さきほど終わった私の好きなNHKのプロフェッショナル。今日は、アイリスオーヤマ社長の大山健太郎氏が主人公だった。
氏は、19歳で父が亡くなり、小さな大阪の町工場を引き継ぎ、わずかな従業員から今は1万人の従業員を雇用する会社にもっていったすごい人だ。
最初、真珠を養殖するブイをそれまでのガラスからプラスチックしたり、稲の苗を植える箱をプラスチッックで作ったりして成長させたが、産業用の商品は好景気・不景気に左右されると考え、前に味わった従業員を解雇することのないよう、しっかりと倒れない歩みを続けられる会社にしようと意気込んで、そして、家庭用のあのプランターを開発。透明なプラスチックの整理箱もこの会社のヒット商品とのことだった。
番組に出てくる話で、特に興味を引いたのは2つ。
1つは、プレゼンテーションで開発する商品を決める。それも社長の即決だ。それが、現在の売り上げの半分を占める。時代のニーズにマッチしたスピーディな開発が必要だ。
もう一つは、従業員との交流だ。厳しい声の背後には温かい笑顔がある。判断に迷った時は、プレゼンターの熱意で決める。その時、従業員は感動に満たされる。
そして、最後のプロの条件が表題の言葉だ。
「知っていることと、やれることは違う。知っていても出来なければ何にもならない。あきらめずに最後までやりぬくこと。」
また、大山社長は従業員に整理整頓を厳しく言っていた。
「机が片付いていないものは、頭も片付いていない。コンピューターを使うのは1日45分以内。コンピューターで新商品の開発は出来ない」
明日から、机を整理しなければ。頭がいたいなあ。