BELOVED

好きな漫画やBL小説の二次小説を書いています。
作者様・出版社様とは一切関係ありません。

もう13年も経つのか・・

2008年01月09日 | 日記
阪神淡路大震災から。

あの日、地元は震度4を記録して、朝起きて学校に行ったら、TVが倒れてました。

その後家に帰ってTVをつけたら、崩壊した高速道路や、燃える神戸の街、そして避難生活をしている被災者達の映像が映し出されてました。

衝撃受けましたよ。

あの震災で普通に生活を送っていた人々が建物の下敷きとなったり、生きながら炎に焼かれたりと、壮絶な死に方をしました。

13年後、瓦礫の街と化していた神戸は完全に復興しました。

けれども人々の心はまだ癒されていない。

あれから色々と全国各地で震災がありました。

13年過ぎても崩壊した高速道路の映像を見るたびに衝撃を受けます。

震災を風化させないためには、あの震災で起きた惨劇を忘れないようにする・・それが一番大事だと思います。

そして私達はあの震災で知った・・人との繋がりこそが、どんな災害にも打ち勝つと。
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恥と誇り、そして感謝すること。

2008年01月09日 | 日記
昨夜観ました『美輪明宏の遺言』。

佐賀のがばいばあちゃんの教え、女優・杉村春子の生き様、そして平和憲法のことなど・・あっという間の2時間でした。

『女性の品格』の作者・坂東眞理子さんと美輪さんの対談が番組の中でありまして、その中でお二人がおしゃったのは、「今の日本人が忘れてしまったのは、恥と誇りである」。

確かに昨年「偽」が氾濫した年であり、恥も外聞もかなぐり捨てた人間達のスキャンダルが連日のごとく報道されてました。

誰しも「恥」と「誇り」というものは持っていると思います。

けれども日常の単調な日々の中で皆それを忘れているかもしれません。

たまに電車内で化粧する女性を見ていると、見ている私が同性として恥ずかしくなります。多分この人は、電車内で化粧をするのが「当たり前」になってしまって、人前で化粧をすることを「恥ずかしい」と思わなくなってしまったのだろう、と勝手に思ってしまいました。

私にとって気をつけていることは、自分が人様に嫌な顔をされる行動をしないこと、電車内で化粧をしないこと、そして周りの目を気にすること・・日常において当たり前で大事なことに気をつけています。

杉村春子さんの「女優としての誇りと意地」は、私にはできないと思う。

けれど、少しずつ、あせらずに自分に対しての意地と誇りを持とう-番組を観終わってそう思いました。

番組の終盤で、平和憲法を美輪さんは、「日本人が誇れる財産」とおっしゃってました。

60年以上も、日本は平和を保っています。

私が今このブログを書いている間にも、世界では宗教・民族間での紛争で子どもたちなど、罪の無い人々がテロや空爆の犠牲となっています。

私たちはこの平和な日常を「当たり前」だと思って何の感謝もせずに毎日を送っている。

大学在学中の1~3年まで、カンボジア・ラオスに絵本を送るボランティア活動をしていました。

ポル・ポト派により長く内戦が続き、30年以上経っても、教科書や教室、教師が不足しており、家族のために働き、学校に行けない子ども達がいる。

けれども彼らは夢を持っている。

厳しい現実に身を投じながらも、明日という希望に向かって彼らは目を輝かせ、毎日を送っている。

そのことを知った私は、雨風凌げる家があり、大学教育まで受けられ、食事も満足にできる自分の環境が当たり前だと思っていたのを恥じました。

当たり前だと思っていた自分の環境が、実は当たり前ではないということに、気づいたんです。

それなのに、私はそれが当たり前だと思い、不平不満ばかり。自分が置かれた環境に感謝することから始めなければ、と思いました。どんなことでもいい、雨風凌げる家があること、毎日清潔に体を洗えること・・小さなことから感謝することの大切さをこの番組から教わったと思いました。
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