徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

三重県伊賀市島ケ原の正月堂の修正会(しゅしょうえ)の大餅練り込み

2020-02-12 21:03:21 | 旅行記

三重県伊賀市島ケ原の正月堂の修正会(しゅしょうえ)の大餅練り込み

昨日、快晴で温暖な天気に恵まれ、伊賀市島ケ原正月堂で恒例のこの行事が行われた。

この行事は「伊賀路の奇祭」と言われ、しゅろで作った鬼の頭にみかんや大根や人参等で鬼の顔にした鬼頭(おにがしら)や成花(なりばら)といって桜の長い木にもちを花のようにつけたものや1つでもかなり重い大きな餅を1つの頭屋(とうやといって当番の家のこと)で5つなどを本堂の国指定重要文化財である十一面観音様にお供えする行事が盛大に行われた。

このお供えを集めたり作るのが大変で年々担い手が減っていたのだが、最近郷土愛に燃えた方が熱心に受け継いでくださり執り行われている。

おかげで、今でも7つの頭屋がある。(そのうちの半数くらいは近年できたもの)

「エトー。エトー。」という威勢のいい掛け声で石段を駆け上がり、堂内で「えべっさんという人は~」で始まる数え歌をうたって締めるのだが、この島ケ原の人々の熱気を感じる。

いつまでも続いていてほしい行事である。

練りこみの前後で「餅まき」も盛大に行われた。

本日12日の午後からは、達陀(だったん)行法という変わった行事(五体投地や火天・水天の踊り)も行われたはずである。

 

なお、2016年と2012年にもこの行事の内容やこの数え歌の内容を扱った記事がマイブログにあります。


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