続・トコモカリス無法地帯

うんざりするほど長文です。

マストバイ

2015-12-17 02:29:42 | 収集物

頭を割ったらロボと怪獣しか出てこないであろう、私の中でキング・オブ・ザ・ロボの1位、がようやく商品化されました。先行予約販売分を買ってきました。

「1/35 ブルーナイト・ベルゼルガBTSⅡ SX スーパーエクスキュージョン」

厳密にはこれが最初ではないけれど、ガレージキットや関節破損率激高な玩具には不満があったので、おそらく今の技術で設計された1/35のボトムズキットとして理想の形ではないかと思います。そうであってほしい。これが出るまで30年待った、もうこれ以上は時間の余裕が無いので。

こういうものが欲しくて夢に出るほどだったのが、とうとう手元に来た。実現するとは思ってなかった。良い時代です。
青の騎士ベルゼルガというのは30年程まえのボトムズ外伝小説の主人公機。これがもうかっこいいのなんの。作中で主人公が全てをかけて戦うための魂の器です。これほどかっこいいメカは無いと断言します。ロボット主軸のアニメ・コミック・ノベル・ゲーム、たくさんあるけれど、これが最高値です。必殺パイルバンカーは全部こいつのせい。青騎士が全部悪い。
ボークス店舗で案内を見た時に、値段を確認せずに予約しました。マストバイです。これを購入せずに何を買うのか。自分の人生の中で最も憧れたのはこの青いベルゼルガです。部屋に数百体あるロボも怪獣も、コレが無かった故の代替品です。

だから、1/35ブルーナイト・ベルゼルガを買わない、という選択は無かったのです。
他の何を取っ払ってでも最優先に確保するべき立体物。

現物を目の前に置いても実感が無いのです。



30年「あったら良いな……」と考えていたものが、手元に来た。
いいのかな。これで。


2015年というのはボトムズでプラモ作る層にとっては特別な年になりました。
最強カスタマイズ機体の双璧が同スケールで立体化されたからです。

ボークスから先述の「ベルゼルガBTSⅡ」
これは、バトリングという賭け試合専用の限界改造の到達点。物凄い強いボス敵を1対1で倒すために、なりふり構わぬ超改造された一点モノです。アストラギウス歴7214年時点で格闘戦最強のカスタマイズ機。

一方で、もうすぐ発売なのがウェーブから出る「スコープドッグ・ターボカスタム」
ボトムズの看板メカのスコープドッグを改造したエースパイロット専用機。操作性を犠牲にしてまで機動力を上げた、殲滅戦専用型。全身にごてごて重武装載せてジェットローラーダッシュでかっ飛んで来る、BTSⅡとは別方向に突き詰めたSTTCというカスタマイズ機。残念ながら今回のキットはラストレッドショルダー版で、あてにならねえ部品がざっと50ほどある中から組み立てた劣化版なので見送ったけど、野望のルーツ版を待ってます。劇中登場した本物の赤肩の悪魔は、乗り手ごとに細かい差異があってレンズガードに腰周りのチェーンなど、各自が使い易いように手を加えた描写が満載です。あれがアストラギウス歴7213年時点で最高性能だったカスタマイズ機でしょう。

どちらも「手持ちの機体」に無理矢理な改造を加えて、限界まで性能を上げた、という設定が良いのです。両方ともジェットローラーダッシュで無理矢理な高機動性能と引き換えに、操作性劣悪というのもまた乗り手の凄さが伝わる描写です。


映像と小説版、ボトムズ世界でやり過ぎカスタマイズ機の2つの到達点が、30年経って、同スケールで、同月に商品化、なんてすこし前まで考えられない事態だったのです。

まだ未入手ですが、ウェーブ版スコープドッグの出来は心配してません。ガレージキット等で長年何度もスコープドッグを出してきたメーカーなので。前作のラビドリードッグの出来も良くて満足してますし。

1/35でボトムズ世界を遊ぶつもりで買いました。シャドウフレアとテスタロッサは1/24だけど、元々シャドウフレアが作中にスーパーヘビー級と解説があります。どれだけデカくても構いません。テスタロッサはデザインの都合上、背丈を合わせると胴体コクピットが人間が乗れないほど小さくなるので1/24だけど事実上1/35です。

同じく1/35で遊ぶつもりの奴ら。メタルマックス立体化の材料を集めました。