先日、秦野・水無川の桜並木を見る前に蓑毛に立ち寄った。
ハナネコノメ(ユキノシタ科)
バス停から少し歩くだけでハナネコノメの群生を見ることができるからだ。
この時期はネコノメソウの仲間各種があちこちで咲いているが、
水辺や湿ったところに咲くハナネコノメは白い花に紅い葯が人の目を惹く。
二裂した柱頭の奥が黄色くなっているのは蜜のありかを示しているのだろう。
最初の写真のようにハナネコノメが岩の上に咲いているのは、
岩肌に苔類がびっしり着いているのに助けられている。
特に目立つのはジャゴケだ。ゼニゴケの仲間だが普通のゼニゴケよりずっと大きい。
扁平な葉状体の表面に鱗模様がいっぱいなのを蛇に見立てた名前のようだ。