いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

シニア犬になったときにものをいう

2020-08-03 | 犬に学ぼう♪ 犬を学ぼう♪
…だから社会化は一生もん!というお話。

中型犬がシニアと認められるのが7,8歳。
それはChoco.がちょうどCDSの散トレに参加し始めたころ。
そのころのChoco.の悩みは、「すれ違う時に吠えてしまう」をなんとかしたい。
「相手がどう出るかわからないから、先手必勝で吠える」の体だったと思います。
一番大きな原因は、「社会化不足」仔犬の時に吠えたら叱られるの連続で、
しかも体罰を使って叱られてたのが怖いから吠える
・・・の典型的な犬らしい行動だったわけ。
私は、それではだめだとは思っていて、「ほめて、おやつで…」の
陽性強化(今はあまり流行ってない?)の教室に通っていたのに、
7年間どうにも解決できなかったのは、
犬の行動の科学を知らなかったし、トレーニングでも私に「ピカ~ン!」が
舞い降りてこなかったため。
今になってわかることは、「ほめて、おやつ」だけではだめだということ。
でも、「おやつなし」や「悪いことをしたら叱る」は、もっとだめということ。
悪いことって言っても、犬にとっては、悪いことでもなくて、
ヒトにとって都合が悪いこと…だから犬は悪くない。

7歳から学び始めた時に、もっと早く知っていればと思ったけれど
まぁ、早くはなかったけれど、Choco.も十分大人になっていて
しかも犬にとっては「NO!」はあって、わけわからんだったと思うけど、
体罰のような嫌なことがなかったから救われてたのもあったかも。
で、そこからは、根っこの部分は「名前をよんでおやつ」の古典的条件づけ重視の
CDSのトレーニング一本にして、私の学びの枝葉をつけるため
「応用行動分析学」や「動物福祉講座」を今も学び続けています。

そんなわけで、15歳の今はたまにしか他の犬に会わないけど
たまたま近くで出会ったら私はていねいにリードを扱うことを心がけ、
それができれば、Choco.も落ち着いて対処できる。
社会化を罰を使わず、継続してきた賜物です。

目が見えにくくなったり、耳が遠くなっても
リードでつながっている私がChoco.にとって
「絶対的安心感をもたらしてくれる人」であり続けるためにも
続ける社会化の学びなんです。

Choco.は、高齢になって高齢なりの不安はあると思いますが、
そばにホッとする人がいれば、少なからず安心だと思うし、
そういう間柄であることこそが、お互いにとって幸せなことと思います。



犬の社会化については・・・こちら
しつけ=慣らすこと
犬が人と暮らすためには、犬にとって未知なものばかりの中で
暮らしやすく導いてあげるには、そのおうちで、飼い主さん自身が
慣らしてあげるのがいいにきまっています。
社会化期と言われる幼犬の時にできそこなっていても、
それから先の長い犬生、社会化は、日々続けていってほしいです。

ゆるゆると一緒に暮らす楽しみのために・・・💛

私が学び続けているのは、


ホトトギス