いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

犬がお散歩に求めているものって?

2017-11-18 | 叱りも罰もない犬との暮らし方

枯れ葉をまとった秋色ファッションのChoco.さん♬

琥珀くんと

おはようございます!

曇り空、午前中には雨が降り出しそうな横浜です。

長くお散歩トレーニングに参加しているとそこには初めましてさんもいますから

Choco.はどの犬に対してもフレンドリーでないので

まずは鼻を使って情報収集してもらいます。

その時には飼い主さんと犬のセットで発せられているにおいが

ひょっとしたらバリバリ緊張していることもあるでしょうが、

これが便利なところは、近くにいく必要がないところです。

集まっているときには広場に点々といて、しかも興奮していた犬でさえ

歩き出すと結構密集しているにもかかわらずいっしょに歩いている犬同士の

いざこざはないものなんですよね。吠え声もありませんし。

歩いている間、飼い主さんから「あーしろ、こーしろ」という

指示語もありません。

「あたし、一番!」って駆け足で行く子もいれば

Choco.のように、あっちこっちよりみちしながらの子もいて当然です。

危険な時だけ止めて「こっちに来て」って伝えるくらい。

 

で、散トレのようにワラワラ犬がいる状況の中で

犬たちはこんなところにいるのはいや!とそんなには思ってないですよね。

見ている限り、いろんな犬がいる空間を楽しんでいるようにも見えます。

Choco.だって知らない犬と対峙することは好まないけれど、

大勢いる犬の中の1頭だったらそうでもなかったりするものです。

よくあるトレーニングでは、わざわざ犬が緊張する場面を作って

その場で吠えてはいけない、吠えないでいられることを求めると思いますが、

散トレでは犬が自分で相手との距離を決められる自由があるので

当然吠えない状況を犬自ら作ることができるわけです。

だからちょっとした緊張があってもそれを小さいうちに消すことができて

犬は気持ちよいお散歩を続けられるってことになるわけで

そこには飼い主さんについて歩くだけの散歩にはない、

犬の五感を十分満足させられる時間があります。

始まりと終わりの犬たちの様子がガラッと違うのは当たり前のことです。

 

 

動物福祉で言われる5つの自由のなかの

5.正常な行動を表現する自由

犬にとってよい環境を準備してあげることができるのは飼い主さん。

犬たちが大好きなお散歩でそれが実現できたら一番だと思っています。

 *お外が怖い子は無理せず散歩の下ごしらえから十分にしてあげましょうね。