11月19日(火) 晴
過剰なパワハラ社会
最近パワーハラスメント、モラルハラスメントと言う言葉をあちこちで聞くようになった。まぁある意味で誰もが自由平等の社会になったとも言える現象かもしれない。一方社会が自分勝手なわがままな社会になっているとも言えなくはない。自分が気に入らなければそれはパワハラになってしまうこともある。そこがこの問題の難しいところだと思う。
我が国の学力は世界と比較して年々低下の一途を辿っているようだ。教育現場において教師の質の問題もあるが、生徒を叱ることもできない社会の在り方にも問題がある。
「叱られる」と「怒られる」の違いは人によってとらえ方が異なることに起因する。結局言う方は相手のとらえ方がわからないからと言いたいことを言わずに黙視することが多くなる。このことが未来にどんな影響をもたらすのだろうか?
物事を覚えたり学習していく上で先人の叱咤は必要なことと思う。そんな叱咤をもっと図太く、聞き流す忍耐も必要なのだろう。人には叱って伸びるタイプと叱られるのを見て伸びるタイプがある。それをきちんと見極めて人に接する人とそれを我慢して受け止める人がいる社会になって欲しい。現代は権力を濫用する人と忍耐力のない人があまりにも多いような気がしてならない。その結果が世界での学力低下の一因となっている気がする。
老人の勝手な独り言でした。