タイヤからキーパーへ
会社の構造転換を実践する中で
ある時期 タイヤとキーパーの併設店を運営する時期が必要でした。
タイヤ屋からいきなりキーパー専門店へ
飛び乗ることはまったく無理筋であり
タイヤ屋の店先でキーパー施工する併設店が
キーパーコーティングとコーティングビジネスを学ぶために必要だったのです。
全国6000店のキーパープロショップの96%が
ガソリンスタンド併設型のキーパープロショップである理由が良く理解できます。
本業を補完する意味として
キーパープロショップはとても有用なのです。
タイヤ屋でいえば繁忙期は年間4か月だけで
残りの8か月は非繁忙期でまったく採算が合いません。
その時期を補ってくれるキーパーとの組み合わせはベストマッチでありました。
それでも
併設店を捨てたのは
専門店に発展成長の魅力があったからで
併設店のままでは
守りは出来ても・・・・・・・! いずれ縮小均衡です。
守るだけで攻めに転じれなければ 守る意味は延命でしかありません。
そのうち好転するだろう、良くなるまで待つ。 と 問題を先送りするばかりです。
2030年には電気自動車しか製造されなくなると
ガソリンスタンドさんのビジネスモデルは成立しなくなる可能性が高まります。
これまでもガソリンの販売量が減ったので
油外収益で補うためにキーパープロショップを併設している、これが実態です。
これから生き残りをかけてドンドン変わっていくでしょう。
私たちは併設店を捨てて
専門店で行くことに躊躇しませんでした。
企業的に成長発展するために必要な判断だと信じます、
「守り」から「攻め」に 退路を断って背水の陣を敷いたのです。
文章にまとめるとこんな感じですが
実際は
併設店人材を専門店へ移管させ
構造転換をスムーズに行えると思ったのですが この考えは甘かったようです。
専門店には年下の上司が居る
後輩の上司が居るという ボタンの掛け違いになってしまい
店舗の雰囲気が良くならず
ちぐはぐな運営で結局 皆辞めて行かれました。
秩序がめちゃくちゃになってしまったのです。
でも ここが分岐点だったようです。
不足する人材を
新卒採用に的を絞って募集し 2年間で3名を採用できたことで
年上上司と年下部下の
先輩後輩関係が整って ここにも秩序が出来てきました。
専門店に 序列は絶対必要なんですね、
実力主義がもてはやされているようですが
生まれたての組織には 年功序列は絶対必要な要素だと感じました。
いろいろな要素が整ってくる!
その実感をみんなも感じているようです、
夜明け前の雰囲気です さあ日が昇ります!