11月18日(水)晴
昨日は遅くなってしまい書くことができませんでした。
今日は台湾2日目(11月14日(土))のことを話します。この日は誰も案内してくれる人がいないので自分たちだけで観光することになりました。と言っても他の3人のメンバーは一人を除いてみんな初めてなのにガイドブックも持っていないのです。結局僕のガイドブックを参考にMRT(台湾の地下鉄)の一日乗車券を購入して沿線スポットを見て回ることにしました。メンバーはみんなわからないので自分の行きたいところをガイドブック片手に、勝手に決めて行く事にしたのです。メンバーからは今日だけのツアーコーディネーターと言う事で従ってくれることになった訳です。
まずホテルから地図を見ながら歩いて台北駅に行きMRTの一日乗車券を購入しました。200台湾元(約600円)で一日中地下鉄乗り放題なのでかなりお得です。とりあえず士林(しーりん)に行って、タクシーで故宮博物館に行きました。多分一番近いはずですがタクシーで100元(約300円)もかかりました。台湾のタクシーは初乗りが70元なので安いと言えば安いと思います。故宮博物館は蒋介石が中国から持ってきたお宝がいっぱい展示されており、北京より貴重な宝物が展示されているとのことです。とにかく観光客が多いことと、ゆっくり見ていたら一日つぶれてしまいそうです。我々も宋代から清代のフロアを中心に見て、あとはスキップしてしまいました。一昨年西安に行って秦代や唐の時代は見てきていたので時間の制約上スキップしてしまった訳です。それでも2時間もかかってしまいました。写真は入場門から故宮が見えるようにし、真ん中に自分を入れて、今回広島から参加しているS山さんに撮影してもらいました。故宮だけの写真はそのうちホームページで紹介したいと思います。
再び士林に戻って、街中の店で昼食を取りました。同行した仲間はラーメンを頼んだのですが味が薄いと言って豆板醤と醤油を入れて食べてました。僕は焼きそばを注文したのですが、これがラーメンのつゆを除いたものに野菜をからめたようなもので、正直あまりおいしくありませんでした。でも昨晩の海鮮料理よりは食べやすかったと思います。
士林から再びMRTで新北投(シンペイトー)に向かいました。新北投は台北郊外の温泉地で日本人が発掘した温泉だそうです。本当はここで日帰り温泉に入りゆっくりするつもりでしたが時間があまりないので、源泉近くの川で足湯だけになってしまいました。ここには台湾原住民の博物館があります。僕は日本の国ができたのは沖縄等南西諸島からの漂着民が縄文人になったと思っているので、台湾の原住民の文化の中には日本の縄文人の文化に影響を与えたものがあるはずだと考えていました。そして今回の訪問により、いくつかの点でこの考えが正しいと言う確信に近いものを得ました。ひとつは原住民の風貌が奄美やアイヌの人たちと類似していること、道具類が日本のものと類似していること、夜這いの風習があったことなどです。
もう夕方近くになってしまったのですが、その後更にMRTで新北投から淡水(ダンスイ)に行きました。淡水は台北北部の港町で夕日がとてもきれいなところです。残念ながら曇り空のため十分きれいと言うわけではありませんでしたが観音山の岬を眺めるだけでもよい眺めでした。
また淡水はガイドブックには乗っていませんでしたが海岸沿いに屋台がずらっとならんで現地の人たちが大勢歩いていて、日本の祭りのような光景です。独特な臭いの屋台からアクセサリーまで何でもあって夜市より楽しめます。今回は土曜日と言うこともあって台北からの家族連れが特に多かったのかもしれません。
淡水から帰りのMRTに乗った時は既に暗くなりかけていました。ここから今度はMRTで雙連(スンリェン)に行き、歩いて寧夏路夜市に出かけました。ところが雙連駅に着いたところで最年長のO井氏が足が痛くて歩けなくなってしまい一人タクシーでホテルに戻りました。残った三人で寧夏路夜市を探して歩きました。途中で地図を見せて女学生に英語で道を聞いていると中年のおじさんが入って来て日本語で地図をみながら教えてくれました。台湾の年配者はかなりの人が日本語ができるようです。やっとのことで着いた寧夏路夜市は500mぐらい道路を歩行者天国にして屋台がずらっと並んだ飲食中心の夜市でした。まだ始まったばかりでどの屋台も準備中のところが多く雰囲気を味わう程度でした。
ここからまた元の雙連駅に戻り、MRTで台北に帰ってきました。台北からはネオンの中を朝の記憶だけで戻り出したのですが、20分も歩いてからどうも道を間違えたことに気づき、もう一人のメンバーY川氏が店に入ってホテルに戻る道を訪ねても知らないようです。地図を見せて現在地を訪ねると地図には載っていない場所を指差す始末です。店の客まで寄ってきて、もうタクシーで帰るように言われる始末でした。どうもホテルのある所とは180度反対側に来てしまっていました。タクシーで120元もとられてやっとホテルにたどり着きました。
ホテルに先に戻ったO井氏と合流して、一服してから食事にでかけました。今度はO井氏が台湾の友人の周さんと連絡を取り、小龍包(しょうろんぽう)のおいしい店を聞いておいてもらったのでホテルの近くの金品茶飲と言う店で小龍包を目一杯食べまくりました。アサヒビールや焼酎まであって、久しぶりにあらゆる中華を食べながら焼酎のボトルも1本空けてしまいました。最高においしかったけど値段もずいぶんでした。
あとはホテルに戻ってバタンキューでした。とにかく電車と歩き中心だったので足が痛くてたまりませんでした。足裏マッサージに行きたかったのですがホテルに戻るともうどこにも行きたくないくらい疲れて、日本から持参したスタミナドリンクを飲んで朝までぐっすりでした。
こんなに長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。
でも効率的なバスツアーでなく自分達の足と案内書だけの旅もまた楽しいものです。今回はアラカン(還暦に近い人達)おじさん4人の旅でしたが、もうこんな旅は二度とできないかもしれません。翌日は台湾の友人 周さんの案内で今回のようなことはありませんでしたがこの話はまた次の機会にしましょう。
それではまた。
昨日は遅くなってしまい書くことができませんでした。
今日は台湾2日目(11月14日(土))のことを話します。この日は誰も案内してくれる人がいないので自分たちだけで観光することになりました。と言っても他の3人のメンバーは一人を除いてみんな初めてなのにガイドブックも持っていないのです。結局僕のガイドブックを参考にMRT(台湾の地下鉄)の一日乗車券を購入して沿線スポットを見て回ることにしました。メンバーはみんなわからないので自分の行きたいところをガイドブック片手に、勝手に決めて行く事にしたのです。メンバーからは今日だけのツアーコーディネーターと言う事で従ってくれることになった訳です。
まずホテルから地図を見ながら歩いて台北駅に行きMRTの一日乗車券を購入しました。200台湾元(約600円)で一日中地下鉄乗り放題なのでかなりお得です。とりあえず士林(しーりん)に行って、タクシーで故宮博物館に行きました。多分一番近いはずですがタクシーで100元(約300円)もかかりました。台湾のタクシーは初乗りが70元なので安いと言えば安いと思います。故宮博物館は蒋介石が中国から持ってきたお宝がいっぱい展示されており、北京より貴重な宝物が展示されているとのことです。とにかく観光客が多いことと、ゆっくり見ていたら一日つぶれてしまいそうです。我々も宋代から清代のフロアを中心に見て、あとはスキップしてしまいました。一昨年西安に行って秦代や唐の時代は見てきていたので時間の制約上スキップしてしまった訳です。それでも2時間もかかってしまいました。写真は入場門から故宮が見えるようにし、真ん中に自分を入れて、今回広島から参加しているS山さんに撮影してもらいました。故宮だけの写真はそのうちホームページで紹介したいと思います。
再び士林に戻って、街中の店で昼食を取りました。同行した仲間はラーメンを頼んだのですが味が薄いと言って豆板醤と醤油を入れて食べてました。僕は焼きそばを注文したのですが、これがラーメンのつゆを除いたものに野菜をからめたようなもので、正直あまりおいしくありませんでした。でも昨晩の海鮮料理よりは食べやすかったと思います。
士林から再びMRTで新北投(シンペイトー)に向かいました。新北投は台北郊外の温泉地で日本人が発掘した温泉だそうです。本当はここで日帰り温泉に入りゆっくりするつもりでしたが時間があまりないので、源泉近くの川で足湯だけになってしまいました。ここには台湾原住民の博物館があります。僕は日本の国ができたのは沖縄等南西諸島からの漂着民が縄文人になったと思っているので、台湾の原住民の文化の中には日本の縄文人の文化に影響を与えたものがあるはずだと考えていました。そして今回の訪問により、いくつかの点でこの考えが正しいと言う確信に近いものを得ました。ひとつは原住民の風貌が奄美やアイヌの人たちと類似していること、道具類が日本のものと類似していること、夜這いの風習があったことなどです。
もう夕方近くになってしまったのですが、その後更にMRTで新北投から淡水(ダンスイ)に行きました。淡水は台北北部の港町で夕日がとてもきれいなところです。残念ながら曇り空のため十分きれいと言うわけではありませんでしたが観音山の岬を眺めるだけでもよい眺めでした。
また淡水はガイドブックには乗っていませんでしたが海岸沿いに屋台がずらっとならんで現地の人たちが大勢歩いていて、日本の祭りのような光景です。独特な臭いの屋台からアクセサリーまで何でもあって夜市より楽しめます。今回は土曜日と言うこともあって台北からの家族連れが特に多かったのかもしれません。
淡水から帰りのMRTに乗った時は既に暗くなりかけていました。ここから今度はMRTで雙連(スンリェン)に行き、歩いて寧夏路夜市に出かけました。ところが雙連駅に着いたところで最年長のO井氏が足が痛くて歩けなくなってしまい一人タクシーでホテルに戻りました。残った三人で寧夏路夜市を探して歩きました。途中で地図を見せて女学生に英語で道を聞いていると中年のおじさんが入って来て日本語で地図をみながら教えてくれました。台湾の年配者はかなりの人が日本語ができるようです。やっとのことで着いた寧夏路夜市は500mぐらい道路を歩行者天国にして屋台がずらっと並んだ飲食中心の夜市でした。まだ始まったばかりでどの屋台も準備中のところが多く雰囲気を味わう程度でした。
ここからまた元の雙連駅に戻り、MRTで台北に帰ってきました。台北からはネオンの中を朝の記憶だけで戻り出したのですが、20分も歩いてからどうも道を間違えたことに気づき、もう一人のメンバーY川氏が店に入ってホテルに戻る道を訪ねても知らないようです。地図を見せて現在地を訪ねると地図には載っていない場所を指差す始末です。店の客まで寄ってきて、もうタクシーで帰るように言われる始末でした。どうもホテルのある所とは180度反対側に来てしまっていました。タクシーで120元もとられてやっとホテルにたどり着きました。
ホテルに先に戻ったO井氏と合流して、一服してから食事にでかけました。今度はO井氏が台湾の友人の周さんと連絡を取り、小龍包(しょうろんぽう)のおいしい店を聞いておいてもらったのでホテルの近くの金品茶飲と言う店で小龍包を目一杯食べまくりました。アサヒビールや焼酎まであって、久しぶりにあらゆる中華を食べながら焼酎のボトルも1本空けてしまいました。最高においしかったけど値段もずいぶんでした。
あとはホテルに戻ってバタンキューでした。とにかく電車と歩き中心だったので足が痛くてたまりませんでした。足裏マッサージに行きたかったのですがホテルに戻るともうどこにも行きたくないくらい疲れて、日本から持参したスタミナドリンクを飲んで朝までぐっすりでした。
こんなに長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。
でも効率的なバスツアーでなく自分達の足と案内書だけの旅もまた楽しいものです。今回はアラカン(還暦に近い人達)おじさん4人の旅でしたが、もうこんな旅は二度とできないかもしれません。翌日は台湾の友人 周さんの案内で今回のようなことはありませんでしたがこの話はまた次の機会にしましょう。
それではまた。