続・トコモカリス無法地帯

うんざりするほど長文です。

メタルマックス4攻略 その2 ズルとバグと行き詰まり編

2019-10-26 17:36:41 | メタルマックス4
メタルマックスは毎回インチキが出来るバグが恒例ですが、今回の最も有名なのは1対1の決闘に戦車を持ち込む技でしょう。序盤で潰したギャングの生き残りが果たし状を送ってきます。骸潜門という建物の屋上で、1対1の決闘をするのですが、この骸潜門に登って、戦闘が開始するまでに、ほんの僅かに移動可能範囲があります。そこでサーシャバイクに乗ればそのまま戦えます。サーシャバイクというのは、仲間のサーシャという女性型ロボが変形するバイクです。初期の性能では弱すぎて話にならない性能ですが、終盤の町で改造すれば強力なミサイルが付きます。その改造済みサーシャバイクを持ち込むのです。あとパメラ。パメラは返却イベントを済ませなければ、ずっと参戦します。頭数だとこれで3人分、他にも主人公の頭周辺をふわふわ飛んでるピンクのUFO「宇宙ドール」の機能を攻撃に設定しておけば、これも戦力です。だいたい3.5人分くらいの戦力で戦えます。実際はそこまで戦力揃えなくても、サーシャバイク持ち込んだ時点で負けはありえません。

同様の戦車持ち込みで有利になるのがエレキデル21のエリア。本来ここには徒歩で無いと来れないのですが、ドッグシステム(町移動)の仕組みを誤魔化して、戦車を持ち込めます。普通ならさほど利点はありませんが、私はDLCで「Drラフレシア」を入れてるのでここに戦車を持ち込むことで、直前セーブと戦闘効率向上ができるので大助かりです。ラフレシアさんからは毎回ドリルと注射とメスを必ずかっぱぐのでお世話になってます。メスが4連攻撃武器なのでナース使用時に役に立ちます。


逆にインチキが効かなくて困るのがDLC賞金首「オルガ・モード」。
3からゲスト出演のタコ怪人女。3本編だとバグで戦車持ち込んでフルボッコ出来たのに、今回はきっちり白兵戦。直前でセーブ可能とはいえアイテムドロップ率がしぶいうえに、ドロップ率上昇効果もかけにくく、有効な対抗手段の無い状態異常攻撃を多用し、どんなに強化したキャラクターで挑んでも運が絡む難敵です。正直、今作で一番嫌な敵だよコイツ。性能的に上位互換があるけれど「蒸着アーマー」1個は欲しいじゃない。
そんな難敵オルガ・モードですけど、パメラを連れて行くことで難易度が下がります。パメラが攻撃を引き付けてくれることで、こちらの回復の手間を攻撃につぎ込めます。全体電撃攻撃受けて、3人中2人が麻痺したことがありました。3人麻痺したら全滅扱いです。2人回復するのに2手要りますが、どうしても1ラウンド無防備になります。こいつ麻痺と魅了使ってくるが、どちらも完全には防げない。あとは博打。
その危険な2ラウンドを全部パメラが引き受けてくれました。タコ足連続攻撃全弾回避。おかげで反撃の態勢は整った、よくやったスーパー5歳児。


パメラによる最大の被害者は、おそらく賞金首「マイティマッスル」だと思います。

荒野の片隅にぽつんとある「ザ・リング」という建物に入ると、ロボットに挑戦しますか?と聞かれます。はいと答えると、ワールドチャンプの座をかけてマッスル様と1対1の勝負開始です。ですけどリングの上には自分とパメラが上がります。だから1対1だつってるのに。派手にリング入場したマッスル様ですが、自慢のマイティニーもマイティエルボーもダンベル凶器攻撃も、全て幼女に見切られて、為すすべなく敗れ去りましたとさ。だって攻撃対象2体で判断するから、50%はパメラに向かい空振りします。その間横でずっとマグナムガデス連射するだけの簡単なお仕事です。実はこの人悪事を働いてはいなくて、賞金も挑戦者呼ぶために自分で懸けてるそうな。

単体攻撃最強武器の一つ、マグナムガデスはDLC専用です。うちのDSにはムガデスも入ってます。ザ・リングのすぐそばに出現するので、事前にムガデス倒して取りました。つかムガデスはマグナムガデスの入れ物みたいなもので、マグナムガデスをドロップしないムガデスに存在意義はありません。



あと、グスタフ兄弟は毎回2回死んでます。


地平線の彼方から砲撃してくる巨大長距離砲が2台あって、コンビでグスタフ兄弟と呼ばれてます。戦闘モードが長距離砲撃戦と接近戦の2種類ありますが、通常の長距離戦を避けながら四塔門という場所まで進み、跳ね橋を降ろしてさらに進むと、その先にグスタフ兄弟本体が設置されています。ここで一旦戻り、長距離戦でグスタフ兄弟を倒します。ドロップアイテムを取って、賞金も貰って、再度橋を進んでいくと画面上には見えませんが、本体位置に判定が残っているので接近戦が始まります。ドロップ率が低いですが弱体化してるので倒すのは楽です。またアイテム取って、賞金も貰えます。ガトリングスタフ3本取るのはわりと簡単です。


対タマゴン。

初見殺しその2ですが、その1に当たる山岳地帯での挟み撃ちとは危険度が段違い。このナメクジみたいなモンスターは、こちらをスキャンして「能力コピー」しやがるのです。こちらの姿と能力に変身して反撃してくるので、レベル上げて鍛えたキャラクターほど危険、もちろん戦車にも変身します。しかし、こうした非常に厄介な特質のため、真っ先に攻略法が確立された賞金首でもあります。初期はわざと弱いメンバーと車両で挑む、後にこいつの弱点がガス属性攻撃なので、ガス武器満載して自分達はガス対策装備で固めて、弱点を突く方法があみ出されました。対ガス装備でなくても戦車乗ってれば中にガスは通らないのでガス攻撃オンリーなど怖くありません。旧作だと換気装置が必要だったのでしょうが、今回は車内のガス汚染事態がありません。コイツとはイベントの都合上5回戦うのですが、白兵戦はスーパー殺虫ガンを全員で噴射。戦車戦はあえてガス兵器だけを載せた戦車1両だけを持ち込み、コピーさせてガス連射。ガス系攻撃は一部の生物タイプの敵には特効ですが、世界の半分が装甲兵器なルールだと使いにくい武器です。機械は呼吸しないからな。その分、使いどころを選べば強力、ボイズンギドラや六頭毒蛇なんて、ここ以外では使い道がありません。べつにガス武器無くても雑魚武装戦車をコピーさせて袋叩きにしたり、全員死んだフリでコピー出来なくしたり、いくらでも遣り様があります。一応攻撃力がないとスキャンしてこないので。スキャンさせてやるよ「お前には天敵だが、我々には無効な武器」をな。たまにパメラをスキャンしてデカパメラになります。でもガスで普通に死にます。


対ノア。
DLC賞金首でも最強ランクの強敵。1作目のラスボスでメタルマックス世界の根幹設定・文明崩壊大破壊を起こした人類の宿敵です。自然環境保全の為のスーパーコンピュータが暴走して人類抹殺プログラムをばら撒いたのが原因で、その主犯たるコンピュータがこいつ。生まれが80年代なので今の視点で見ると設定に粗がありますが、現在の解釈では本体の戦闘能力よりも、ネットワークからの機能乗っ取り能力が脅威で、陸海空あらゆる兵器の管制を奪われたのが人類側の敗因らしいです。だから、はぐれハンターが廃ビル内で偶然本体と鉢合わせして、つい反射的に戦って倒してしまったのが1作目の話。もう操る自動兵器も無い状態で、懐に戦車で乗り込まれたので負けてしまったのです。
見た目は球体に一つ目の付いたメカ・ベアード様。「コノロリコンドモメ」とは言わないけど「アクマノサルメ、ホロビルガイイ」と攻撃してきます。漠然と脳内では20年以上CV柴田秀勝さんでした。だって「愚かな人類どもめ」という上から目線台詞を巨大コンピュータが言うわけで、昭和の子供だった私が連想したのはワイズマン。ボトムズの。
実際のノアの声は釘宮理恵さん、ツンデレの第一人者。人類にはツンだが自然にはデレてるのでしょう。演技力に不満は無いけど配役には不満です。
このノアとの戦闘はかなり厳しいものがあります。耐久力が高くて、攻撃回数が多いうえ、全体攻撃、電撃属性、と戦車の装甲を無視してC-ユニットを破壊してくる厄介なタイプ。攻撃力増強させる特性はC-ユニットで付けているので、破壊されたら途端にこちらの手数が激減します。迎撃性能が高いので、撃ち落されやすいバースト系大砲・連続ミサイル系S-Eは相性が悪く、有効策は、確実に当たる単発大口径大砲を乗り手スキルで連射、迎撃が間に合わないほどの大量ミサイルで押し切る、等の強引な戦法しかありません。

ただし、ドロップするアイテムは苦労に見合うだけの強力な装備が揃ってます。ちなみにドロップ率はしぶいです。普通に倒しても何も落とさないのもザラです。


ところで、この世界では999が攻撃力の境界線となります。基本的に店売り武器で攻撃力999以上の武器は有りません。改造したら1000越えたり、連続攻撃で実質1000以上という武器もありますが、基本的に999が市販武器のボーダーとなります。それ以上は埋蔵やボス敵倒して入手するレア武器しかありません。
比較的入手が楽なのが「機神鉄槌砲」☆無しでも攻撃力1500あります。☆3を改造すれば攻撃力2160。1周目でも機甲神話マルドゥク倒せば取れます。ドロップ率も高め。
前述の「強化宇宙砲」は攻撃力960の3連射。改造すれば攻撃力1198の3連射。
あとはサウルスポッドを拾うために大アリクイサウルスを狩りまくるなど。
このように1000以上の攻撃力を揃えるには、強敵を倒す必要があるのですが、もう既にここに矛盾が生じています。強い敵を倒すために必要な武器を得るために強い敵を倒す、理由と結果の無限ループ。
そうやってかき集めた武器を改造強化しても限界があります。結論を言えばこの世界で最強の武器は255回超改造した「機神逆鱗砲」☆7の攻撃力5025です。これ以上強い武器はありません。
しかしこの武器は入手条件が劣悪です。まずゲームをノーマル・ハード・スーパー・ゴッドの難易度で最低4回のクリア後に出現する「砲神マアルドゥクス」を倒してドロップを狙う必要があります。ドロップ率は55%ですが内訳に☆無し~星4までがあり、星4のドロップ率は5%に絞られます。この☆の数によるレアリティは性能差であり、☆3だと2割増しで強いです。1年前、初回攻略時には機神逆鱗砲に☆4が存在することを知らなくて☆3で満足してました。甘かったな。

矛盾が随分大きくなっています。最強の武器を得るために最強の敵を倒す必要があり、倒した後には活用の機会がありません。周回プレイで生かせますけど、5周目から参加では周回遅れ過ぎです。


なので、今回は1周目から取りにいきました。攻略2回目なので。
ゲームのカートリッジとは別に、DLCデータやクリアデータはDS本体に記録されてるので、以前の4周実績が残っています。やり直し1周目でも内部処理は5周目扱い。クリアすれば難易度解除されてゴッドモードまで出せます。出せますけど、敵の攻撃力は6倍、HPは16倍の強化がされており、いざ戦うとまるで太刀打ちできません。自分がレベル70くらい、砲神マアルドゥクスはレベル250あるので、画面上部に「危険」マークが赤く出ます。そもそもゴッドモード前の難易度スーパーでラスボスに勝てません。


メタルマックスには毎回バグがあります。だからバグ技投入しました。バグ技楽しむためにメタルマックス遊んでるのだから当然です。これがやりたいだけなんだよ。現在バグ修正した更新データが配布されてますが、遊べる可能性をことごとく潰す改悪データです。それまでに出来た様々な遊び方を制限するばかりのつまらない内容で、プレイヤーの有利さ、工夫を打ち消してしまうため、適用する意義が見えません。20年前からバグ技で、知れば知るほど深く楽しめるスルメゲーだったのだから、今更ゲームバランス調整気取らなくても良いのに。


「オーバーフローウェポン」
武器の攻撃力最高値はどんなに上げても5000とちょっとで頭打ちです。先ほど書きました。では下げるとどうなるかというと、0を下回った分が底を突き抜けて、天井からはみ出してきます。数値だと65500くらいになります。世界最強兵器の13倍くらい強いのが出来ます。ならば次はその攻撃力をどの武器に持たせるかという話になります。せっかく撃っても敵の迎撃システムでポコポコ落とされてちゃ意味無いでしょ。
・ビッグカラーテ
ゲーム中盤の街の武器屋で売ってます。12000GP。単体目標単発、攻撃力600。分類S-E。
敵の迎撃・ガード・吸引といった防御機構を全部突破する能力があるのですが、攻撃力自体はせいぜい中の上。堅実だが火力が足りてません。だからこいつに火力を与えました。敵のあらゆる防御システムをぶち抜いて粉砕する、右の正拳突き。
ゲーム上の外見はグレンダイザーの右腕です。動きはどうみてもロケットパンチなんだけど、攻撃分類は殴打らしく弾倉無限です。


こうして、相手が遥か沖合いだろうが、地平の果てだろうが、鉄壁の防衛システムだろうが、関係なく撲殺する5桁攻撃力兵器が出来ました。バランスブレイカー4つ目。
あまりにダメージがでかいので表記が狂います。緑で数字表示されるのは回復時なのですが、与ダメージが振り切れてるので、画面上では緑数字が並びます。ちゃんとダメージは通ってます。


「ハカイシン」
特性ブレイクショットを持つ唯一のC-ユニット。ブレイクショットというのは一旦攻撃を始めたら、残弾が尽きるか、武器が壊れるまで連射を続ける能力です。入手条件は図鑑コンプリートボーナス99%。つまり全敵キャラの99%を見る必要があります。ただし、初期状態ではこの全敵データリストにDLC賞金首モンスターは含まれておらず、それらを入れるとだいたい105.38%になります。手元のデータだとそのくらい。DLC全部入れてる私は5.38%分最初に加算されているわけです。なので丁寧に敵出現リストを埋めていくと、比較的早くハカイシンを入手できました。そしてこのハカイシンにもバグがあります。特性の条件「武器が壊れるまで」が機能していません。どんなに撃っても武器は壊れません。

前出のビッグカラーテは無限弾倉です。残弾は切れず、武器も壊れないならば、ブレイクショットは止まりません。一度攻撃が始まれば、相手の体力が16倍だろうが防御力4倍だろうが、死ぬまで殴るだけです。反撃の機会は与えません。ずっと俺のターン。

クリアするだけなら片方だけで十分ですが、レベル差があるので用心のために併用しました。無事ゴッドモードまで解禁して、砲神マアルドゥクスを撲殺して機神逆鱗砲☆4を攻略1周目データで入手できました。予定では7周かけて戦車軍団を編成する予定なので、残り6周分活用できると思いました。思ってました。そんな時期もありました。

機神逆鱗砲の説明コメントに「手に入れた者を発狂させる」とあります。なんで発狂するかというと重すぎるのです。重量150トン。まともに乗せて使えるエンジンが無いのです。こんな重いの載せたら他の装備が積めません。ウルフ戦車にその時点での最強エンジン2個積んでみましたが、他のなにもかも犠牲にして機神逆鱗砲専用というのは勿体無い。攻撃力3000越えは確かにすごいのだが、攻撃力1000越えのn回数攻撃武器が他にいくらでもあります。

ここで一つ壁にぶつかりました。戦車の見た目と性能の両立に加えて個性化の確立です。1周目でバグ・バグ無しでも両条件での最強武器を入手してしまったため、これ以降の入手アイテムは全て劣化アイテム・下位互換でしかありません。機神逆鱗砲を何本も並べても面白みはありません。ここに来て自分の戦闘スタイルがただ大火力を振り回すだけの、ひどく稚拙なものに思えてきました。今になって振り返れば、実際に稚拙だったのです。

確かに攻略1回目よりも効率よく、短時間で強いデータが作れましたが、それでも運用方に大きな変化はありません。とくに各種「特性」を理解しておらず、一強武装の連続攻撃一辺倒でした。
私がPS2版メタルサーガを遊んでから、3DSメタルマックス4までに、系列作品は3作あります。ここの空白期間にまだ学べる余地があると考えました。それが2月の初め頃。

これにて、第2回メタルマックス4攻略は一旦停止。

ゲームシステムを構成する、たくさんの武器の性能と、特性と、戦闘スキルの進歩具合を確認するために、旧作攻略に取り掛かりました。当初、長くて1ヵ月半程で終わらせるつもりのメタルマックス攻略が、6年がかりになるとは予測できてませんでした。
ここから先、底なし沼に嵌まり戦車改造を通して思考がガンガン揺さぶられることになりますが、当時の私はまだヒヨッコでメタルマックス4を舐めていたんだよ。


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