4月18日(土) 雨
江戸と京都の違い
外出制限が続く中でどうしても家の中で本を読んで過ごすことが多くなった。その中で最近自分の読む本と言えば時代小説が圧倒的に多くなった。そして時代小説の舞台として必ず出てくるのが江戸と京都なのである。まぁどちらも都があった処だから当然ではあるが読み手の捉え方は少し違うように思う。江戸の街は頭の中で想像してみる街であるのに対し、京都の街は現存する史跡からより身近に感じることができる。まぁだから単に古いものを鑑賞する観光から歴史や過去の人物の生き様を知った上で観光するとさらに興味深い発見があるような気がする。まぁ江戸の街は関東大震災や戦争による空襲であとかたもなく消えてしまった点で京都とは決定的に違うのだろう。自分も何度か京都を訪れているのだが、今までただの観光でその場で歴史や人物を知るばかりであったが、いろいろな本を読んで知った上で行ってみたい所がいくつかできたのも事実だ。京都にはたくさんの寺があり、自分も有名な寺は訪れているが観光するのは仏像であったり、襖絵であったり、建物であったりでその寺の特徴的なことまでは知らなかった。
京都ではお寺をその特徴から〇〇面(ずら)と呼ぶそうだ。
たとえば建仁寺は詩文に優れた僧を多く輩出していることから学問ずら、南禅寺は武将の信仰が厚いことから武家ずら、妙心寺は組織の運営が上手だったことから算盤ずら、大徳寺は千利休が帰依してから茶道と関わりが深いことから茶ずらなどと呼ぶのだそうだ。まぁそう言えば大徳寺は千利休が寄進した山門金毛閣に利休の木像を置いたことから秀吉に言いがかりをつけられ利休切腹となったことでも有名でした。まぁ大徳寺はそれ以前には一休さんが再興した寺でもありました。そんなことを知らずに枯山水の庭園を見ていたのだから再度行ってみたい気分にもなるのだろう。まぁそんなところが多くあるのが京都かもしれない。
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