7月31日(月) 晴
昨夜高校時代の友人の訃報に接し、なんともやりきれない。まぁ年齢を重ねると言うことは数多くの哀しみにも接すると言うことなのかもしれない。体調不良で夏のゴルフはできないけど、秋にはゴルフをやるからと言っていた友人があっという間にいなくなったのだから先のことは闇のようなものである。それは今あることを楽しめと言うことでもあるのだが・・・。
彼とは学生時代の夏休みにいっしょにアルバイトをしたことがある。セブンアップと言う清涼飲料水の配達だ。当時自動車の運転免許はなかったのでもっぱら助手席に座り、商店への飲料ケースの持ち運びをし、空のケースを回収する作業だった。夏の暑い時だったので余っている生温かいセブンアップを店頭の冷えたものと交換してもらい飲んだあの炭酸飲料の味は未だに忘れることのできない思い出である。その後何十年も会ったこともなかったが10年ほど前から同窓会で毎年顔を合わせることになった。初めて同窓会に出席した時、「おめぇ誰だ!」と彼に言われた。多分ほとんどの人がそう思っていたと思うことを察してあえて言うようなヤツだった。
8月には昔の仲間が集まる予定だが、また一人減って、また黙とうから始まることになるのだろう。まぁ残念ながらそう言う年になったと言うことなのかもしれない。いずれは順番が回って来ることなのだから、残されたものは大いに生を楽しんで良いんだと思う。