いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

老犬ホーム見学会

2020-07-19 | 外部セミナー・研修会
今日は平塚にある老犬ホームオレンジライフ湘南で行われた
事業者と学生のための見学会に行ってきました。
こちらは、「人も愛犬も最後まで幸せな毎日を」というコンセプトで
専門的な介護サービスを提供されている施設です。

老犬ホームには、
所有権をホーム側に譲渡して一生犬を預かり介護(譲渡飼養)するものと、
こちらのように、保管という形態で長期でも1か月(延長は可能)、
短期やデイケアなど様々なサービスがあり、
いつでも飼い主さんが会いに来れる(施設選びの重要ポイント)
いつでも飼い主さんの元に帰れる、
飼い主さんがご苦労されるところを手助けする、
そういう施設とあるそうです。

施設の場所も、
郊外型と都市型とあり、どちらもメリットデメリットがありますが、
こちらは、都市型(駅から近いが、閑静な住宅街ではない)で
やはり、飼い主さんが気軽に立ち寄れるような立地になっているそうです。

ここでは、全く寝たきりの子、自分で歩ける子、徘徊や夜泣きする子、
孤独を愛する子、他の犬と隔離が必要な子などいろいろな子がいましたが、
それぞれスタッフが目が届きやすいスペースに分けて生活していました。
犬種は大型犬も小型犬も、和犬、洋犬いろいろでした。

老犬ホームに預ける理由としては、
飼い主さんの入院  30.8%
レスパイトケア(飼い主さんの休息,息抜き) 26.9%
重度の介護負担 23.1%
家族都合(家族の介護と犬の介護が重なった) 11.5%

利用する犬
柴犬 29%
日本犬(柴犬含む) 54%
利用開始 14.4歳
外飼いの子に多い。
年をとって外から家の中に入れて環境が変わることで
パニックを起こす。
トレーニングをしている犬は認知症になりにくいようです。

犬側の老犬ホームにくる理由
1.なし  38.5%
2.認知障害 26.9%
3.歩行困難 15.4%
4.脳障害の疑い(未検査で確定診断ではない) 2.7%

今日犬たちを見て、すべてを飼い主さんが担うことはとても大変だと
思いました。
その昔、親を老人ホームに入れることを「姥捨て山」呼ばわりされ
批判された時代もありましたが、
老犬ホームも無責任な飼い主と非難されることがまだまだ多いそうです。
でも、預ける理由のうちの「レスパイトケア」は絶対必要で、
それが、終生飼養の糧であり、結果愛犬を送った後に
ペットロスになったり、グリーフケアが必要な飼い主さんは
少ないとおっしゃっていました。

老犬介護の資格を持つペットシッターさんにお願いするのもいいでしょうし、
老犬ホームも選択肢のひとつとして考えるのもいいかもしれません。

それと飼い主と犬のために、犬の社会化は一生続けることですね。
平塚駅前の案内板
ベルマーレ平塚のマスコットキングベル1世


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