徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

「五根五力」(興福寺貫首多川俊英氏著の「心に響く99の言葉」を読んで)

2018-10-30 20:58:13 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、私の書斎(というほどの部屋ではないが)にあったタイトルの本(学研M文庫、619円+税)に目が止まった。
そして、手に取り上げてみると、「緑の付箋」が一カ所に貼ってあった。
多分、この本を購入して前に読んだときに、気になって貼ったものと思われる。

それが、「五根五力(ごこん ごりき)」という言葉の所だ。
興福寺と言えば、最近中金堂が復興されたことで話題になったが、多川俊英氏はこの事業に精力的に取り組まれてこられた方らしい。

さて、この言葉であるが、この本から引用させていただくと、
「五根五力とは、根とも力とも喩えられる五つの心所(しんじょと読む、心のはたらき)のことだ。」となっていて、
「その五つとは、①信(しん) ②精進(しょうじん) ③念(ねん) ④定(じょう) ⑤慧(え)で、くだいていえば次のようになる。

①真なるものに、わが身わが心を委ね切ること。まあ、遠くに見定めた目標にいささかもブレない気持ち、か。

②目標達成の努力を継続する。

③目標を常に確認する。

④その目標に一点集中する。」

これ以上書くと完全にネタばれになるので、⑤については、書店で購入するなり、図書館で借りるなりして調べてほしい。

ただ、この五心所というのは、植物の根が土中の水分や養分を吸い上げるように、また、成長させる力が根にはあるので、このように言うらしい。

これらは、マイブログで最近10月18日と10月25日で取り上げた内容とかなり近いと思ったので、取り上げさせたいただくことにした。
どうやら、「自分の心の働きが植物の根に相当して、自分が成長する」ということらしい。

しかも、著者によると、この五根五力を私たちは均等に与えられて生まれてきたのだという。
だから、「宝の持ち腐れ」に御用心!と書かれていた。

さあ、この5つの言葉をお経のように繰り返して、生きていきましょう。
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