地球の気候変動については、大きく分けると三つの要因が考えられる。一つは地球自体の持つ要因である。それはどういう事かと言うと、地球自体の火山活動に因る太陽光の遮断から寒冷化が起きること、火山と地震は原因的には或る意味では同じ物である。地球自体が未だ冷たくなって居らず、中心核付近では原子核分裂に因る発熱が常に地殻を溶かし、外の外皮のプレートは下から湧き上がるプリュームの上昇によって少しずつではあるが移動している。プレートの上に乗っているシリコンの組成を持つ橄欖岩の大陸も少しずつ移動するのである。この事実はGermanyの地球物理学者ウェーゲナーの依って提案されたが、彼が生きている内にはその証明が出来ず、彼は失意の内に北極の探検中に亡くなった。この様に地球自体に起因する原因での気候変化がある。
そして二つ目には、太陽系の中心である太陽の変調に因る地球の気候変動である。太陽の変化を初めて問題にしたのは望遠鏡が発明されてからであり、その望遠鏡で月や星を観測したのは、イタリアの天文学者Galileo・Galileiである。彼は、太陽に望遠鏡を向けて、そこに黒点と称するものが在ることを確認し報告している。これが太陽活動に関して実際に報告として残っている記録の初めである。太陽黒点は最初何御為に出来るのかサッパリ解らなかった。しかしそれが太陽の活動に関係しているらしい事は次第に判るようになって行った。それは太陽内の活動状態を現わしている事に気が付いたのである。黒点は磁場であり、それが見えるという事は活発に内部の核融合反応が進んでいる事を現わしているのである。太陽活動の変化は常に地球の気候にダイレクトに影響する。現在、太陽活動は不気味な変化を予想させる段階にある。それは地球の磁場の変転であり、此れが起きると、それが完全に反転するまでに、太陽風のプラズマが地球を襲い生命に大きな危機をもたらすかもしれないと考えられている。
更に、三つ目としては、太陽系の銀河系宇宙の中での影響である。太陽系は天の川銀河の周りを3・5億年で一周する。その間、太陽系は銀河系内宇宙の星間物質の中を回転する。その際に太陽系への変化が起きる可能性がある。それは未知の要因であるが無視するには余りのも重要な要因である。
次にはの過去に於ける太陽系理解の経緯を考えてみよう。そして今現在の時点でどの様な推移が考えられるかを考察する。太陽系の生成が18世紀にも話題に成った事がある。それは二つの構想が出された。一つは巨大な個体が回転力によって分離し、その分離した小個体が中心部の太陽の時点に従い太陽の周りを回ることで惑星系が形成された。という推理であり、もう一つはガス雲の中から中心部の重量で太陽が現れ、その周りのガス雲が重力に従い収縮し、それが惑星になり太陽の回転に応じて周りを回る太陽系を作ったという説で、初めの構想はFranceのシモンドラプラスにより提唱され、次の構想はGermanyの哲学者イマーヌェルカントにより提唱された。この二つの説は現代の惑星科学に拠ればどちらかと云うとカントの説に近い。ただ、現代の惑星科学でも、実際の惑星系の創成については未知の部分が多い。現代では宇宙空間に望遠鏡が打ち上げられているのだから、現在も活発に星が形成されている領域を観察する事で問題の答えが見つかる。
太陽系が形成されたあと、太陽を回る惑星の変化については、いま尚全てが解っている訳では無い。太陽系第三惑星の地球は太陽系の中でも特殊な星である。そこには水が大量に存在し、それが生命体を育んだ一番大きな要因であろう。地球はその生成時から様々な経緯を経ている。地球の浅い海に生じたと目される初めの生命は、環境を生きる為に様々に適応して来た。遂に現在の人間が出現したのであった。人間と云っても住む環境に適応し、人種が形成された。この人間が活動を始め多くの火を使い二酸化炭素を排出して温暖化が起きたという虚説が現代の諍いの元となっている。地球の温暖化は人間活動とは異なった物で、それは多くは太陽活動に立脚している。現在の「温暖化論争は」完全に政治的な物である。この二酸化炭素で一儲けをしょう。という輩が、この温暖化問題の火種を挙げた。地球はその長い歴史の中で中生代の恐るべき高温時代と何回かの氷河時代を経験している。本物の氷河時代が到来すると、農業生産物は減収し、本物の飢餓が起るだろう。当然ながら人口の減少が起きる。完全な氷河時代が来ると人間は数億人に減少する。地球の様相も変化し、現在のヨーロッパは氷河の下に成り、アフリカのサハラ砂漠は緑の草原と樹林に覆われる。
ところが此処に、或る勢力が気温の上昇を二酸化炭素のせいにするという策謀を考え出してひと儲けしょうとした。またそれは世界を支配する方法の一環としても考え出された物であろう。その勢力は第二次大戦の戦勝国である「連合国」という自前の組織を使い、大々的に地球環境の二酸化炭素により温度上昇を宣伝し、テレビを始めとした全メディアを使って多くの人々を洗脳した。今では、それに敵対したGermanyや日本も敗戦の枢軸国としてその組織に入れられ、日本国民の税金から運営資金をカツアゲされているのが真実である。いまでは日本も独逸も傀儡政権が国民を犠牲にして、そのある少数民族の勢力に、資金的にも政策的にも言い成りで奉仕しているのが現状である。こんな事がいつまで続くのだろう、この少数民族は世界の富の90%超える貨幣を持ち、金塊に異常な執着を擁いている。自分達の為に他者からの収奪についてそれが正当な物だと彼らの聖書であるタルムードには記載されている。こんな出鱈目な民族が世界の実権を握っ営るのは恐怖と絶望以外の何物でもない。日本国民は彼らを全く知らない為に、明治の初めから上手く操縦されている。明治維新と称する政変は彼らが青写真を描き、薩長の下級武士を使って江戸幕府を倒し近代化と称して猶太の操縦可能な制度にしたものだ。
さて、地球という惑星の環境は、太陽の放射エネルギーを受けて、自ら創り出した物だ。第三惑星は、太陽からのエネルギーが適度に恵まれて、それが生命を生んだ最大の要員だろう。水星も金星も、余りに強烈なエネルギーをもらい受けて、ほとんど灼熱の世界であり、此処に生命は生まれよう筈もない。では火星はどうか?地球よりも遠い為に、そのエネルギーの率は少ない。それに水も存在しない。こう考えると第三惑星は信じられぬほど運のよい位置にある。特に重要なのは月の存在である。月はどうしてできたのだろう?、此れこそが太陽系第三惑星を考える上で、最も神秘的な5つの問題の一つであろう。月は地球の75%を占める海に対して干満を起こさせ、海の律動に一つのリズムを与えている。これは生命を考える際に、とても重要な係数であり、地球の生命と生殖の起源はこのリズムに起因するのでは無かろうか。原始的な生命が地球の海に発生し、それがひとつの律動を持ち、バイオリズムを誘導したとするならば、命のリズムはこの月に因る地球の海の干満であろう。この辺の事情は太陽系第三惑星の歴史であり、その生成のもっとも重要な点である。
今回のテーマは地球温暖化という現象である。一言で謂えば、地球は温暖化も寒冷化もする。そしてそれは人間活動によって起こる事ではない。人間の活動は地球の環境を左右するほどのレベルには達してゐない。地球の歴史は永い、その中で温暖化した時期が在るかと思えば、徹底的に寒冷化した氷河期が続いた歴史もある。人間の生産活動よりも自然の活動の方が、寒冷化も温暖化も影響が大きいのである。爬虫類が繫栄した中生代の平均気温は現在の平均気温を10数上回って居る。冷血動物の爬虫類の代表であるさまざまな恐竜が栄え、其処から新たな種が枝わかれして多種の爬虫類からの鳥類まで生まれた。地球温度の変遷は各種の繁栄と滅亡を生んで、いまに至るのである。人間の生産活動によって生ずると言われる二酸化炭素の温暖化が引き起こす物は、極僅かであり地球の気候を左右する段階までは至っていない。だが、人間活動の影響は完全に無害化と云えば、そうでは無いと思う。人間はその生産活動により、様々な公害を引き起こしてきたことは確かである。足尾鉱山の精錬煙害、など、多くの重金属による生態系への破壊は貴重な経験則なのである。だが二酸化炭素に因って人間の生産活動を抑え込むある勢力の思惑で、この温暖化危機説は浮上した観がある。何かの魂胆から論争が始まったのだと考えた方が合理的な気がする。何故ならこの論争は排出基準を定め、それを越えた国家から金を出させるという、利益に絡んだ政治的な思惑ではじまった感じがあるからだ。
こんな事は真の地球惑星科学から言えば、一種のペテンを感じて仕舞う。確かに地球は温暖化しているとして、それが人間の生産活動が原因かと云えば、それは肯定できない面がある。永い地球の歴史年代から言えば、我々の生存している地球は太陽の恩恵と気まぐれを率直に受け入れる以外に方法は無い。太陽研究によれば太陽は此れから先50億年存在する。だがいずれ太陽の水素は燃え尽きて最終的には鉄で終わり、赤色巨星としてその使命を終える事に成る。もちろんそれまで人間などは存在していないであろうし、地球自体が現在のままだとは到底思えない。我々は太陽の賜物でありこの宇宙という偉大な世界の子供である。お天道様に感謝して自分の人生を生き抜くことは何にもまして尊いものなのであろう。
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