保険料割引制度

任意保険では、等級、・年齢条件、・運転者の限定などで保険料が大きく左右されます。

・等級

　　　　保険料の割り引き制度のことで、１等級～２０等級まであります。

　　　　新規で自動車保険を契約する場合、通常は６等級から始まります。
　　　　（６等級は割引なしの基本保険料ですが、年齢条件によっては
　　　　割り増しの保険料になっています）

　　　　1年間無事故で過ごすと、毎年１等級づつ増えていきますが、事故で
　　　　保険を使うと１事故につき３等級ダウンしてしまいます。

　　　　２０等級での割り引きは率は６０％、１等級は６０％の割り増しになっています。

・年齢条件

　　　　▲年齢問わず（１８才以上補償）

　　　　　６等級は３０％の割り増し

　　　　▲２１才以上補償

　　　　　６等級は１０％の割り増し
　
　　　　△２６才以上補償

　　　　　６等級はフラット

　　　　△３０才以上補償

　　　　　６等級はフラット

　　　　△３５才以上補償（リスク細分化の保険のみ）
　　　　　
　　　　　６等級はフラット

・運転者限定

　　　　<１>家族限定

　　　　　　同居の親族に限定する場合に使う

　　　　<２>本人・夫婦限定

　　　　　　独身者など本人しか運転しない場合や夫婦だけしか運転しない場合に使う


本来任意保険は、運転者や年齢を限定しないで、だれでも運転できる内容に
しておくことが望ましいのですが、それでは保険料が高くなってしまいます。
そこでほとんどの人は、自分の実態に合うように、ある程度条件を限定して、
保険料が安くなるようにしています。

但し、限定は慎重に選ばなくては、いざと言う時に保険がきかなくなってしまいます。

＊お友達と長距離のドライブに行って、疲れた（具合が悪くなった）からと、
　運転を代わってもらう時に、運転者が限定されていたり、年齢条件が合わない時などは、
　その車にかかっている保険はつかえません。



最近は免許とりたての若者が、びっくりするような新車に乗っているのを
見かけることがあります。

「車のローンだけで精一杯、任意保険までは払えないよ」という話を
耳にした事があります。

実際、初めて保険に入る若い年齢層の保険料は高く設定されています。
それは、事故の確率も間違いなく高いから..なのです。

でも...だから、そんな人にこそ”任意保険”が必要なんですよ。

事故にあって車が全損にでもなったら....手放したり、乗れなくなってしまった
車のローンだけを何年も払うことになります。
まして、他人を傷つけてしまったりしたら、あなたやあなたの身内は、
一生働いても追いつかない借金を、背負うことになってしまうかも
しれません。

せめて、任意保険料は確保したうえで、買える車におさえておきましょうね！
（身分相応ってことですか....）