昆虫類は多く飛ぶ能力を持っている。子供の頃の昆虫採集に夢中だった日々を振り返ると、あの強大な甲虫であるカブトムシも、表面の硬い殻の下には、空中を飛翔する為の面白い透き通った薄い羽根を蓄えている。生物の進化と変化の系統図から言えば生物の大元は海という海水の中で発生したと考えられている。海水の成分や太陽の紫外線から体を守る為に海という揺籃の世界が不可欠であった。水中という世界はそれなりの環境条件が在る。まずその深さに応じた水圧力であり、また移動の為にはヒレを使うことが便利であり、その海中生物は体型も環境条件に応じた形態となり、ヒレもより効率的に発達した。それが魚だ。水中で生息し移動する美しい体形となった。やがて魚は蘭雄類が整えてくれた現在の大気の組成に近い大気が形成された為に、陸に上陸することが出来た。魚から両生類が現れ、両生類から爬虫類が出現し、地を這う種類も地上を歩く巨大な種類も現れた。その中でこの空気という海で空中を飛翔する爬虫類も現れ、それが現在の鳥類の始祖であろう。いつ空中を飛翔する夢を実現したのか?。
形は、恐らく小型で捕食者がら逃げる為に走っている内に、飛び上がり、飛び上がり、している内に飛翔を覚えたのだろうか?、これは明らかにラマルクの考え方である。進化と適応は未だに議論されていて、真の解答に到達してはいない。ヒレの発生と翼の発生は系統連系から見ると大いに関連する物だ。環境が異なれば同じシステムで同じことが起こるのである。
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