シナリオ当日。不穏な勢力の頭目として現れたインペラさんですが、部下には慕われてる模様。慕ってない腹黒部下もいますが、それらをまとめて懐に抱える度量もあります。自分から振っといてなんですけど、omoteさんの動かすインペラゴンはきちんと遠くの目標を見通した肚の座った感じで、尊大と寛容が上手いバランスで備わって見えました。レイオットと同じ目的を見ながらスタート地点が違う人として性格を作ったので、裏返しレイオット的に扱えば表現できるだろうとも思っていた読みは当たりました。
パーティーメンバーの反応も個性的に分かれ、無頼派のフィネスは「なんだコイツ鬱陶しい」とイラつき、交渉巧みなガンダルーブは「単純な分ノセやすいしそんなに悪いヤツでもない」と取り込む算段を始めてました。エッジは舞台裏知ってるので静観。
そしてインペラゴンの通告は「ホロブンを殺す」敵キャラらしい言い分ですが、世界の道理的に正しいのはこちら。ハービンジャーオブドゥームなど、いずれ必ず漏れる凶悪病原体の容器に等しいのです。
さあ戦闘開始。でも周囲も事情を汲んで1対1に合わせてくれました。
しかしインペラゴン強え。とにかく防御が硬い。アクションポイントとパワーで命中+6で殴っても当たらない。戦術的優位を与えない特技があって、こちらの命中に+4までしか効果が無いのです。これで当たらないなら勝ち目がありません。ホロブンの防御は並の上程度なので向こうの攻撃は全部喰らいます。数ラウンド後には使える技は使い切り、あとは通常技しか残っていません。それにもう残りHPも僅かです。そろそろクライマックスだと台本を確認しました。
そこにメルセーデが乱入しました。ホロブン回復。やりやがったな。
3.5版時のキャラ交替に難色示したのはこの人です。逆に言えばこの人の気分さえ損ねなければキャラ交替も問題無いのです。入念な下準備も対メルセーデ用工作でした。前衛役が回復役の不興を買うのは死亡と同じことです。
瀕死のホロブンが戦闘続行可能になりました。しかし命中しづらいのは変わらないので、パラメータ差も響きなかなか戦闘は進みません。そしてまた倒れそうになると回復されるのです。一度介入して開き直ったらしく、インペラを倒すまで帰ってくるなと言わんばかりです。戦闘が長引き、周囲の敵はみな倒してヒマになった仲間達もやってきて「はよ済ませろ」とプレッシャーをかけてきます。しょっぱい戦いにいたたまれなくなってきた頃、じゃあインペラゴン倒れたわと盛り上がらない勝利。無言の「帰れ」コールって心に刺さるなあ。インペラもホロブンも両方私ですよ。
台本にホロブン負けた展開しか書いてなかったんだよね。勝つつもり無かったし。でも何か言わないといけない雰囲気です。お前が主人公回なんだからいつもの無言じゃ済まさんぞ、という雰囲気がします。
倒れるインペラゴンを抱きとめたホロブン。
「おまえにばかり苦しい部分を押し付けて済まなかった」
誰だよおまえ。キャラ変わってんぞ。手から武器外したのはこれが最初で最後でした。
インペラゴンの遺体からドロップしたのはヴォーパル・ドワーブンウォーアクス+6が2丁。D&D公式ルール上で世界最強の近接戦闘武器。シナリオ特性ですごいぶっ壊れ性能が付いてるのだけど、それが使えるのは29レベルからで、今はまだ只の強い斧です。GMに打診して展開早めてもらったから使いこなせない待機期間が出来てしまいましたが、これが結果的に幸いしました。それまで普段使ってた斧と性能がだいぶ違うので、私が操作に慣れるまで時間が必要でした。
キャラクター交替計画は失敗しました。インペラゴンがホロブンを取り込んで起こる変化は考えていたけど、ホロブンは喰われる前提だったので何も考えていませんでした。だいたいこいつにとってインペラの有無など元から性格に影響無いでしょう。最後まで道具キャラ決定だよ。
28レベルの辺りでもう一度ホロブンにスポットが当たるシナリオがありました。こちらのGMは盗り夫さん。先述したホロブンと同調した破滅本体がやってくる話を用意してくれました。でかい機械生命群体みたいのがホロブンを取り込んで吸収してしまう話です。そこからホロブンを回収するのが目的でしたが、元のオリジナルホロブンはとっくに分解されてて、取り返せたのはホロブンと同じ姿と性能を再現した複製品でした。起源が自然から永劫に変わった以外ルール面の変更は無かったのですが、ここはプレイヤーである私のモチベーションに絶大な変化を起こしました。
これまでのキャラクターの運用方針は、公式ルールに則った範囲でのダメージ算出の追求でした。キャラクターシートの数値を書き写せば、誰でもすぐにホロブンの攻撃力は再現できます。実際のところホロブンの性能で重要なのは、攻撃命中とダメージ計算の部分だけです。防御は脆く、狙われると6割方当てられるし、技能判定は元値が低くて確実に失敗するため、やはりほぼ無意味なデータです。残りHPと攻撃ダイスだけ注意していれば、プレイヤーの知識も工夫も要りません。つまり単純な攻撃能力だけの汎用テンプレ化に収まるお手軽レンジャー。8年ホロブンを使った成果はダイスを足すだけの安直火力キャラクターでした。そして安易な設計のキャラクターは他所から来た収奪者に刈り取られて、計測データの中に消えました。
それでいいのです。
そういうシナリオフックを私が要求しました。最大筋力値・二刀流レンジャー・ヴォーパルウェポン、条件を満たせば誰でも再現出来る攻撃力を、異界の規格が取り込んで量産化するシナリオなのです。もうホロブンに限らず、誰もが同じ大攻撃力を初期装備。どこもかしこも破壊力ばかりでありふれていくのが私の考えた破滅の世界。ホロブンが基準のオーバーキルまみれ世界です。
しかし、そこをあえて踏み越えます。
規格限界値を越えたさらに大きな破壊力を目指します。公式ルールでは不可能な領域を望みます。
そこで一つ違法改造しました。GMに許可取って、エラッタで修正された古いルールを適用させてもらいました。
29レベルレンジャー特技「フォローアップ・ブロウ」
今は近接攻撃が1発命中すると1回近接基礎攻撃をフリーで撃てる、という取得レベルに釣り合わないしょぼいパワーです。しかし規制前の旧型レンジャーは1発の近接攻撃はヒットする「たび」に1発の近接基礎攻撃が撃てたのです。2発が4発、3発が6発、5発が10発。リミッターを外したレンジャーは1ラウンドに理論上20発を叩き込むラッシュが可能になります。
もちろん、そんな無茶な性能そのまま使えないとGM判断から、公式ルール化されたフリーアクション1回を超えて動くと、反動で自分にもダメージが入る条件が付きました。1回につき20点。それが先述した私のヴォーパルウォーアクス固有能力です。29レベルとシナリオ固有武器の両方を揃えて、代償も支払うことで攻撃回数倍増を可能としました。代償は180ポイントの自壊ダメージで、自分も残りHP10程で死にかけますが、それも必要経費です。もはや気にしません。
かつて、規格からこぼれた欠陥品だった者が、世界から新たに規格基準へと定められ、それでもなお自ら枠を逸脱して単機能先鋭化する理由は、ただ精度を追求したいからです。
いや、これは正確な理由じゃないな。根本はもっとシンプルです。
ルールにも、シナリオにも、プレイヤーにも省みられることなく、活躍を望まれることもなく、役割から捨てられた奴を動かすもの。
それは、長いキャンペーンを虚無に過ごした者の意地に他ならない。
この攻撃力はホロブンの意志が世界法則を捻じ曲げたものです。自分の両手で掴んだところにしか起こらない異常ルールです。個人由来の現象だから誰にも真似や再現はできません。ただの量産型では届かないカスタム機の固有パワーです。
ロールプレイや性格描写は薄いけど、これはこれで中々のロマンが詰まっていると自負しています。預言や運命などの他者からの誘導ではなく、神格や超文明による謎パワーを付加したのでもなく、単に旧型マシンが安全装置を外しただけの限界突破型強化。もしも魔法妨害されて他メンバーが上手く戦えなくなっても、私だけは「旧型だから」を理由に腕力で普通に戦える気がします。こないだパシフィック・リム観たからそう思います。
現存しない筈の古いフォローアップ・ブロウを維持するには、ホロブンが使い続けるしかありません。誰にも残せず伝えられず、いずれは無かったことにされる特異点です。
そんな虚ろで儚いパワーで何したいの?
何を耐え……
何を望み……
何を得て……
何を狙い……
何をするのか……
我、動かずして消えること無し。理想の標、果たさざるとも屈せず。
これ、後悔とともに消えること無し……
私がいる限りこの世界には20連発攻撃が存在する、考え得る限りの最高最大効率の近接攻撃だ。かつてはあった、今もここだけにある、根拠は私とホロブンの意地です。要は公式ルールにさえ抵抗するワガママですけど、理由も責任も全て自分にあります。この一つしか無い望みが通らない世界など自分にとって無意味です。
この頃、STG「斑鳩」のプレイ動画を見て感動してたので影響受けてます。
実のところ、単に1ラウンドで特大ダメージが出るだけの性能なので、GMは殴られる専用のタフな標的を1個用意すればシナリオ変更しなくても良かったりします。数値計算が1ラウンド分増えるのですが、主に計算するのは私です。「こんだけ出ました」と報告したらGMが「うむ」とその分の敵HPを引きます。
せっかくのTRPG卓なのにキャラクターのロールプレイ分はさらに減りました。インペラゴン戦以降にホロブン自身が話すことは無くなりました。本体が消失して、複製品と入れ替わってからは、会話能力すら曖昧で、古い仲間をかろうじて認識できる程度という設定にし、何か言うのは全部HOPE側に宛てがいました。
シナリオ都合で、起源:永劫・人造物という種族に変わった時に、記憶はどこまで複製されるかを考えました。過程を記録したログに感情は乗りません。おそらく生体複製脳にログなど無いので、その時点での最新人間関係図らしき情報だけは移り、武器を振るう役目にはたいした重要性も無いので、人間関係は更新もされず、それで何の問題も起こらない程にホロブンは世界と繋がりが薄かったのです。
でも人間兵器っぽさは増した気がするので、満足度が上がりました。
パーティーメンバーの反応も個性的に分かれ、無頼派のフィネスは「なんだコイツ鬱陶しい」とイラつき、交渉巧みなガンダルーブは「単純な分ノセやすいしそんなに悪いヤツでもない」と取り込む算段を始めてました。エッジは舞台裏知ってるので静観。
そしてインペラゴンの通告は「ホロブンを殺す」敵キャラらしい言い分ですが、世界の道理的に正しいのはこちら。ハービンジャーオブドゥームなど、いずれ必ず漏れる凶悪病原体の容器に等しいのです。
さあ戦闘開始。でも周囲も事情を汲んで1対1に合わせてくれました。
しかしインペラゴン強え。とにかく防御が硬い。アクションポイントとパワーで命中+6で殴っても当たらない。戦術的優位を与えない特技があって、こちらの命中に+4までしか効果が無いのです。これで当たらないなら勝ち目がありません。ホロブンの防御は並の上程度なので向こうの攻撃は全部喰らいます。数ラウンド後には使える技は使い切り、あとは通常技しか残っていません。それにもう残りHPも僅かです。そろそろクライマックスだと台本を確認しました。
そこにメルセーデが乱入しました。ホロブン回復。やりやがったな。
3.5版時のキャラ交替に難色示したのはこの人です。逆に言えばこの人の気分さえ損ねなければキャラ交替も問題無いのです。入念な下準備も対メルセーデ用工作でした。前衛役が回復役の不興を買うのは死亡と同じことです。
瀕死のホロブンが戦闘続行可能になりました。しかし命中しづらいのは変わらないので、パラメータ差も響きなかなか戦闘は進みません。そしてまた倒れそうになると回復されるのです。一度介入して開き直ったらしく、インペラを倒すまで帰ってくるなと言わんばかりです。戦闘が長引き、周囲の敵はみな倒してヒマになった仲間達もやってきて「はよ済ませろ」とプレッシャーをかけてきます。しょっぱい戦いにいたたまれなくなってきた頃、じゃあインペラゴン倒れたわと盛り上がらない勝利。無言の「帰れ」コールって心に刺さるなあ。インペラもホロブンも両方私ですよ。
台本にホロブン負けた展開しか書いてなかったんだよね。勝つつもり無かったし。でも何か言わないといけない雰囲気です。お前が主人公回なんだからいつもの無言じゃ済まさんぞ、という雰囲気がします。
倒れるインペラゴンを抱きとめたホロブン。
「おまえにばかり苦しい部分を押し付けて済まなかった」
誰だよおまえ。キャラ変わってんぞ。手から武器外したのはこれが最初で最後でした。
インペラゴンの遺体からドロップしたのはヴォーパル・ドワーブンウォーアクス+6が2丁。D&D公式ルール上で世界最強の近接戦闘武器。シナリオ特性ですごいぶっ壊れ性能が付いてるのだけど、それが使えるのは29レベルからで、今はまだ只の強い斧です。GMに打診して展開早めてもらったから使いこなせない待機期間が出来てしまいましたが、これが結果的に幸いしました。それまで普段使ってた斧と性能がだいぶ違うので、私が操作に慣れるまで時間が必要でした。
キャラクター交替計画は失敗しました。インペラゴンがホロブンを取り込んで起こる変化は考えていたけど、ホロブンは喰われる前提だったので何も考えていませんでした。だいたいこいつにとってインペラの有無など元から性格に影響無いでしょう。最後まで道具キャラ決定だよ。
28レベルの辺りでもう一度ホロブンにスポットが当たるシナリオがありました。こちらのGMは盗り夫さん。先述したホロブンと同調した破滅本体がやってくる話を用意してくれました。でかい機械生命群体みたいのがホロブンを取り込んで吸収してしまう話です。そこからホロブンを回収するのが目的でしたが、元のオリジナルホロブンはとっくに分解されてて、取り返せたのはホロブンと同じ姿と性能を再現した複製品でした。起源が自然から永劫に変わった以外ルール面の変更は無かったのですが、ここはプレイヤーである私のモチベーションに絶大な変化を起こしました。
これまでのキャラクターの運用方針は、公式ルールに則った範囲でのダメージ算出の追求でした。キャラクターシートの数値を書き写せば、誰でもすぐにホロブンの攻撃力は再現できます。実際のところホロブンの性能で重要なのは、攻撃命中とダメージ計算の部分だけです。防御は脆く、狙われると6割方当てられるし、技能判定は元値が低くて確実に失敗するため、やはりほぼ無意味なデータです。残りHPと攻撃ダイスだけ注意していれば、プレイヤーの知識も工夫も要りません。つまり単純な攻撃能力だけの汎用テンプレ化に収まるお手軽レンジャー。8年ホロブンを使った成果はダイスを足すだけの安直火力キャラクターでした。そして安易な設計のキャラクターは他所から来た収奪者に刈り取られて、計測データの中に消えました。
それでいいのです。
そういうシナリオフックを私が要求しました。最大筋力値・二刀流レンジャー・ヴォーパルウェポン、条件を満たせば誰でも再現出来る攻撃力を、異界の規格が取り込んで量産化するシナリオなのです。もうホロブンに限らず、誰もが同じ大攻撃力を初期装備。どこもかしこも破壊力ばかりでありふれていくのが私の考えた破滅の世界。ホロブンが基準のオーバーキルまみれ世界です。
しかし、そこをあえて踏み越えます。
規格限界値を越えたさらに大きな破壊力を目指します。公式ルールでは不可能な領域を望みます。
そこで一つ違法改造しました。GMに許可取って、エラッタで修正された古いルールを適用させてもらいました。
29レベルレンジャー特技「フォローアップ・ブロウ」
今は近接攻撃が1発命中すると1回近接基礎攻撃をフリーで撃てる、という取得レベルに釣り合わないしょぼいパワーです。しかし規制前の旧型レンジャーは1発の近接攻撃はヒットする「たび」に1発の近接基礎攻撃が撃てたのです。2発が4発、3発が6発、5発が10発。リミッターを外したレンジャーは1ラウンドに理論上20発を叩き込むラッシュが可能になります。
もちろん、そんな無茶な性能そのまま使えないとGM判断から、公式ルール化されたフリーアクション1回を超えて動くと、反動で自分にもダメージが入る条件が付きました。1回につき20点。それが先述した私のヴォーパルウォーアクス固有能力です。29レベルとシナリオ固有武器の両方を揃えて、代償も支払うことで攻撃回数倍増を可能としました。代償は180ポイントの自壊ダメージで、自分も残りHP10程で死にかけますが、それも必要経費です。もはや気にしません。
かつて、規格からこぼれた欠陥品だった者が、世界から新たに規格基準へと定められ、それでもなお自ら枠を逸脱して単機能先鋭化する理由は、ただ精度を追求したいからです。
いや、これは正確な理由じゃないな。根本はもっとシンプルです。
ルールにも、シナリオにも、プレイヤーにも省みられることなく、活躍を望まれることもなく、役割から捨てられた奴を動かすもの。
それは、長いキャンペーンを虚無に過ごした者の意地に他ならない。
この攻撃力はホロブンの意志が世界法則を捻じ曲げたものです。自分の両手で掴んだところにしか起こらない異常ルールです。個人由来の現象だから誰にも真似や再現はできません。ただの量産型では届かないカスタム機の固有パワーです。
ロールプレイや性格描写は薄いけど、これはこれで中々のロマンが詰まっていると自負しています。預言や運命などの他者からの誘導ではなく、神格や超文明による謎パワーを付加したのでもなく、単に旧型マシンが安全装置を外しただけの限界突破型強化。もしも魔法妨害されて他メンバーが上手く戦えなくなっても、私だけは「旧型だから」を理由に腕力で普通に戦える気がします。こないだパシフィック・リム観たからそう思います。
現存しない筈の古いフォローアップ・ブロウを維持するには、ホロブンが使い続けるしかありません。誰にも残せず伝えられず、いずれは無かったことにされる特異点です。
そんな虚ろで儚いパワーで何したいの?
何を耐え……
何を望み……
何を得て……
何を狙い……
何をするのか……
我、動かずして消えること無し。理想の標、果たさざるとも屈せず。
これ、後悔とともに消えること無し……
私がいる限りこの世界には20連発攻撃が存在する、考え得る限りの最高最大効率の近接攻撃だ。かつてはあった、今もここだけにある、根拠は私とホロブンの意地です。要は公式ルールにさえ抵抗するワガママですけど、理由も責任も全て自分にあります。この一つしか無い望みが通らない世界など自分にとって無意味です。
この頃、STG「斑鳩」のプレイ動画を見て感動してたので影響受けてます。
実のところ、単に1ラウンドで特大ダメージが出るだけの性能なので、GMは殴られる専用のタフな標的を1個用意すればシナリオ変更しなくても良かったりします。数値計算が1ラウンド分増えるのですが、主に計算するのは私です。「こんだけ出ました」と報告したらGMが「うむ」とその分の敵HPを引きます。
せっかくのTRPG卓なのにキャラクターのロールプレイ分はさらに減りました。インペラゴン戦以降にホロブン自身が話すことは無くなりました。本体が消失して、複製品と入れ替わってからは、会話能力すら曖昧で、古い仲間をかろうじて認識できる程度という設定にし、何か言うのは全部HOPE側に宛てがいました。
シナリオ都合で、起源:永劫・人造物という種族に変わった時に、記憶はどこまで複製されるかを考えました。過程を記録したログに感情は乗りません。おそらく生体複製脳にログなど無いので、その時点での最新人間関係図らしき情報だけは移り、武器を振るう役目にはたいした重要性も無いので、人間関係は更新もされず、それで何の問題も起こらない程にホロブンは世界と繋がりが薄かったのです。
でも人間兵器っぽさは増した気がするので、満足度が上がりました。