いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

クリニックに行ってきました。

2022-07-16 | Choco.さんとのこと
3軒めに転院した、いずみ犬と猫のクリニックには
Choco.は2015年5月から亡くなるまでお世話になりました。

こちらは自然療法の由香先生のご紹介でした。
一般的な医療と自然療法どちらも扱っていることは
私の犬猫の暮らし方と病気との向き合い方が一致していました。

2018年ころからおなかの調子が悪くて
薬を服用してきましたが、それを全てやめる決心ができたのは
下村先生としっかりとインフォームドコンセントができたからです。
その時には「死」も覚悟の上ではありました。
でも、実際は2020年7月にやめてから2年間ほとんど介護の必要がなく
最後は、素晴らしい旅立ちをし、見送ることができました。

先生は、自分は医者なので「治療をやめることが、ペットのQOL向上」と
わかっていても先生からそれを告知することはなかなか難しいと
おっしゃっていました。
また、飼い主さんもそれを「治療を放棄した」と受け取る方もいらっしゃるので
あくまでも選択肢のひとつとして提案するが、決定権は飼い主さんにあり、
治療を続けてほしいと言われれば、それに従わざるを得ないとも
おっしゃっていました。

Choco.は名前の付いた病気はなく(検査しなかったから)、
薬を使っても、結果がついてこなかったこと、
私自身も先生に薬の辞書を提示してもらって薬効や副作用について
理解できたこと、
由香先生という全く別の視点からのアドバイスを受けることができたことから
私自身が判断して、薬をやめたのですが、今でも決断してよかったと思っています。

素人がぶつけるトンチンカンな質問にもきちんと答えてくださったこと、
たぶん獣医師としての葛藤もあったはずだと思いますが、
先生も本音を伝えてくださったことには感謝しています。


亡くなる2日前まで散歩ができたのは、
雨が降ったら散歩なしはあったものの
毎日朝夕2回しっかりと散歩してきたこと
そして10年前からは散トレに参加して
CDSのメソッドに則って
叱らない、古典的条件づけとABAを学び
エンリッチメントを取り入れた楽しいお散歩だったこと。
それらが、肉体的(最後の方まで筋肉がしっかりついていて
足腰が丈夫だったこと)にもよかったところだったし、
Choco.の安心の壺や好奇心がいつも満たされていたことによると
思っています。

もちろん食事のこと、メンテナンス(オゾン療法や熱鍼)など
小さなサポートは欠かさなかったつもりですが、
ぐるぐる歩けたことで、動けなくて呼び鳴きしたりすることがなかった…
とも言えます。
そういうことって、本当に大切だと思いました。

振り返ってみると、医療的なこと、健康面のこと、精神面のこと
節目節目で決断を迫られることはいくつもありました。
その時には、いつも
「動物が精神的、肉体的に健康で、幸福であり、環境とも調和していること」
=動物福祉の理念=を、念頭に置いて考えるようにしていました。
Choco.にとって、その決断はどうか?…なんですよね。
でもそれには犬のことを知っていなくちゃならないから、
犬の学びは絶対に必要なんです。
13歳のバースディをレアレアさんで
なんと13段のパンケーキタワー💛
Choco.にだってお楽しみはあっていいでしょ?