先にメタルマックス4を4周こなしていた私は、意欲がさらに上がっていました。今の集中力なら旧作もいけるんじゃね?と。シリーズ再起動となったはいいものの、何かと操作が面倒で、わずか五年前だというのにもはや古臭いと言われる3。ちょっとクセがあるようですが、4があまりにもシステムに自由が効きすぎていたので、少しくらい不便で制限ある程度が良いと腹を決めて始めました。
購入当時、自分の体調は最悪で途中放置したままのデータがあったはずなので、そこから続きを開始。
序盤イベントを終えて、本格的にメタルマックス恒例「自由度の高い」本編のさわり部分でデータは止まってました。この頃は毎日具合悪くて酷かったと思い出しながら、武装の確認。
戦車4台取っていて、主力らしき1両の主砲がドラゴンの首。
「ギドラ砲☆☆☆」攻撃力1065
このゲームの攻撃力は基本的に999が最高値で、1000以上はごく稀なレアアイテム、ゲーム世界内でも5つは無いはず。そこで思い出しました。当時の自分はかなり弱ってて、ゲームの情報を理解して攻略するのも困難な状態でした。だって漫画10ページ読む気力も出てこなかった程。
でも、いつか元気になったら自分はメタルマックスを遊ぶだろうと思ってました。続編を17年待ってたからこれを済ませなくては満足しないとわかってました。だから先の自分のために頑張って「ギドラ砲☆☆☆」を取って残しておいたのです。
取得方法は特定の宝箱からランダム出現。ただでさえ低いギドラ砲のドロップ率に加えて☆数の厳選。出現率1%以下のレアアイテムを出すのに、毎日ちまちまとリセットとトライエラーを繰り返してました。あの苦しい時期に良く頑張ったと思います。過去の自分の健気な努力に泣けてきます。
ありがとうよ、このギドラ砲はありがたく使わせてもらう。
ようやく「メタルマックス3」本編開始です。
五年前に発売されたゲームなので攻略情報はほぼ出揃っており、最初から情報を仕入れた最適解・最大効率を追求する方針でした。その進行時期・エリアごとの拾える強武装をかき集めて、どんどん進めていきます。しかしギドラ砲強いな。入手に根気は要るものの、実はギドラ砲は序盤で入手できるバランスブレイカー兵器の最たるもので、最強クラスの攻撃力、広い攻撃範囲、電気属性でマシン型敵に特効という、最後まで使える一線級能力。もはや適正レベルとか関係なくなってて、マップの右上から左下まで敵を蹴散らしながら到達するのに1時間かかりませんでした。ギドラ砲をスキル電光石火で連射すれば道中雑魚敵は2ラウンドで皆死にます。こういう強引なやり方が出来るのがメタルマックス、これがしたかったのさ。レベル不相応に強い戦車の乗って戦ってるうちに、搭乗キャラクターたちのレベルもどんどん上がり、気づけばレベル50に手が届きそうです。ちなみに一番レベルが高いのは犬。
レベルの違う3匹がそれぞれ参入イベントで配置されているので、後半マップまでショートカットして1番レベル高い犬を取りに行きました。主人公達がレベル20台で犬がレベル40。3から超強力犬専用防具のポチタンクが出てきたので、犬が硬いです。
3はメタルマックスとしては時系列が最も後らしく、文明崩壊後の荒み具合も一番です。具体的に言うと「クラン・コールドブラッド」(クラン冷血党)というモヒカンならず者集団が暴れまわっていて、救世主のいない世紀末状態です。拳法とか無い分、エンジン出力と火薬量で勝負が決まります。
「メタルマックス3」のパッケージ絵は埃っぽい荒廃した背景に、バイク乗った娘がドレスの裾翻らせて描かれていますが、これは主人公のバイクを盗んで逃げ去る場面です。一応メインヒロインでコーラという名前なのですが、このクソ女ぶっ殺してやろうかと思いました。盗んだ挙句に売り飛ばしやがったものだから、自分のバイクなのに15000GPも金出して買い戻す羽目になるのです。
全体的に常に面倒くささが付きまとうのがメタルマックス3。長い空白からの新作のせいか、製作側があれこれ造りを捻った様子が見て取れます。メインイベントにせよサブクエストにせよ、何かと操作に手間がかかるのです。たとえば戦車の武器の色。黒い戦車に武器を装備したら砲身がピンクだった、なんてことがざらにあります。砲身の色を塗り替えるには色毎に「スプレー缶」を使います。消費アイテムのうえ店には売っていません。地面を金属探知機で探してランダムで拾うか、自動販売機のアタリ景品しか入手方法がありません。一応他の色塗り方法もありますが、そちらは消費しないけれどランダム色なので好みの色になるまで何度もやり直しです。
そうした小さなイラつき要素がそこかしこにあるため、情報出揃ってから始めて良かったと安堵しました。この初見殺しだらけのゲームに一人で立ち向かうのは相当な苦行です。あと、先に4をクリアしていたというのも気持ちのバランス取りに有効でした。4が自由奔放好き放題に操作でき過ぎたため、反動で3の不便さも許容できる状態でした。
メタルマックス3というのはシリーズ中でも異色な作品で、キャラクターデザインが一新、ストーリー面も最も起伏に富んでいて、登場人物も従来以上に変人だらけです。特に主人公は「RPG史上最強のレベル1」という触れ込みで、事実最初からHPが1000以上あります。あと、死んでました。記憶も飛んじゃって名前もわかりません。一応最初に名前決めるのだけど、本名思い出す頃にはどうでもよくなります。
開幕直後のイベントで「名前は?」と聞かれて、わからないので横にあったドラムカンから「ドラムカン・スミス」と適当に答えて、それ以降ずっとドラムカン。話が進むうちに元の正体がだんだん見えてくるのですが、とんでもない悪人。いや悪人というより正気を失った狂戦士。名前が出てくる「強かったハンター」達はみんなコイツに殺されてる。なんでそんな凶暴だったのかというと、メチャクチャな人体実験と薬物洗脳を受けたせい。
一周終えて思ったのは、これは大きく長い物語の最終章だけブツ切りにしたエピソードだということ。時系列としてまとめれば百年くらいの抗争と復讐の話があって、その最後の数ヶ月で外野が全部ぶち壊す話。後で書くけどひどく寂しいラストシーン。バッドエンドかと思いました。
購入当時、自分の体調は最悪で途中放置したままのデータがあったはずなので、そこから続きを開始。
序盤イベントを終えて、本格的にメタルマックス恒例「自由度の高い」本編のさわり部分でデータは止まってました。この頃は毎日具合悪くて酷かったと思い出しながら、武装の確認。
戦車4台取っていて、主力らしき1両の主砲がドラゴンの首。
「ギドラ砲☆☆☆」攻撃力1065
このゲームの攻撃力は基本的に999が最高値で、1000以上はごく稀なレアアイテム、ゲーム世界内でも5つは無いはず。そこで思い出しました。当時の自分はかなり弱ってて、ゲームの情報を理解して攻略するのも困難な状態でした。だって漫画10ページ読む気力も出てこなかった程。
でも、いつか元気になったら自分はメタルマックスを遊ぶだろうと思ってました。続編を17年待ってたからこれを済ませなくては満足しないとわかってました。だから先の自分のために頑張って「ギドラ砲☆☆☆」を取って残しておいたのです。
取得方法は特定の宝箱からランダム出現。ただでさえ低いギドラ砲のドロップ率に加えて☆数の厳選。出現率1%以下のレアアイテムを出すのに、毎日ちまちまとリセットとトライエラーを繰り返してました。あの苦しい時期に良く頑張ったと思います。過去の自分の健気な努力に泣けてきます。
ありがとうよ、このギドラ砲はありがたく使わせてもらう。
ようやく「メタルマックス3」本編開始です。
五年前に発売されたゲームなので攻略情報はほぼ出揃っており、最初から情報を仕入れた最適解・最大効率を追求する方針でした。その進行時期・エリアごとの拾える強武装をかき集めて、どんどん進めていきます。しかしギドラ砲強いな。入手に根気は要るものの、実はギドラ砲は序盤で入手できるバランスブレイカー兵器の最たるもので、最強クラスの攻撃力、広い攻撃範囲、電気属性でマシン型敵に特効という、最後まで使える一線級能力。もはや適正レベルとか関係なくなってて、マップの右上から左下まで敵を蹴散らしながら到達するのに1時間かかりませんでした。ギドラ砲をスキル電光石火で連射すれば道中雑魚敵は2ラウンドで皆死にます。こういう強引なやり方が出来るのがメタルマックス、これがしたかったのさ。レベル不相応に強い戦車の乗って戦ってるうちに、搭乗キャラクターたちのレベルもどんどん上がり、気づけばレベル50に手が届きそうです。ちなみに一番レベルが高いのは犬。
レベルの違う3匹がそれぞれ参入イベントで配置されているので、後半マップまでショートカットして1番レベル高い犬を取りに行きました。主人公達がレベル20台で犬がレベル40。3から超強力犬専用防具のポチタンクが出てきたので、犬が硬いです。
3はメタルマックスとしては時系列が最も後らしく、文明崩壊後の荒み具合も一番です。具体的に言うと「クラン・コールドブラッド」(クラン冷血党)というモヒカンならず者集団が暴れまわっていて、救世主のいない世紀末状態です。拳法とか無い分、エンジン出力と火薬量で勝負が決まります。
「メタルマックス3」のパッケージ絵は埃っぽい荒廃した背景に、バイク乗った娘がドレスの裾翻らせて描かれていますが、これは主人公のバイクを盗んで逃げ去る場面です。一応メインヒロインでコーラという名前なのですが、このクソ女ぶっ殺してやろうかと思いました。盗んだ挙句に売り飛ばしやがったものだから、自分のバイクなのに15000GPも金出して買い戻す羽目になるのです。
全体的に常に面倒くささが付きまとうのがメタルマックス3。長い空白からの新作のせいか、製作側があれこれ造りを捻った様子が見て取れます。メインイベントにせよサブクエストにせよ、何かと操作に手間がかかるのです。たとえば戦車の武器の色。黒い戦車に武器を装備したら砲身がピンクだった、なんてことがざらにあります。砲身の色を塗り替えるには色毎に「スプレー缶」を使います。消費アイテムのうえ店には売っていません。地面を金属探知機で探してランダムで拾うか、自動販売機のアタリ景品しか入手方法がありません。一応他の色塗り方法もありますが、そちらは消費しないけれどランダム色なので好みの色になるまで何度もやり直しです。
そうした小さなイラつき要素がそこかしこにあるため、情報出揃ってから始めて良かったと安堵しました。この初見殺しだらけのゲームに一人で立ち向かうのは相当な苦行です。あと、先に4をクリアしていたというのも気持ちのバランス取りに有効でした。4が自由奔放好き放題に操作でき過ぎたため、反動で3の不便さも許容できる状態でした。
メタルマックス3というのはシリーズ中でも異色な作品で、キャラクターデザインが一新、ストーリー面も最も起伏に富んでいて、登場人物も従来以上に変人だらけです。特に主人公は「RPG史上最強のレベル1」という触れ込みで、事実最初からHPが1000以上あります。あと、死んでました。記憶も飛んじゃって名前もわかりません。一応最初に名前決めるのだけど、本名思い出す頃にはどうでもよくなります。
開幕直後のイベントで「名前は?」と聞かれて、わからないので横にあったドラムカンから「ドラムカン・スミス」と適当に答えて、それ以降ずっとドラムカン。話が進むうちに元の正体がだんだん見えてくるのですが、とんでもない悪人。いや悪人というより正気を失った狂戦士。名前が出てくる「強かったハンター」達はみんなコイツに殺されてる。なんでそんな凶暴だったのかというと、メチャクチャな人体実験と薬物洗脳を受けたせい。
一周終えて思ったのは、これは大きく長い物語の最終章だけブツ切りにしたエピソードだということ。時系列としてまとめれば百年くらいの抗争と復讐の話があって、その最後の数ヶ月で外野が全部ぶち壊す話。後で書くけどひどく寂しいラストシーン。バッドエンドかと思いました。