Insanity&Genius SATOSHIのBlog続編
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ほとんど昨日の続きです。

昨日本当は
「またラスベガスへ行きたいな」
と書いて終わるつもりでした。

でも、もう行けそうに
ありません。

というのも、90年代は
今よりもずっと海外旅行が
安かったのです。

燃油サーチャージなるものも
無かったし、円高ドル安になると
1ドルが100円以下に
なったことも何度もあった。

その頃から昨年ぐらいまで、
日本の物価はほとんど
変わりませんでした。

去年あたりからなんか
思い出したように、
値上げ値上げとよく聞く
ようになりましたが、
僕が3回ラスベガスへ行った
1999年、2013年、2016年の
間、日本の物価はほとんど
変化は無かったと思います。

初めて行った1999年、
グランドキャニオン観光込みで
確か13万円ぐらいだったと思う。

その頃は週2便ノースウエスト航空
の成田ーラスベガス直行便も
あった。

それまで、ハワイは2回行ったけど、
初のアメリカ本土だった。

巨大なホテルはどれも
25階建てぐらいでカジノに
コンサートホールもあり、
地下のレストランは大抵
どこでもビュッフェをやっていた。

地下の広大なレストランには
遠近法を使って描かないと
描けないくらい長いテーブルに
食べ物が大量に並んでいる。

時間無制限でどれだけでも
食べ放題。
皿に取ってきて食べる。

食べても食べても減らない。

コップのジュースも減らない。

よく見たら皿もコップもデカい。

部屋がとてつもなく広いので
気がつかなかったのだ。

で、そのとんでもない量の
ビュッフェが何と5ドル。

なんだけどホテルの部屋には
ビュッフェの1ドル値引き
クーポン券が置いてあって
宿泊者なら4ドル。
当時1ドル100円ぐらい
だったので、400円だ。

その時思った。

アメリカはなんて広いんだ。

アメリカはなんて食べ物が
安いんだ。

人間生きる為に必要不可欠な
食べ物が安いということが、
その国の力なんじゃないのか?

グランドキャニオンよりも
そっちに感心して帰ってきた。

それから14年後、
2013年
2度目のラスベガス。

妻に得意げに
今の話をした。

「とにかく食べ物が安いから」

ラスベガス到着

ホテルの窓の広告を見て
眼が点になった。

朝ビュッフェ
$49.99

え?

$4.99じゃなくて$49.99

10倍に跳ね上がっとる!!!

実はその前に、
ニューヨーク、シアトル、
フロリダとアメリカ本土に
3か所行ってラスベガスと
違ってそんなに食べ物が
安くはないなと、薄々
気がついていたのだが、
さすがに10倍はないだろう、
10倍は!!!

シルクドソレイユの”O”の
チケットは旅行会社に取ってもらった
ので手数料込だが1人3万円だった。

最近の日本国内のコンサートの
チケットは3万円ぐらいするのも
珍しくはなくなってきたが、
2013年の時点ではとんでもない
高額チケットだったので、
さすがにこれを捨ててMeatLoafを
観に行くわけには行かなかった。

冷静に考えてみれば、日本が
デフレスパイラルでモタモタ
している間に海外では物価は
どんどん上昇してのだ。

あれからさらに10年、原油価格
上昇による燃油サーチャージの上昇
にさらに円安で、旅の達人
沢木耕太郎さんですら、
もうハワイに気軽に行けなく
なったと言っているぐらい
なので、もうラスベガスなんて
遠すぎる彼方になってしまった。

いつのまに日本は世界から
取り残されてしまったのだろう。

復活する日は来るのだろうか?

もう1度ラスベガスに行く日は
来るのだろうか?

今日は音楽と全く関係ない
話でした。

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