていく。

真上から見るのも面白い。
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