はたらけど
はたらけど猶(なほ) わが生活(くらし) 楽にならざり
ぢっと手を見る
これは、26歳という若さで肺結核のため世を去った、石川啄木の短歌であるが、今日のハートネットTVを見ると、平成の現在でもそれと同じような状況が続いていることを感じられた。
というのも、DVなどで離婚した母子家庭では、なかなか生活保護を受けられずに、お母さんが毎日いくつものアルバイトをして生活費を稼いでいるが、そのために、子どもはニグレクト状況に置かれて、寂しさとおかあさんの体への不安感に苛まれているという。(どうして、自分をかまってくれないのだろう?お母さんの体は大丈夫だろうか?もし、死んだらどうしよう!との複雑な思い)
解説に出演していた湯浅誠氏は、「あまりにも、自分の欲求を抑えつけるために、その不満が外部に出るときは暴力に、自分に出るときは自傷に向かうことになる」と言っていました。
なるほど!と思いました。
そうした、相対的貧困という家庭が日本全体で約16%(6人に1人)もあり、母子家庭では約50%くらいもあるようです。(ネットの資料より)
自分がそうでなかったこと、そして子どもにもそうした思いをさせてこなかったことを幸いに思います。
しかし、これから先のことは何もわかりません。
ただ、言えるのは、離婚はできればしないこと。経済的に自立することは重要だということ。また、資格を持つことも大事だということくらいです。