22時からNHKでやっていた「どんな家に生まれても」を見た。
番組の主人公は、渡さん(たしか24歳)。自身、小さいときから母親と兄2人と祖母の母子家庭。父がいなく貧しい中で、兄が借金して大変なことに。
ずっと、がまんしてきたが、高校2年の時に、母に「死にたい」と手紙を出す。そうして、母と真剣に向き合ったことが、今から思うと、立ち直る一歩だったようだ。
その後、父の遺産で大学に入れて、今は、母子家庭などで大学や高校に行く受験勉強が満足にできない子供たちに、「渡塾」を作って、安い月謝で教えている。
そうして、その塾の1人(T君)が母親と向き合う手助けをする。
母親は、朝早く起きて、T君の弁当を作り、T君の弟のS君を小学校に送り、夜疲れて帰ってくる。
T君は、その弁当を食べ、一日中閉じこもり。学校に行きたくても行けない。
T君:自分は学校に行きたいのに行けない。そういう気持ちをわかってほしい。父親になぐられた恐怖が自分をそうさせている。お母さんのことは好き。弁当食べるときに、本当に学校に行けない自分がいやになる。夕陽を見るのがつらい。
母親:ありがとう。そんなふうに、思っていてくれて。ごめん。T君に寄り添えなくて。でも、自分のことやS君のことで精一杯。T君にまでかまってあげられない。
そうして、2人は号泣し、気持ちは固くつながっていく。
そう、「お互い、思っているだけでは伝わらないのだ」!
腹を割った、本当の気持ちが相手の気持ちを揺さぶるのだ!
番組の最後にT君は、「自分の味を出したラーメン屋をやりたい!!」と非常に前向きになっていたことが印象的だった。