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続・トコモカリス無法地帯

うんざりするほど長文です。

久々に

2010-11-28 17:02:29 | D&D4版 セッション感想
今回のD&Dは番外編、いつもとは別のマスターが自分で作ったオリジナルシナリオ。ネルカレンの街のお姫様とPCの一人レイオットの結婚式からスタート。結婚式というくらいだから花嫁は悪者に攫われます。自称義賊の「鮮血の盗賊団」から身代金要求しめて2万GPなり。PC達は花嫁の奪還、および盗賊団の壊滅を命令されました。囮の2万GPを持って待ち合わせ場所に行くと「血に餓えた戦士」3人とその他大勢の襲撃。結果的にはコイツラは偽者だったのですが、精鋭キャラのためHPが高く途中で回復もするためトータル600以上のダメージを与えなければなりませんでした。ボス格を2番目に倒したので1人は降服し460くらい削ったところで戦闘は終了しました。じつはこの戦闘が結構きつかったのです。後にも戦闘が控えてることが分かっていたのでみな必殺技を出し惜しみ、通常攻撃だけで頑張ったので敵の高いHPに阻まれてなかなか押し込むことが出来ません。このへんのバランスはちょっとつらかった、GMの予定ではもっと簡単に行けるだろうと踏んでた感じがあるのですが、4版D&Dは継続的な大火力を出しにくいシステムです。HPが高いと必殺のラッシュも飲み込まれてこちらの手がジリ貧になる可能性があります。3.5版は2000ポイントぐらい数ターンで削る戦闘が出来ますが、4版でそこまでの大火力は継続させることが出来ません。
あと知識判定が厳しくなってきました。英雄級から伝説級へ敵のランクが上がると、目標達成値が5上がります。でもこっちの知識技能は10lv超え伝説級になっても5もあがったりしません。相対的に分が悪くなってきているのです。D&Dはソードワールドなどと違い一定のペースで強さが上がっていくわけではないので、その時期時期により苦労の内容が変わってきます。いまの当面の問題は状態異常のセーブ。石化やら、毎回朦朧するフィールドやら、とりあえず減速やら、いろんな厭らしい状態異常攻撃がありますがどれもセーブのロールで10の目以上を出さないとならない。これがけっこう出ないのです。
さて、前座もいなしたところで次は本物の「鮮血の盗賊団」のボス、カーライルの登場です。こいつ凄いかっこつけのくせに、人質の姫は偽者を用意したりとけっこうセコイ。人質と身代金のやりとりでお互いの主張が食い合わず、ものわかれに。こちらは姫が本物かどうかの看破・知覚判定になんどか成功するものの肝心の花婿レイオットがさっぱり姫を見分けられない。「あれは偽者じゃー」「そうなのかな?」「うーん、婿殿がそう言うのじゃったら…」でなかなか踏ん切りがつかない。そこでものを言ったのがクレリック・メルセーデの魔法のメガネ。これ相手の最大HPと現HPがわかるという優れもの。これで囚われの姫を見る。HP1。一般人だ、奴らの仲間が化けてる可能性はなくなった。ならば今度はディスミサルの呪文を姫に打ち込む。セーブ成功するまで別次元に飛ばされるという呪文。突然手の中の人質に消えられてカーライルは撤退命令を出しました。そこでウチの術師ガンダルーブが多少因縁のあった敵術師ギリアムを討ち取り、偽姫改め村娘も奪還し、残りは追撃して姫救出のみとなりました。

やっと発見した盗賊のアジトは古代の遺跡を利用したものでした。見張りに見つかったため、踏み込んでも盗賊達は遺跡奥に逃げ込んだ後でした。その後を追って進撃しようとすると廊下に魔法の闇がかかっています。レイオットが「俺がまず行く」と合図用のロープを持って中に入ると「ザコン!」と音がしてあとは沈黙。ロープを引っ張るとレイオットが胸に大きな傷を負って死んでいました。どうやら人間の胸の高さ辺りに凶悪なトラップが仕込まれている様子。しかし、その時点では確信を得られずフロアをあれこれ調べ始めるPTメンバー。結局いい方法が思いつかず、その日は大休憩をとることに。その大休憩の最中メルセーデが夢を見ます。「ひざまづいたまま進む」夢でどうやら身を屈めればトラップは通れると判明。と、のんびりする間もなく奥から悲鳴が聞こえてきます。
先に進むと盗賊団の連中が死に掛けていました。応急措置を施すと「仲間の一人が裏切った」とのこと。元々この遺跡はクトゥルフ的なヤバイ怪物を古代の術法で封じ込めていた場所だったのです。そのヤバイ怪物に盗賊団の一人が取り付かれて封印を解こうとしているわけです。途中で神や古代の魔術師からのメッセージ、ゴーレムとの戦闘をこなして、いよいよ最奥の間です。その直前に死にかけたカーライルとお姫様がいたのでそれも回収してグログロな敵ボスとの戦闘です。
しかしこのボス、HPはそこそこなのですが火力が高く、そのうえ厭らしい特殊攻撃を山ほど持ってます。攻撃した敵に憑依して操ったり、殴るとそこから小さな分身を出したり、挙句の果に毎ラウンド20点も再生したり。しかし再生はメルセーデの光輝ダメージで封じることが出来ます。とこらがそのメルセーデが一端沈む羽目に。ガンダルーブが駆けつけ起こし、レイオットが必死の位置取りで周囲をカバーしつつダメージを積んでいきます。このレイオット、普段のメンバーのソードメイジ・ヒデュンエッジと同じクラスながら設計の違いからダメージをよく積めます。反面でエッジほどのカバーリングは期待できないのですが、20の再生があっても20超えのダメージを地道に入れ続け確実に敵HPを削ります。もちろんウチのホロブンも高い攻撃力でHPを削ります。そしてとうとうそのクトゥルフ的な何か、発光する螺旋状のモノ「螺旋をえがくもの」は倒れました。

あとは〆。姫の奪還、怪物の撃退、盗賊団の捕縛、ついでに偽盗賊団も1名捕縛。彼らの処置はレイオットに任されました。プレイヤーのメタ視点的にはPTに知り合いが出来て行動範囲、情報ラインが増えるのはいいことなので、彼らにはレイオットの部下になって新しい動きを期待したいところです。
ちなみに偽盗賊団の捕虜の男はあまりに卑屈な態度と語尾にゲスがつくためゲスオと呼ばれるようになりました。彼にはネズミ男のようなポジションになって欲しいとちょっと個人的には考えてるのですが、メンバーのみなさんの中ではネズミ男って不評のようです。

いまのところ周囲に喧嘩売りまくりすぎて友達がハーフリングのレンディルしかいない我がパーティー。これからは穏便な事態終結も視野に入れないとなあ。でもガンちゃんがなあ。凄い勢いで喧嘩売りまくるんだよなあ。


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