佐渡 裕さんについて、今日の夜9時からのNHKニュースで取り上げていた。
佐渡さんについては、私は顔くらいしかほとんど知らなかったが、この番組を見て、その熱い思いがよくわかったので、記しておきたい。
佐渡さんは、私よりも若い1961年生まれ。京都市出身。小学5年くらいから指揮者にあこがれ、「将来の夢はベルリンフィルの指揮者になること」とノートに書いていた。
それは、どうも、その頃見た(聴いた)オーケストラの素晴らしさに心がぎゅっと何かに捕まれたのではないかと思う。
その思いを、ママさんコーラスの指揮者とか色々下積み的なことをしながら成長し、26歳の時、レナード・バーンスタインに「泥のついたじゃがいも」を見つけたと言わせ、師事するうちに、「ベルリンフィル」で指揮するまでになったとのことであった。
そして、今は、ママさんコーラスでなく、「スーパーキッズ」と言っても、かなり幅広い少年・少女のオーケストラの指揮を楽しんで、いや、フルスイングでやっているようです。
そこには、「自分の鏡がある」と言って、真剣に取り組んでいました。
指導を受けている少女は「本当にそこには嘘・偽りのないものを感じている」とのコメントでした。
佐渡 裕さんは言います。(ブログ作者なりの解説で)
「少年・少女らはやがて人生において苦しい場面に遭遇するだろう。しかし、そこで彼らが全力で音楽に立ち向かったということを思い出してくれたら、乗り越えられるだろう」
その優しい、真剣なまなざしがきらりと光って輝いていた。