”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話…ビジネス編(88)

2006年07月11日 22時37分45秒 | ビジネス
7月11日(火)雨のち曇
朝のうち雨が降ったのですがすぐやんでしまいましたね。なかなか梅雨明けにはなりそうもありません。今週末のクルージングも不安になってきました。海の日には本来梅雨が明けていると言う前提で祝日としたんじゃないのですかね。ここ数年毎年のように海の日は梅雨明け前のような気がします。

さて昨日の話はわかりにくかったと思いますが、ビジネスの発展の歴史とこれからのビジネスの方向性について話をしたつもりです。現在は情報社会の真っ只中ですが、コンピュータ技術の発展とともに、ビジネスにおける人間の役割もどんどん高度化しています。そして個人個人が事業主としての自覚を持ったビジネスライフを要求されるようになるでしょう。農耕社会から工業社会と集団的な文化を形成してきた日本人にとって、これからの狩猟民族的文化への対応にはかなり精神的ストレスが生じることは目に見えています。ただ現在のようなアメリカ型の資本主義が続く限りそうならざるを得ないと思います。そこでこれらの精神的ストレスを埋める「心のケア技術」が日本人等を中心とする農耕的文化を持つ国々でビジネスとして発展してくるのだろうと思います。
このビジネスの方向は企業活動とは別のグループ化が進むことにより、能力ベースの企業とはまったく異なるグループ社会に発展して行く可能性があります。職種や所属企業に関係ない社会貢献を目的としたグループ社会や趣味を中心としたグループ社会がいずれはビジネスとして成り立つことにより、新しい企業グループを形成するようになるかもしれません。少なくともその時にはアメリカ型資本主義の行き詰まりとセットかもしれませんが。

もうひとつはバイオ医療技術をベースにした「癒し空間」や「癒しエンタメ」と言ったビジネスの発展。この方向はアメリカ型資本主義と共存しそうです。ビジネスで稼いで心のケアにお金をかける社会です。差し引きすれば同じことかもしれませんが世の中の大勢がマネーを中心とした社会であるかぎり「癒し空間ビジネス」として高額所得者が集う場ができあがってくるでしょう。既にその傾向はエステサロンや健康ランドに見られます。これらのスケールをさらに大きくしてかつ豪華で高額な空間創造ビジネスが展開されるでしょう。アメリカ型資本主義の行き着くところは貧富の差をますます大きくする方向にしかいかないでしょうから。ただいずれこの癒し空間に集う人々がいずれ新しい社会を作って行くようになるかもしれません。自然環境そのものから生活様式まですべてを都会と隔離した桃源郷が出現するかもしれません。ただすべての人類が癒しを享受できるかどうかはむずかしそうです。何か新しい考え方が必要でしょうね。

いずれの方向にしても「心のケア技術」が進む方向は現在の国家・企業の枠組みを再構築した小さなグループ化からスタートし始めるのではないでしょうか。
その時既存の国家や企業はどう言う変遷をするのかと考えるとおもしろいですよね。多分アメリカと言う超巨大支配国がどうなるかによっておおきく方向は変わると思いますが、日本人は聖徳太子の時代から融合文化を創る天才ですから、ほどよい社会形成ができるといいのかもしれません。日本と言う国は2000年以上も天皇家を中心として存続している国です。これは神道という八百万の神を敬い祀る文化のなせるわざなのかもしれません。我々は太古の昔から自然の万物に感謝し祀ってきた民族です。天皇はその代表者にすぎません。だから僕らは万物の中に仏陀も組み込んでいるし、儒教も組み込むことができたのだと思います。僕らを取り巻くすべてのものが感謝の対象であるし、万物が自分の心の鏡であって、天皇家は代表者として我々の変わりに忘れることなく五穀豊穣を祈っていてくれる存在であり決して僕らを支配する存在ではないのです。日本の歴史をみれば常に別の勢力が支配して、天皇自身が戦争したことはまずないのですから。だから2000年以上も滅びることなく続いているのだと僕は思っています。
そんな国なので日本は敵対的ビジネスを本領とするアメリカ型ビジネス社会には決してならないだろうし、日本人の精神構造にマッチした融和の文化を形成していくだろうと思います。その結果として、価値基準がお金ではないグループ社会が誕生する可能性が高いような気が個人的にはしています。
今日はここまでです。だんだん現実ばなれした話になってきて自分でも勢いだけでかいてますのでもう少し熟慮が必要かもしれません。明日からは少し視点を変えてこれからの社会に適応していくための考察をしてみたいと思います。


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1 コメント

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そもそも (わっそ)
2006-07-23 14:47:24
「欧米=狩猟民族」というのは、根拠が全く無い胡散臭い説にもかかわらず、多くの人が信じ込んでいるのが不思議です。



ヨーロッパ人の大半は農耕民族です。

ヨーロッパは、日本よりも古い時代から農業が盛んでしたし、

今でも日本よりも食料の自給率が高いです。

大昔のことを言うのなら、日本も縄文時代は狩猟民族でしたし、

現在でも、アイヌ民族、琉球民族は狩猟民族的要素を残しています。

ヨーロッパで肉食が多いのは、

狩猟によるものではなくて牧畜が盛んだからです。
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