レゴ棚整理も中盤戦です。
1枚目
左から
モルシア城(2004)
ブラデックの暗黒要塞(2005)
2枚目
上段左から
国境の戦い(2006)
ガーゴイル橋(2006)
ヴァイキングと巨大ドラゴンの激戦(2006)
下段に並んでる奴らについては後日。
3段目
ロイヤルキング城(2006)
キングレオ城(2000)
なんだか意匠の良く似たセットです。
2004年以降のお城シリーズ。この頃はちょうどシリーズ過渡期で、プラの色調が変わり、草葉ブロックの少ない、すっきりした造りのセットになってきます。
手持ちの古いシリーズは色の種類が少なくて、赤・青・黒の原色に緑の葉パーツが不規則に配置されていて、単体で見る分には良いのですが並べるとカラーパターンがどれも同じで、なんだか代わり映えしないイマイチなプラ塊の群になります。
立体基礎板もあまり使いこなせていなくて、外周を壁で囲むだけの面白みの無い建物でした。
それならば、この2004年前後のお城はどうかというと、同型の基礎板を使用したセットが3つ有り、どれも中央の大型棟を小棟4つが囲む同じ構成、しかもみな青屋根で雰囲気にたいして差がありません。二つ並べたら違いがわかるけど別個にみたら混同するでしょう。
しかも「2000年ナイトキングダム城(キングレオ城)」「2006年ロイヤルキング城」では紋章のライオンマークが同じです。なんだか自分でも多少の残念さは感じていて、思い返せば2006年のお城シリーズは敵味方共に華の無いぱっとしないセットばかりでした。具体的には名無しの雑魚フィギュアばかりたくさんあって、王様や騎士などのリーダー系が少ない、居るには居るが地味なうえ、陣営がわかりにくいのです。
前年に展開したナイトキングダムでは、モルシア城にはモルシア王と仕える4人の騎士が居り、彼らは全員名前と専用色の鎧兜を装備しています。敵役にはブラデックという悪の騎士が居り、その居城は歴代中最も悪そうな黒と小豆色の配色に、サソリの紋章という徹底した悪役仕様で、サイズも妙にでかく、善悪対立軸のハッキリした派手なシリーズ展開だったのです。
2006年のお城はそのモルシア対ブラデックの延長上にあるらしいのですが、紋章や武装の形状が違っていて統一感がありません。人員配置も変で「国境の戦い」セットには敵味方で10体もフィギュアが入っていて、ガーゴイル橋では敵2体に騎士1体。本来はもっと大規模な商品展開の一部だけ商品化したような隙間感があります。
ナイトキングダム名義のお城シリーズが半端な出来だったせいか、他シリーズが頑張っていてこの年にはヴァイキングのシリーズが発売されました。かっこいいシリーズだったけど1年で終了、販売期間は短くて流通量もおそらく多くないでしょう。このヴァイキングの特徴は人外との戦闘です。
今でこそレゴは戦闘マシンのセットだらけになりましたが、昔は極力戦争の雰囲気を避けていた様子があります。他は街やら宇宙探検のシリーズで、お城シリーズも初期は善悪陣営に分かれてはいませんでした。そして白いのと黒いのに分かれても、たまに幽霊やガイコツが混じりましたが、基本的にフィギュアはどれも人間キャラクターでした。それがヴァイキングでは巨大ドラゴン・巨大ウミヘビ・大ウルフなどモンスターと戦うテーマが入りました。思うにこの時期が転換点だったのかと。
翌年のお城シリーズの敵はガイコツ軍団なのです。悪人顔の黒い魔術師がドクロの塔の上から死者の軍勢を操り王国に襲い掛かる殲滅戦セット。アンデッド軍団相手に和平交渉など成り立ちません。ウチにはその死人軍のセットが数個ストックしてあって、これからそれを組むのです。これが本命。その後に蛮族系亜人類が参戦しはじめ、オーク・トロール・ドワーフなどRPGぽいセットに繋がっていきます。
人間同士で争うセットはここで一旦終了し、残りは異種族間戦争なので、区切りでここまで組んで写真とって、セット分けして収納しました。青い屋根の同系統城も引っ込めました。しかし「ブラデックの暗黒要塞」はスタメンです。モンスターよりも悪い人間の城砦として邪悪陣営の中枢を担ってもらいます。このセット、レシピ通りに組むとただの「塀」にしかならないので、少し組み替えて前後のある建物状に変えています。一見城壁だけが無愛想にそびえ立っているようにしか見えませんが、ちゃんと兵員も配置してます。黒い城に黒い兵士なので、背景に埋もれるのです。元セットの兵士フィギュアが少ないので増員しました。黒い奴を。フォースの暗黒面に染まったヴェーダー卿やダースモールさん等けっこうな強面が揃ってるので現状で最強悪陣営です。