いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

犬が、暮らしやすいということ

2021-03-24 | 叱りも罰もない犬との暮らし方
犬のしつけは、飼い主に都合よくではなくて、
それができることで、犬にとってのQOLの向上が望めることが大切だと思うのです。
オスワリ、マテ、コイは、犬を危険から守るために必要なキューであるべきですし、
オテはお手入れで手足を触る前段階にもなると思います。
だからごはんを前にしてお念仏のようにいうものでもないと思っています。

「お腹を空かせてトレーニングに来てね」もよく言われるけれど、
おやつやフード欲しさにできたとしても、
平常ではなく、有事のときですから、
なんでおやつがもらえたかってところまで
犬が理解できるものかなぁ?と思うんですよね。

それと同じように、
「言われたことができたときだけおやつがもらえる」のも。
「オスワリ」とキューを出された→「座った」
これが自発的行動か?っていうとそうでもないように思ったりする。
別にキューが出されなくても、オスワリしていたら
「オスワリ、いいこね。」があってもよいのでは?

ショードッグを飼っている人から
ショーでは難なくできることも、日常ではできないから
家庭犬のトレーニングをするんですと聞いたことがありました。
ショーでやることは、流れでできて褒められても
ふだんの生活で困ることが多いって犬にとって暮らしにくいですもんね。

反対に、日常の中でできなくても差しさわりないことも多いです。
高齢になったChoco.は、あまりオスワリしません。
オスワリして次立つことが辛いかもしれないからです。
マテも立ったままで待ってくれればそれで困ったことはありません。

Choco.は体が冷えるので、ウェアを着せることが多いですが、
自分から頭を通せるように、なるべく服の持ち方や位置に気をつける。
手を通すときには、Choco.の足を持つ必要があるけれど、
無理なく関節を曲げられるように気をつけるようにしています。

お手入れっていうのは、本来犬の一生のなかでは必要のないことですから、
犬が「イヤ!」って言わなくて済むようなやり方を心がけています。

風が強かった
散歩中のにおい嗅ぎは、Choco.のペースで。
元気に走るもよし!

いっしょに生活するために、犬にやってほしいこと、やってほしくないことありますよね。
犬が楽しんで、あるいは楽しいとまではいかなくてもまぁできるように、
叱らず、痛い思いをすることなく(←これ大事)
犬も人も楽しく!を考えていけるといいですよね。

ヤマザクラ